【不遇転生:1】俺と魔神 ~ハードモード人生だけど、せめて平均寿命まで生きたい~

八木恵

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9章:王都学園復学編

普通の学生って 前編

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復学して約1ヶ月、午前の授業のみでて午後は、魔境の森で魔物狩り、盗賊狩り、カジノ、週末は温泉いったり、海いったりだ。
たまに、羊君から連絡があって、悪魔鎮圧やら、やたらと書類の確認。
羊君に、「ノアール様が魔神になってから書類処理の遅延なくて助かります」って感謝された。 ルーシに聞いたら、全部羊君にやらせてたらしい。 おい、仕事しろよルーシって突っ込んでおいた。

夜、4人集まれば、カードするか麻雀するかで過ごす。 もちろん、タバコふかして酒のみつつだ。
「最近ふと思うんだけどよ、普通の学生って放課後とか何してんだ?」
「ノアールの兄貴、人外の集りに聞いても意味ないぜ。」
「だよな。 軍にいた時は、人間は訓練させといて俺らスタンビードとか、魔物討伐とか、馬車馬のように働いて、時間あれば酒場いったり、賭博いったり、娼婦街だったろ。 ようやくの休みに寝溜めして、ぐーたらしようと思えばたまった報告書対応だ。 こう、学生してんけど、なんか学生っぽくないなって思ってな。」
「兄貴、話しかけてられても興味ないとスルーっすしね。」
「そいういお前もだし、ルーシもだろ」
「「そう」っす」
「図書館は、行ったし、よし食堂ってとこ行って人間観察するか。」
「ノアール、急にどうした?」
「羊君に、この前、今、学生してるって言ったら興味津々に聞かれて俺らの生活いったらたぶん学生のする事ではないって、なんか悪魔につっこまれえたのが非常に腹立ったから」
「「「なーるほど」」」


◇◇◇
という事で、グリ用のお弁当を作って食堂へ来た。
「兄貴、なんかSとAクラスは、貴族専用の食堂らしいっす。 貴族、平民平等でも食文化が違うんで、分けてるみたいっす。」

一気に行く気なくなった。
「よし来たことには来た。 帰るか」っていって結局、寮に戻りもしもの時に作った弁当を外で食べてた。

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