103 / 185
5章:サウス帝国編
調停が決まったみたいだけど、ちょっとお出かけ
しおりを挟む
俺達がサウス帝国にきて、1ヶ月が経つ頃ようやく戦後処理の話し合いの調整がまとまったらしい。
ベルグとマリーは、式に参加で俺達は夜の晩餐会だかに参加するみたいだがそれまで暇である。
グリについては、朝起きたら俺の部屋の中に入ってきて懐かれたとして、俺のペットとした。 マリーが”珍しい鷲ね”っていってた。 どうも毛並みがグレーというよりシルバーらしい。
グリと人語や元の言語で話すのも不自然だなって言ってたらサタンが念話魔法たるものを教えてくれた。
ようはテレパシーで会話するらしい。 早速使ってみたが、便利だ。
今夜まで特に俺とヴォルは特に用事なしって思っていたら、昼にはベルグとマリー、フィルが戻って来るっていう。
午前中の間、暇だなって思っていたら、グリが久しぶりに聖獣の森に行ってみたいと言い出した。
聖獣の森は、俺がグリと初めてあった場所で、サウス帝国から南下して山々を超えた所にある森だ。
という事で久しぶりに走って、途中からヴォルに乗せてもらって向かった。
「久しぶりのヴォル坊だぜ。 やっぱ速いな」ってグリ。 鷲の姿で俺の肩に乗ってるし。
「だな。 にしても、竜の存在を知らせるわけにいかないから、ヴォルに乗れるのって人間のいない所だけってのがな」って俺の愚痴だけど仕方なし。
ヴォル:「人間に使われるっすからね。 って、グリさん、あの湖っすか?」
って、さっそくサタンに教えてもらった念話で話すヴォルだ。 さすがに人化をといたヴォルが人語しゃべると大声になるしな。
「ああ、あれあれ。 ノアールの兄貴、聖獣の森の例の湖についたぜ」ってグリに言われた。
そうそう、たしかエメラルド色した湖だ。
俺はヴォルから飛び降りて、湖のほとりに着地した。
その後、空中で人化したヴォルも降りてきた。 ヴォルがガキの頃はよく着地に失敗してたが、ヴォルも成長したようで無事着地成功だ。
「ここは何千年たっても変わらねぇ―な」って、グリが俺からタバコを強請って吸いながら言っている。
「そうか? でもよ」って俺がいうと、「生息している魔物の生態系が変わったな」っていうグリだ。
ってことで、俺たちは湖から離れて、魔物狩りに出かけた。
聖獣の姿はなくて、巨大な魔物が生息しているだけだった。 大鷲、ジャイアントタイガー、ビックベア、ジャイアントウルフだ。 昔はもう少し聖獣がいたはずなんだがな。
ある程度狩りをして、満足した俺たちはまた湖に戻ってきた。
「グリ以外の聖獣の森にいた奴らってどうなったんだ?」
「さぁ、どこに行ったかしらないぜ。 なんせ、俺も数千年ぶりだしな。 もともと数少なかったしな」ってグリだ。
「時と共にって事だな。」
「ああ、でも、湖の泉の浄化作用は今も健在だ。 なんで、どっかにいるかもだな」ってグリ。
そういえば、ここは聖域で、この湖自体に浄化作用があるから、アンデットや悪霊が存在しない。
「グリさん、昔、ユルルングルが沼地いるって言ってなかったっすか?」ってヴォルだ。
そういやいたな。 よく覚えてたなヴォル。
「いたいた。 今もいるぜ。 でも、冬眠中みたいだぜ」
冬眠してんのかよ。 寝てるのを起こすのもよくないな。
「ノアールの兄貴、里帰りは満足したぜ」っていうグリだ。
「もう、昼に近いし、帰るか」って言って、帰りは俺の転移で戻った。
ちょっとしたグリの里帰りだったな。
ベルグとマリーは、式に参加で俺達は夜の晩餐会だかに参加するみたいだがそれまで暇である。
グリについては、朝起きたら俺の部屋の中に入ってきて懐かれたとして、俺のペットとした。 マリーが”珍しい鷲ね”っていってた。 どうも毛並みがグレーというよりシルバーらしい。
グリと人語や元の言語で話すのも不自然だなって言ってたらサタンが念話魔法たるものを教えてくれた。
ようはテレパシーで会話するらしい。 早速使ってみたが、便利だ。
