【不遇転生:1】俺と魔神 ~ハードモード人生だけど、せめて平均寿命まで生きたい~

八木恵

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7章:新大陸探し

トリスタン王国へ

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リステ小国で数日滞在して、客船にのって俺達はトリスタン王国の王都に約1ヶ月かけてきた。冒険者のランクは、オゾネスでDになりそのまんま。

客船にもカジノあって、魔物討伐しなくても資金は増えていく。
客船狙いの海賊は、事前に察知してグリにのって何隻か沈めておいた。 積んであった荷物や財宝もいただいておく。

船着場から、四駆魔導車走らせて遭遇する魔物の群れは狩りつつ、途中で盗賊に襲われている貴族の馬車は、盗賊だけ殺してお礼と聞かずさっさと車で爆走。

ってことで、王都手前で車を降りてやってきましたトリスタン王国の王都。

ちょっと高級な宿をグリが選んだら、シニアスイートしか空いてないらしい。 3部屋別でバスタブ風呂付き朝食込みで1泊金貨10枚だと。 資産的に問題ないし、3泊分現金で支払った。

早速目的の店。
「ノアールの兄貴、ここで?」
「らあめんって書いてあるっす。」
「そうそれだ。 スープにメンがはいってるか?」
「入ってるぜ」って言われて、心の中でガッツポーズだ。

って事でさっそく店に入った。 他にもいるけど、テーブル席だ。 外はサングラスかけてるけど、中では外す。
「兄貴、メニューはらあめん、ギョウザ、瓶ビールがあるっす。」
「それ3人分だな。 瓶ビールは、とりあえず3本か?」
グリが注文。 まずギョウザと瓶ビールきたよ。 ギョウザは水餃子だけど、全然いい。 そういや、よく考えたら作れたな。 なんて食べながらビールおかわりしてます。

「ノアールの兄貴、美味いっすね」っていうグリに、ヴォルも「美味いっす」っていう。 
「リステ小国で聞いて、そっこう船のった理由の一つだよ。」

「お客様、らあめん 3人前です」って女の声。
配膳してくれた。 箸とフォークが置かれた。 レンゲはなく、スプーンだ。
箸でズルズル食べた。 やや魚介スープベースか? なんて考えながら黙々と食べる。 グリもヴォルもズルズル食べてる。
人間って美味いもの食べてると静かになるよね。

「お客様、箸を使うの上手ですね」っておかわりのビールもってきた女の店員だ。 
「地元のほうで、箸使って食べる文化があってな、それでだ」ってグリがいう。
「それで。 でもお客様がたトリスタン王国の方では?」
うん? 肌の色が西洋人系になったってこと?
「違うよ、俺たち一応冒険者で、自由きままな旅してるだけだ。」
「あ、そうなんですね。 失礼しました」って去っていった。
 
俺らは、追加でギョウザを注文して、また食べてビール飲んでる。
まさか、こんな所でラーメン食べれるとは思ってなかった。。 急いで、この国に来た理由の1つがここの店にくることだ。 この大陸にも迷い人とかいたのかもな、なんて考えていた。
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