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1章:少年編
魔法の練習台
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俺は、言われた通りに、屋敷の裏にある訓練場にむかう。
今、俺は7歳だ。 さっき兵士がいったように、5歳で俺の身長は140cmになった。 というか、5歳までは成長が異常にはやく、母さん以外からはきみ悪がられた。 母さんと引き離されたのは、成長が止まる4歳のころだ。 今日は、久しぶりにあの時を夢に見たせいか、母さんの事を思い出す。
訓練場につくと、
フレディの従者がいる。
「フレディ様、動く的がきました」と大声でいうと、やや青みがかった金髪で、容姿はまぁ整っている少年が「的、おそいぞ。」と俺にむかっていう。
周りにいる同世代の少年少女達に「的がきたよ。 魔法ぶつけたら、母上が公爵様が開くパーティーに連れて行ってくれるって」って言ってる。
「フレディ、本当? オールディス公に会えるのか?」ってフレディと一緒にいる少年。
「王子様もいらっしゃるやつよね。」って取り巻きの少女。
「うん、そうだよ。 王子は婚約者候補を探してるって。 ちなみに、王女も来るって」というフレディの言葉で、ほとんどの少年少女がやる気をだして魔法をはなってくる。
俺は、可能な限り逃げ回る。
逃げ惑う俺。
「当れ!」「おしい」とか、彼らの従者達、周りの兵はヘラヘラ笑っている。
「フレディ様、私には出来ません。 人に魔法をぶつけるなんて。 しかも、お義兄ですよね」というのは、濃い水色の長い髪を1つに纏めていて気弱そうな少女。
そんな少女にフレディが少女の腰に手を回してる。
「ララは、優しいね。 母上から聞いたんだ。 あれは人の皮をかぶった化け物だってね。 それに、妾の連子なんだ。 僕たちとは血も繋がってない。 なぁ、クレア」
クレアは、1歳年下のフレディの妹(けっこう可愛い顔をしている)。
「そうですよ。 ララお姉さま。 こうするのよ。 <我は求む 貫け風の刃 <ウィンドカッター>>」って演唱すると、10以上のカマイタチが俺の足にむかってくる。
ちょうど水球を避けて泥につかったところだ。 俺は、足に魔法を受け足を引きずりだすと、それからは、初級だが様々な攻撃魔法が直撃する。
「当たった!」「俺も」「私も」「僕も」少年少女たち。
従者や兵が拍手して「さすがです」「初等学園前だというのに」など声が聞こえる。
「フレディ様、これ以上は死んでしまうわ。 やめましょ。」ってララって呼ばれた子だ。
「ララは、優しいね。 でも、あいつ化け物だから、このぐらいじゃ死なないよ」ってフレディ。
「みてて。 <我は求む 業火な槍 <ファイヤアロー>>」
「フレディ! 中級よ!」と叫ぶララ。
俺は、くたくたで動けない状態のまま、フレディのはなった火の槍が横っ腹をかすってそのまま勢いで反対側の壁に激突した。
畜生め、まじ痛いし、服はビリビリで横っ腹は火傷と少し貫通したらしく結構出血している。
兵が倒れた俺の所にきて、俺を軽く蹴る。
「おい、クズ、死んだか?」
俺は口も切れたみたいで血と泥の味がする。
「死んでねぇよ」というと、無言で兵が俺を強く蹴る。 痛いって。
「フレディ様、クズやっぱり生きてます。 どうしますか?」
「ああ、今日はもういい。 いつものところへ。 あと、クズ、ララが心配するから回復みせてやれ」ってフレディだ。
兵士が俺の事をまた蹴る。
「ほらほら、唯一使える初級回復魔法使え」と言われ、俺は「<我は 求む 癒しと水の光 <ヒール>>」と唱えると、身体中の傷が少し癒されるが、俺は息ができなくて苦しくなり意識が暗転する。
一方、気絶したギースを見ているフレディ含む少年少女たち。
「ははは、気絶したよ。 ララ、みて、あれ丈夫なんだよ。 しかも、自分で回復するから大丈夫だよ。」ってフレディ。
「うん。 回復できるなんて凄いけど、なんで苦しむの?」と心配そうにしているララ
「うふふ。 首輪のせいですわ。 ララお姉様。 化け物なんで、私達に危害を加えようとしたり、魔法をつかうと一時的に息ができなくなって気絶するようになってますの。 ね、お兄様」
