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6章:王都学園編 第2章

2年生復学初日、午後の実技 後半

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近づいてくる5人。
白濁色で普通だったり、中には黄緑に黄色。 警戒してる感じだな。 だったら来なければいいのに。
こっちはわざわざ離れた場所にいるのにな。 面倒だ。


「さすがランクAだな。 俺はトニー・スミス。 一応男爵家の三男だ。 このクラスの代表だ。 ランクはCに上がったばっかりだ。 剣術で近接戦を得意とする。
 こっちが、ハンナ・バーベラ嬢。 彼女も男爵家の令嬢だけど商家の次女で同じくこのクラス代表だ。 一応魔銃と攻撃魔法に回復魔法がつかえる。 今の所、彼女が魔銃の実技においてはこのクラスでトップだ。 彼女以外に今の時点で中級クリアする人物がいるに驚いたよ。」って男の声だ。
「ええ、正直私も驚きましたよ。 中級クリアするのに去年からいれて3ヶ月かかったわ。 やはり2人とも得意武器は魔銃で?」って女の声。

「違うっすよ。 俺も兄貴も剣術で近接特化っす。」
したら、何人かの感情が疑心暗鬼というか、女は苛立った感じだ。

「ふ、ふざけないでよ! 嘘でしょ! 私があんなに苦労したのに。 見てなさい、負けないから!」って言ってさっていった。数名引き連れて。
「君達、からかうのはやめてくれ。 ハンナはあれで結構プライド高いから。 じゃぁまた」って言って男のほうも去っていった。

「見てろっていわれても俺みえないし、興味ないからどうでもいいな」
「うっす。 次は、兄貴が5番で、俺6番っす」

って言われて、順番が来て部屋にはいった。 5分でブザーがなった。 早くないか? ヴォルも同じくらいにでてきた。
「兄貴、最上級は、モード設定しないとダメみたいっすね。」
「へー、でもこれで3年まで免除なんだから、わざわざやんなくてよくねぇー」
「そうっすね。」
「絡まれるのも面倒だし、帰るか」ってさっさと訓練場をあとにした。

◇◇◇
初日で、授業免除となるノアールとヴォル、そしてさっさと訓練場をあとにしたのを見たトニー達。

「何よ、あの人達。 上級クルアってふざけてるわよ!」
「ハンナ、落ち着いて、あれがランクAの実力なんだよ。」となだめるトニー。

後日、剣術でノアール、ヴォルに手合わせを頼んだトニーは数秒で負けるのだった。
ヴォルが言った通りで、近接が得意は正しいが、あまりのレベル差に内心で悔しがるトニーであった。

もちろん、嫉妬という感情は、ちゃんとノアールは感知しているが、興味ないのでスルーなのであった。
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