【白銀の黒帝:20】魔大陸の貴族

八木恵

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5章:冒険者編

対抗戦の交流会 後編

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俺も団長、ほか団員達もシリルさんとオルクさん、ミエルさんの関係が気になってた。
さっきから様付けで呼んでるし。

そしてら、オルクさんとミエルさんが爆笑し始めるし。
「いえ、お坊ちゃんならよかったっすよ。 もうね、森ばっかにいて滅多に帰ってこないんすよ。」っていうオルクさん。
「そうそう、いろんな森にいるもんで、どこにいるか我々しらないし。 なのに、たまにふらっと帰ってきてって感じで、いちおうこう見えて我々の上司なんですよ」と笑いながらいうミエルさん。

はぁ~、上司って、混魔族が純魔族の上司? 俺のなかではてなだらけだ。 だけど、強さって意味じゃ確かにシリルさんが上司っていう意味がわかる。

「まじか。 上司なのか!」って驚いてる団長。
「うん、そうだぞ」と胸をはっていうシリルさん。
みんなが、シリルさんの可愛いさに苦笑していた。


「ミエル、オルク、俺は」ってシリルさんに、オルクさんがシリルさんを掴んで「任務です」っていている。
任務ってなんだ?

そしたら、皇女と婚約者候補達がきてた。 気づいてたけど、まさかこっちに来るとは想定外だ。
「なにやら皆様、愉しまれておりますのでご挨拶を」って皇女。
「しかし、皆様、父が私服で構わないとしておりましたが、宮殿への訪問に本当に私服でなんてマナーがなってないわ。 ねぇ皆さん」って、皇女がいってるよ。
婚約者候補達が「「ええ、その通りです。」」といい、「彼らは我々と違って力が全てと思っている野蛮人ですから、マナーをいっても」とクスクス笑ってる。
「そうよね。 私の夫が皇帝になる時には、高位にたいする忠誠心、マナーを国民にもたせないとね」っていう皇女。 やだやだ、そんなマナーとかよ。


皇女がシリルさんのほうを向いて「坊や、可愛いわね。 これから、私のティーサロンでお茶会をするの。 ここは煙があって、服が台無しなのよね。 坊やは可愛いから特別に、どう?」といわれる。
「俺、いかないぞ。」と素っ気なくいうシリルさん。 え!断っちゃって平気かよ。
「あなた、私の誘いを断りなんて失礼よ」って皇女に、婚約者者達が「君、来なさい」という。
あっちゃー、やっぱりな。
 ミエルさんとオルクさんが前にでて、ミエルさんが少し皇女と候補者たちをを威圧してる。
「我々は、魔皇帝の直々の招待客です。 失礼なのはそちらです」
「ひっ。。 い、いきますわよ」といってその場を逃げるように立ち去った。

へぇ~、魔皇帝の直接の正体客なのか。 ますますシリルさん何者だよ。

「面倒だったぞ。 お花畑は嫌いだぞ」といってエールをのむシリルさん。 
「お肉もらってきますね」といって、取りに行くミエルさんだ。
「にしても、オルクさんにミエルさんやるな。 あいつら追っ払ってくれるし。 それにしても、魔族なんだからちからが全てだろ」って団長。
「まぁ、そうなんすけどね」と苦笑する俺。 
「その通りっすよね」と笑いうオルクさん。
「うん、そうだぞ。 俺ら正装なんてないぞ」ってシリルさんに、オルクさんが「ないっすね。 作ります?」といわれ、「絶対にいやだぞ」といってエールを飲むシリルさん。

シリルさんの正装姿みてみたい気がするが、絶対着ないだろうな。
交流会は、皇女の邪魔ははいったけど、久しぶりにシリルさんに会えて、なんだかんだ楽しんだ。
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