「ああ、母上が、化け物が抵抗できないようにだってさ。 みんな、ランチは、せっかくだから浜辺いかないか?」といい、ララそして他少年少女達は従者達と訓練場をあとにするのだった。
今、俺は7歳だ。 さっき兵士がいったように、5歳で俺の身長は140cmになった。 というか、5歳までは成長が異常にはやく、母さん以外からはきみ悪がられた。 母さんと引き離されたのは、成長が止まる4歳のころだ。 今日は、久しぶりにあの時を夢に見たせいか、母さんの事を思い出す。
訓練場につくと、
フレディの従者がいる。
「フレディ様、動く的がきました」と大声でいうと、やや青みがかった金髪で、容姿はまぁ整っている少年が「的、おそいぞ。」と俺にむかっていう。
周りにいる同世代の少年少女達に「的がきたよ。 魔法ぶつけたら、母上が公爵様が開くパーティーに連れて行ってくれるって」って言ってる。
「フレディ、本当? オールディス公に会えるのか?」ってフレディと一緒にいる少年。
「王子様もいらっしゃるやつよね。」って取り巻きの少女。
「うん、そうだよ。 王子は婚約者候補を探してるって。 ちなみに、王女も来るって」というフレディの言葉で、ほとんどの少年少女がやる気をだして魔法をはなってくる。
俺は、可能な限り逃げ回る。
逃げ惑う俺。
「当れ!」「おしい」とか、彼らの従者達、周りの兵はヘラヘラ笑っている。
「フレディ様、私には出来ません。 人に魔法をぶつけるなんて。 しかも、お義兄ですよね」というのは、濃い水色の長い髪を1つに纏めていて気弱そうな少女。
そんな少女にフレディが少女の腰に手を回してる。
「ララは、優しいね。 母上から聞いたんだ。 あれは人の皮をかぶった化け物だってね。 それに、妾の連子なんだ。 僕たちとは血も繋がってない。 なぁ、クレア」
クレアは、1歳年下のフレディの妹(けっこう可愛い顔をしている)。
「そうですよ。 ララお姉さま。 こうするのよ。 <我は求む 貫け風の刃 <ウィンドカッター>>」って演唱すると、10以上のカマイタチが俺の足にむかってくる。
ちょうど水球を避けて泥につかったところだ。 俺は、足に魔法を受け足を引きずりだすと、それからは、初級だが様々な攻撃魔法が直撃する。
「当たった!」「俺も」「私も」「僕も」少年少女たち。
従者や兵が拍手して「さすがです」「初等学園前だというのに」など声が聞こえる。
「フレディ様、これ以上は死んでしまうわ。 やめましょ。」ってララって呼ばれた子だ。
「ララは、優しいね。 でも、あいつ化け物だから、このぐらいじゃ死なないよ」ってフレディ。
「みてて。 <我は求む 業火な槍 <ファイヤアロー>>」
「フレディ! 中級よ!」と叫ぶララ。
俺は、くたくたで動けない状態のまま、フレディのはなった火の槍が横っ腹をかすってそのまま勢いで反対側の壁に激突した。
畜生め、まじ痛いし、服はビリビリで横っ腹は火傷と少し貫通したらしく結構出血している。
兵が倒れた俺の所にきて、俺を軽く蹴る。
「おい、クズ、死んだか?」
俺は口も切れたみたいで血と泥の味がする。
「死んでねぇよ」というと、無言で兵が俺を強く蹴る。 痛いって。
「フレディ様、クズやっぱり生きてます。 どうしますか?」
「ああ、今日はもういい。 いつものところへ。 あと、クズ、ララが心配するから回復みせてやれ」ってフレディだ。
兵士が俺の事をまた蹴る。
「ほらほら、唯一使える初級回復魔法使え」と言われ、俺は「<我は 求む 癒しと水の光 <ヒール>>」と唱えると、身体中の傷が少し癒されるが、俺は息ができなくて苦しくなり意識が暗転する。
一方、気絶したギースを見ているフレディ含む少年少女たち。
「ははは、気絶したよ。 ララ、みて、あれ丈夫なんだよ。 しかも、自分で回復するから大丈夫だよ。」ってフレディ。
「うん。 回復できるなんて凄いけど、なんで苦しむの?」と心配そうにしているララ
「うふふ。 首輪のせいですわ。 ララお姉様。 化け物なんで、私達に危害を加えようとしたり、魔法をつかうと一時的に息ができなくなって気絶するようになってますの。 ね、お兄様」
「ああ、母上が、化け物が抵抗できないようにだってさ。 みんな、ランチは、せっかくだから浜辺いかないか?」といい、ララそして他少年少女達は従者達と訓練場をあとにするのだった。
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