【白銀の黒帝：21】元皇族らしけど、自由に生きたい

1章：少年編

使い魔のアウル

私　アウルです。　私はデオ様の使い魔で雷鳥です。　といってもひよっこの雷鳥ですが、デオ様と契約した時に人化できるようになりました。　

現在、私はデオ様の命により、デオ様のご子息であるギースベルト様を時が来るまで鍛えるという役目をにない、デオ様がギース様のために用意したお部屋にいます。　この部屋、ギース様が退出すると時間停止の結界がはられます。　なので、私もしっかり次元ボックスに格納されちゃいます。

ジョアンナさんを助けるといって飛び出したご主人様ことギースベルト様は、返り血で血塗れでお戻りになったと思ったらそのままシャワー室へ。　あまり騒いでも仕方ないので、シャワー室の前でタオルを持ってまっています。　………… 3時間？

そっと空けて除いたら、寝てました。　しかも、シャワーは水です。
シャワーを止めて、服を脱がしてタオルでふいて、寝巻きに着替えさせて書庫兼寝室にお連れしてベットに寝かせています。
まもなく8歳です。　寝顔は子供で可愛いので、ベット脇に椅子を置いて眺めてます。

眺めていたら眠くなったので、ご主人様のベットに潜り込んで私もねます。
子供は体温があたたくて気持ちいいです。　ご主人様をムギュっと抱きしめて寝ました。