今夜まで特に俺とヴォルは特に用事なしって思っていたら、昼にはベルグとマリー、フィルが戻って来るっていう。
午前中の間、暇だなって思っていたら、グリが久しぶりに聖獣の森に行ってみたいと言い出した。
聖獣の森は、俺がグリと初めてあった場所で、サウス帝国から南下して山々を超えた所にある森だ。
という事で久しぶりに走って、途中からヴォルに乗せてもらって向かった。
「久しぶりのヴォル坊だぜ。 やっぱ速いな」ってグリ。 鷲の姿で俺の肩に乗ってるし。
「だな。 にしても、竜の存在を知らせるわけにいかないから、ヴォルに乗れるのって人間のいない所だけってのがな」って俺の愚痴だけど仕方なし。
ヴォル:「人間に使われるっすからね。 って、グリさん、あの湖っすか?」
って、さっそくサタンに教えてもらった念話で話すヴォルだ。 さすがに人化をといたヴォルが人語しゃべると大声になるしな。
「ああ、あれあれ。 ノアールの兄貴、聖獣の森の例の湖についたぜ」ってグリに言われた。
そうそう、たしかエメラルド色した湖だ。
俺はヴォルから飛び降りて、湖のほとりに着地した。
その後、空中で人化したヴォルも降りてきた。 ヴォルがガキの頃はよく着地に失敗してたが、ヴォルも成長したようで無事着地成功だ。
「ここは何千年たっても変わらねぇ―な」って、グリが俺からタバコを強請って吸いながら言っている。
「そうか? でもよ」って俺がいうと、「生息している魔物の生態系が変わったな」っていうグリだ。
ってことで、俺たちは湖から離れて、魔物狩りに出かけた。
聖獣の姿はなくて、巨大な魔物が生息しているだけだった。 大鷲、ジャイアントタイガー、ビックベア、ジャイアントウルフだ。 昔はもう少し聖獣がいたはずなんだがな。
ある程度狩りをして、満足した俺たちはまた湖に戻ってきた。
「グリ以外の聖獣の森にいた奴らってどうなったんだ?」
「さぁ、どこに行ったかしらないぜ。 なんせ、俺も数千年ぶりだしな。 もともと数少なかったしな」ってグリだ。
「時と共にって事だな。」
「ああ、でも、湖の泉の浄化作用は今も健在だ。 なんで、どっかにいるかもだな」ってグリ。
そういえば、ここは聖域で、この湖自体に浄化作用があるから、アンデットや悪霊が存在しない。
「グリさん、昔、ユルルングルが沼地いるって言ってなかったっすか?」ってヴォルだ。
そういやいたな。 よく覚えてたなヴォル。
「いたいた。 今もいるぜ。 でも、冬眠中みたいだぜ」
冬眠してんのかよ。 寝てるのを起こすのもよくないな。
「ノアールの兄貴、里帰りは満足したぜ」っていうグリだ。
「もう、昼に近いし、帰るか」って言って、帰りは俺の転移で戻った。
ちょっとしたグリの里帰りだったな。
10
お気に入りに追加
286
あなたにおすすめの小説
転生したら脳筋魔法使い男爵の子供だった。見渡す限り荒野の領地でスローライフを目指します。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作。面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
辺境も辺境、水一滴手に入れるのも大変なマクネイア男爵家生まれた待望の男子には、誰にも言えない秘密があった。それは前世の記憶がある事だった。姉四人に続いてようやく生まれた嫡男フェルディナンドは、この世界の常識だった『魔法の才能は遺伝しない』を覆す存在だった。だが、五〇年戦争で大活躍したマクネイア男爵インマヌエルは、敵対していた旧教徒から怨敵扱いされ、味方だった新教徒達からも畏れられ、炎竜が砂漠にしてしまったと言う伝説がある地に押し込められたいた。そんな父親達を救うべく、前世の知識と魔法を駆使するのだった。
アイテムボックス無双 ~何でも収納! 奥義・首狩りアイテムボックス!~
明治サブ🍆スニーカー大賞【金賞】受賞作家
ファンタジー
※大・大・大どんでん返し回まで投稿済です!!
