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5章:冒険者編
対抗戦
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婚約者候補達の対戦の前に、騎士団代表として2試合あり、うち1試合がデオドル対団長だった。
俺シリル、ミエル、オルクが対戦をみている。
「デオ、ちびっとはマシになったかだぞ」
「嫌々、20歳になってないガキが、この大陸の団長と互角っすよ」ってオルク。
「ああ、同年代の四天王候補達より魔術はいいな」ってミエル。
デオドルと団長の戦いは、対人戦の経験の差か、団長のフェイントにひかかったデオドルの負けだった。
「場数負けだぞ。 フェイントくらったあとの軸ずれたぞ」って俺の感想だぞ。
「さすがっすね。 よくきづきますよ、本を読みながら」と苦笑するオルク。
俺はちょこっとできる魔術師だぞ。 多重思考だから、本よみながらもちゃんと見るところは見てるぞって心の中でつぶやいておいた。
「次の試合はやるんですかね。」ってミエル。
「うん? なんでだぞ?」というと、オルクが「デオ君と団長の試合が、ハイレベルで、我々としてもお花畑畑の試合はね。」という。
なんだ、次はお花畑の試合だったのかだぞ。 あまり見ていてもつまらないから、帰るかなんて考えていたぞ。
◇◇◇
「本来は私の婚約者候補達の対抗戦ですが、私はもう既に心に決めた方がおりますので、今ここで発表します。 私のドミニク・バターティオです。」って皇女が言うと、ドミニクが皇女の手をとり挨拶する。 「私、ドミニク・バターティオは、彼女への愛を誓うと共に、魔大陸の発展と平和に尽力することを誓います。」という。
貴族達は拍手喝采である。
デオドルは、ヘェ~としかみてない。
俺シリル、なんか試合はしないで発表だけだぞ。
「愛なんて無形だぞ」って俺。
「我々にはわからんすね。」っているオルクに、ミエルも「同じっす」と言っている。
やっぱり、魔大陸の魔族と魔界の魔族は考え方に違いがあるんだぞ。
◇◇◇
魔皇帝が登場する。
皆、魔皇帝へ儀礼をする。
団長に無理矢理儀礼させられている俺デオドル。
「団長、あのオッサンって、魔皇帝だったんすか」と小声でいうと、団長が「あー。 お前がきづかねぇーんで、みんなで黙ってたんだ。」というと、他団員達もクスクス笑っている。 おいおい、早く誰か言ってくれたっていいじゃないかよ。
皆が、魔皇帝へ儀礼しているが普通にエールを飲んで胡座をかいているシリル、そしてその両隣りに同じくエールをのんでいるオルクとミエル。
周りが注意しようとするが、魔皇帝の合図で皆居直る。
「今、発表があった通り我が娘の婚約者が決定した。 父として、娘の今後の幸せを願うばかりじゃ。 尚、魔皇帝として次代の後継者だが、デオドルとする。」ってオッサンいや魔皇帝。 はぁ~、何を言ってるんだよ!
俺シリル、ミエル、オルクが対戦をみている。
「デオ、ちびっとはマシになったかだぞ」
「嫌々、20歳になってないガキが、この大陸の団長と互角っすよ」ってオルク。
「ああ、同年代の四天王候補達より魔術はいいな」ってミエル。
デオドルと団長の戦いは、対人戦の経験の差か、団長のフェイントにひかかったデオドルの負けだった。
「場数負けだぞ。 フェイントくらったあとの軸ずれたぞ」って俺の感想だぞ。
「さすがっすね。 よくきづきますよ、本を読みながら」と苦笑するオルク。
俺はちょこっとできる魔術師だぞ。 多重思考だから、本よみながらもちゃんと見るところは見てるぞって心の中でつぶやいておいた。
「次の試合はやるんですかね。」ってミエル。
「うん? なんでだぞ?」というと、オルクが「デオ君と団長の試合が、ハイレベルで、我々としてもお花畑畑の試合はね。」という。
なんだ、次はお花畑の試合だったのかだぞ。 あまり見ていてもつまらないから、帰るかなんて考えていたぞ。
◇◇◇
「本来は私の婚約者候補達の対抗戦ですが、私はもう既に心に決めた方がおりますので、今ここで発表します。 私のドミニク・バターティオです。」って皇女が言うと、ドミニクが皇女の手をとり挨拶する。 「私、ドミニク・バターティオは、彼女への愛を誓うと共に、魔大陸の発展と平和に尽力することを誓います。」という。
貴族達は拍手喝采である。
デオドルは、ヘェ~としかみてない。
俺シリル、なんか試合はしないで発表だけだぞ。
「愛なんて無形だぞ」って俺。
「我々にはわからんすね。」っているオルクに、ミエルも「同じっす」と言っている。
やっぱり、魔大陸の魔族と魔界の魔族は考え方に違いがあるんだぞ。
◇◇◇
魔皇帝が登場する。
皆、魔皇帝へ儀礼をする。
団長に無理矢理儀礼させられている俺デオドル。
「団長、あのオッサンって、魔皇帝だったんすか」と小声でいうと、団長が「あー。 お前がきづかねぇーんで、みんなで黙ってたんだ。」というと、他団員達もクスクス笑っている。 おいおい、早く誰か言ってくれたっていいじゃないかよ。
皆が、魔皇帝へ儀礼しているが普通にエールを飲んで胡座をかいているシリル、そしてその両隣りに同じくエールをのんでいるオルクとミエル。
周りが注意しようとするが、魔皇帝の合図で皆居直る。
「今、発表があった通り我が娘の婚約者が決定した。 父として、娘の今後の幸せを願うばかりじゃ。 尚、魔皇帝として次代の後継者だが、デオドルとする。」ってオッサンいや魔皇帝。 はぁ~、何を言ってるんだよ!
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