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5章:サウス帝国編
調停式から戻ってきたガーネット家一行
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俺たちが聖獣の森から戻ってきて、少ししたらベルグ、マリー、そしてフィルが調停式から帰ってきた。
俺たちは、食堂で料理長の作った昼食を食べてる。
ちなみに、グリは皆と同じ料理で良いっていったら、料理長も別途餌を用意する手間が無くてよかったと言ってくれた。 変だと思わないのか? まぁ、誰も何も言わないからいいとしよう。
そんな食堂での会話。 俺は聞いてるだけだけどな。
「無事、調停も終わって良かった」というベルグだ。
「ええ、でも戦犯の罪人が女の子なのはちょっと驚いたわ。」というマリー。
「ノース国の山に大穴を開けるほどの魔法師だ。 性別は関係なく、インズ国では戦姫と呼ばれ、ノースウェストの砦を宣戦布告なしで侵略したんだ。 いたしかたがない。」
「まぁそうよね。 どうなるかしら、その子は?」
「ああ、今日の午後には捕虜としての引き渡しだ。 それまでに、サウス帝国の外務大臣立ち会いで、その子には魔法発動封じと犯罪奴隷の首輪がつけられて、そのままイースト王国経由でノース国へ連行だ。
あとはノース国の判断しだいだが、悪くて公開処刑、良くて娼婦だろうな。 そして、オズベルト含む捕虜は、釈放になる。 インズ国の国境で引き渡しだそうだ。 インズ国の副宰相と護衛およびサウス帝国の兵が午後には出立だ。」
「はぁー。まぁ、戦争なので仕方ないとしか言えないですわね。 そうそう、初めてユリアン王妃を見ましたが、哀しそうでしたが、とてもお優しい方のように見えましたわ。 それに、オスカー殿下も聡明で優しい方のようにも。」
「儂もよくわからんが、インズ国の国王は野心家だとも聞く。 まぁそのせいかもしれん。 実際、ウェスト国はインズ国を攻めていたしな。」
「これで争いが減ればいいですが。」
「わしも、そう願う。」
そんな、ベルグとマリーの会話だった。
戦犯は決まって、とりあえず一件落着なのかもな。 にしても、インズ国の国王は野心家なのか。 じゃなきゃ、取引なんてしねぇーか。
≪ククク、そうだ。 だが、インズは今後衰退していくだけだ。≫
(俺が感覚とりもどしたからか?)
≪ああ、そうだ。 徐々に衰退していくだろう。 ただ、俺もお前が全ての感覚を取り戻した時、何が起こるかはわからないがな≫
(俺は奪われたものを奪い返すだけだ。 それによって人間がどうなろうが、知ったこっちゃねぇーよ。 代償の上で成り立つ繁栄事態が気にいらねぇからな)
≪いいぞノアールよ。≫
って、そんな会話をサタンとしていた。
俺たちは、食堂で料理長の作った昼食を食べてる。
ちなみに、グリは皆と同じ料理で良いっていったら、料理長も別途餌を用意する手間が無くてよかったと言ってくれた。 変だと思わないのか? まぁ、誰も何も言わないからいいとしよう。
そんな食堂での会話。 俺は聞いてるだけだけどな。
「無事、調停も終わって良かった」というベルグだ。
「ええ、でも戦犯の罪人が女の子なのはちょっと驚いたわ。」というマリー。
「ノース国の山に大穴を開けるほどの魔法師だ。 性別は関係なく、インズ国では戦姫と呼ばれ、ノースウェストの砦を宣戦布告なしで侵略したんだ。 いたしかたがない。」
「まぁそうよね。 どうなるかしら、その子は?」
「ああ、今日の午後には捕虜としての引き渡しだ。 それまでに、サウス帝国の外務大臣立ち会いで、その子には魔法発動封じと犯罪奴隷の首輪がつけられて、そのままイースト王国経由でノース国へ連行だ。
あとはノース国の判断しだいだが、悪くて公開処刑、良くて娼婦だろうな。 そして、オズベルト含む捕虜は、釈放になる。 インズ国の国境で引き渡しだそうだ。 インズ国の副宰相と護衛およびサウス帝国の兵が午後には出立だ。」
「はぁー。まぁ、戦争なので仕方ないとしか言えないですわね。 そうそう、初めてユリアン王妃を見ましたが、哀しそうでしたが、とてもお優しい方のように見えましたわ。 それに、オスカー殿下も聡明で優しい方のようにも。」
「儂もよくわからんが、インズ国の国王は野心家だとも聞く。 まぁそのせいかもしれん。 実際、ウェスト国はインズ国を攻めていたしな。」
「これで争いが減ればいいですが。」
「わしも、そう願う。」
そんな、ベルグとマリーの会話だった。
戦犯は決まって、とりあえず一件落着なのかもな。 にしても、インズ国の国王は野心家なのか。 じゃなきゃ、取引なんてしねぇーか。
≪ククク、そうだ。 だが、インズは今後衰退していくだけだ。≫
(俺が感覚とりもどしたからか?)
≪ああ、そうだ。 徐々に衰退していくだろう。 ただ、俺もお前が全ての感覚を取り戻した時、何が起こるかはわからないがな≫
(俺は奪われたものを奪い返すだけだ。 それによって人間がどうなろうが、知ったこっちゃねぇーよ。 代償の上で成り立つ繁栄事態が気にいらねぇからな)
≪いいぞノアールよ。≫
って、そんな会話をサタンとしていた。
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