『第1回 次世代ファンタジーカップ ~最強「進化系ざまぁ」決定戦!』投稿作品。
無限収納機能を持つ『マジックバッグ』が巷にあふれる街で、収納魔法【アイテムボックス】しか使えない主人公・クリスは冒険者たちから無能扱いされ続け、ついに100パーティー目から追放されてしまう。
破れかぶれになって単騎で魔物討伐に向かい、あわや死にかけたところに謎の美しき旅の魔女が現れ、クリスに告げる。
「【アイテムボックス】は最強の魔法なんだよ。儂が使い方を教えてやろう」
【アイテムボックス】で魔物の首を、家屋を、オークの集落を丸ごと収納!? 【アイテムボックス】で道を作り、川を作り、街を作る!? ただの収納魔法と侮るなかれ。知覚できるものなら疫病だろうが敵の軍勢だろうが何だって除去する超能力! 主人公・クリスの成り上がりと「進化系ざまぁ」展開、そして最後に待ち受ける極上のどんでん返しを、とくとご覧あれ! 随所に散りばめられた大小さまざまな伏線を、あなたは見抜けるか!?
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
目つきが悪いと仲間に捨てられてから、魔眼で全てを射貫くまで。
桐山じゃろ
ファンタジー
高校二年生の横伏藤太はある日突然、あまり接点のないクラスメイトと一緒に元いた世界からファンタジーな世界へ召喚された。初めのうちは同じ災難にあった者同士仲良くしていたが、横伏だけが強くならない。召喚した連中から「勇者の再来」と言われている不東に「目つきが怖い上に弱すぎる」という理由で、森で魔物にやられた後、そのまま捨てられた。……こんなところで死んでたまるか! 奮起と同時に意味不明理解不能だったスキル[魔眼]が覚醒し無双モードへ突入。その後は別の国で召喚されていた同じ学校の女の子たちに囲まれて一緒に暮らすことに。一方、捨てた連中はなんだか勝手に酷い目に遭っているようです。※小説家になろう、カクヨムにも同じものを掲載しています。
夢幻の錬金術師 ~【異空間収納】【錬金術】【鑑定】【スキル剥奪&付与】を兼ね備えたチートスキル【錬金工房】で最強の錬金術師として成り上がる~
青山 有
ファンタジー
女神の助手として異世界に召喚された厨二病少年・神薙拓光。
彼が手にしたユニークスキルは【錬金工房】。
ただでさえ、魔法があり魔物がはびこる危険な世界。そこを生産職の助手と巡るのかと、女神も頭を抱えたのだが……。
彼の持つ【錬金工房】は、レアスキルである【異空間収納】【錬金術】【鑑定】の上位互換機能を合わせ持ってるだけでなく、スキルの【剥奪】【付与】まで行えるという、女神の想像を遥かに超えたチートスキルだった。
これは一人の少年が異世界で伝説の錬金術師として成り上がっていく物語。
※カクヨムにも投稿しています
【後日談完結】10日間の異世界旅行~帰れなくなった二人の異世界冒険譚~
ばいむ
ファンタジー
剣と魔法の世界であるライハンドリア・・・。魔獣と言われるモンスターがおり、剣と魔法でそれを倒す冒険者と言われる人達がいる世界。
高校の休み時間に突然その世界に行くことになってしまった。この世界での生活は10日間と言われ、混乱しながらも楽しむことにしたが、なぜか戻ることができなかった。
特殊な能力を授かるわけでもなく、生きるための力をつけるには自ら鍛錬しなければならなかった。魔獣を狩り、いろいろな遺跡を訪ね、いろいろな人と出会った。何度か死にそうになったこともあったが、多くの人に助けられながらも少しずつ成長していった。
冒険をともにするのは同じく異世界に転移してきた女性・ジェニファー。彼女と出会い、そして・・・。
初投稿というか、初作品というか、まともな初執筆品です。
今までこういうものをまともに書いたこともなかったのでいろいろと変なところがあるかもしれませんがご了承ください。
誤字脱字等あれば連絡をお願いします。
感想やレビューをいただけるととてもうれしいです。書くときの参考にさせていただきます。
おもしろかっただけでも励みになります。
2021/6/27 無事に完結しました。
2021/9/10 後日談の追加開始
2022/2/18 後日談完結
ペーパードライバーが車ごと異世界転移する話
ぐだな
ファンタジー
車を買ったその日に事故にあった島屋健斗(シマヤ)は、どういう訳か車ごと異世界へ転移してしまう。
異世界には剣と魔法があるけれど、信号機もガソリンも無い!危険な魔境のど真ん中に放り出された島屋は、とりあえずカーナビに頼るしかないのだった。
「目的地を設定しました。ルート案内に従って走行してください」
異世界仕様となった車(中古車)とペーパードライバーの運命はいかに…
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる