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5章:冒険者編
いきなり皇太子に任命された俺
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次代の魔皇帝は俺って、いきなりオッサン、いや魔皇帝に任命された。
って、それ、皇太子ってことじゃねぇーかよ。
「はぁー、なにいってんだ、あのオッサン」って俺がいうと、団長達周りは爆笑している。
「お父様、どういう意味ですか?」と皇女も騒ぎ、他も「魔皇帝様、ご説明を」って言ってる。
説明してほしいのはこっちもだ。
「何、簡単なことじゃ。 わしも悩んだが、魔族じゃからな、結局この大陸で1番強い者にしただけじゃ。 ただデオドルは、まだまだ未熟じゃが、今日、団長との試合で証明しておるし、わしとの模擬戦で既に引き分けじゃ。 本人には言わず、3年前から政務をさせておる。 問題ないと、宰相も承諾済みじゃ。」と説明する魔皇帝。
「俺、そんな話しきいてぇねぇーし、いやこの大陸でって言うなら、てかこの会場でっていうなら、シリルさん達が1番強いじゃねぇかよ!」と叫ぶ俺。
「シリルさんはわかんねぇが、確かにミエルさんとオルクさんは俺らよりはるかに強いですね。」という団長。
ほら見ろ、この大陸でってか会場ではシリルさん達のほうが強い。
すると魔皇帝が周りを見て「嘆かわしい。 半分以上の者が相手の強さをみきれんとはな。 精進せよ」といい、「シリル殿、これでいかかね。」という。
シリルさんが「おい、こっちにふるなだぞ。 俺は、別にデオを次期魔皇帝にしろなんていってないんだぞ。 ただ、あいつ面白いからとだけしかいってないんだぞ。 あとは、お前らで勝手にしろだぞ」といい、「ミエル、オルク、帰るんだぞ」っていってる。
どこに帰るんだ?
オルクさんが「皆さん、困惑してるっす」といい、シリルさんがペンダントを外す。
「「魔王種」」ってざわめく周り。 まじ、混魔族だと思ったけど魔王種なのかよ。 あの強さに納得だよ俺。
ちょっとまて、魔王種ってことは。。
シリルさんが不貞腐れて「これが嫌なんだぞ」といってペンダントをする。
「こちらの方が、魔界の現魔王様です。 一応皆様にいっておきますが、魔族は本来質で判断します。 見た目関係ないんですよ。 なので、我々は正装なんてありませんよ。」というミエルさん
「デオ君、好きにするといいっすよ。 この方、本当に魔王城に住まないでふらふらしてますからね」というオルクさん
シリルさんが「俺は、堅苦しいのが嫌いなんだぞ。 デオ、さっきのフェイントの後、軸ずれてたぞ。 じゃぁ俺もういくぞ。」といって去っていく。
皆唖然としている。 そりゃそうだ、まじ、シリルさん、魔界の魔王だったのかよ。
するといつのまにか魔皇帝が俺の所にきて、「口伝通りの方じゃ」っていってる。
「えーと、オッサンも会ったことなかったのか?」
「ああー数回ほどな。 あの方、ああみえて軽く6000年は在任してるらしい。 なので、あの方が面白いってお主の事をいっていたから、気にかけておったんじゃ。 次代に決めたのはわしじゃ。 まぁ、ゆっくりでいいから考えてくれ」いう。 シリルさんの正体に驚きすぎて、「ああ」としか言えなかった俺。
って、それ、皇太子ってことじゃねぇーかよ。
「はぁー、なにいってんだ、あのオッサン」って俺がいうと、団長達周りは爆笑している。
「お父様、どういう意味ですか?」と皇女も騒ぎ、他も「魔皇帝様、ご説明を」って言ってる。
説明してほしいのはこっちもだ。
「何、簡単なことじゃ。 わしも悩んだが、魔族じゃからな、結局この大陸で1番強い者にしただけじゃ。 ただデオドルは、まだまだ未熟じゃが、今日、団長との試合で証明しておるし、わしとの模擬戦で既に引き分けじゃ。 本人には言わず、3年前から政務をさせておる。 問題ないと、宰相も承諾済みじゃ。」と説明する魔皇帝。
「俺、そんな話しきいてぇねぇーし、いやこの大陸でって言うなら、てかこの会場でっていうなら、シリルさん達が1番強いじゃねぇかよ!」と叫ぶ俺。
「シリルさんはわかんねぇが、確かにミエルさんとオルクさんは俺らよりはるかに強いですね。」という団長。
ほら見ろ、この大陸でってか会場ではシリルさん達のほうが強い。
すると魔皇帝が周りを見て「嘆かわしい。 半分以上の者が相手の強さをみきれんとはな。 精進せよ」といい、「シリル殿、これでいかかね。」という。
シリルさんが「おい、こっちにふるなだぞ。 俺は、別にデオを次期魔皇帝にしろなんていってないんだぞ。 ただ、あいつ面白いからとだけしかいってないんだぞ。 あとは、お前らで勝手にしろだぞ」といい、「ミエル、オルク、帰るんだぞ」っていってる。
どこに帰るんだ?
オルクさんが「皆さん、困惑してるっす」といい、シリルさんがペンダントを外す。
「「魔王種」」ってざわめく周り。 まじ、混魔族だと思ったけど魔王種なのかよ。 あの強さに納得だよ俺。
ちょっとまて、魔王種ってことは。。
シリルさんが不貞腐れて「これが嫌なんだぞ」といってペンダントをする。
「こちらの方が、魔界の現魔王様です。 一応皆様にいっておきますが、魔族は本来質で判断します。 見た目関係ないんですよ。 なので、我々は正装なんてありませんよ。」というミエルさん
「デオ君、好きにするといいっすよ。 この方、本当に魔王城に住まないでふらふらしてますからね」というオルクさん
シリルさんが「俺は、堅苦しいのが嫌いなんだぞ。 デオ、さっきのフェイントの後、軸ずれてたぞ。 じゃぁ俺もういくぞ。」といって去っていく。
皆唖然としている。 そりゃそうだ、まじ、シリルさん、魔界の魔王だったのかよ。
するといつのまにか魔皇帝が俺の所にきて、「口伝通りの方じゃ」っていってる。
「えーと、オッサンも会ったことなかったのか?」
「ああー数回ほどな。 あの方、ああみえて軽く6000年は在任してるらしい。 なので、あの方が面白いってお主の事をいっていたから、気にかけておったんじゃ。 次代に決めたのはわしじゃ。 まぁ、ゆっくりでいいから考えてくれ」いう。 シリルさんの正体に驚きすぎて、「ああ」としか言えなかった俺。
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