【不遇転生：1】俺と魔神 ～ハードモード人生だけど、せめて平均寿命まで生きたい～

4章：王都学園編

体力測定をする

教室から、転・移・で寮っていう平屋にいる俺とヴォル。
弁当食った後、コーヒーを飲みながら一服中。

「ヴォル、この学園って魔法発動禁止の結界はってあるよな？」
「兄貴、校舎とか講堂とかに」
「んじゃぁ、俺なんで転移できたんだ？」
≪それはだ、結界はった奴の技量よりノアールの技量が上だからだ。　ノアールは、魔法の深層を理解してるからだ。　魔神である俺が教えたんだ≫
「あー、なーるほど。」
「何、兄貴、勝手に理解してるんだ？」
「あー、サタンに魔法教えてもらったから俺の技量が上がったらしい。　つまりだ、俺はこの学園に張ってある結界は、俺には意味をなさなくてだ、俺は自由に魔法は使えるわけだ。　しかも、この小屋にはった結界を破れるやつはいない。　ということで、昼は寮でくおう」
「兄貴、人と群れるの本当嫌いっすよね。」
「ああ、嫌だ。　今世は、さらに嫌だな。」

って事で、俺は、この学園で魔法使い放題。　使うといっても転移ぐらいだろうけど。
そうすれば毎昼、温かいご飯が食べれるわけだ。　痛覚ないからわからん俺だが、雰囲気って大切だ。

◇◇◇
午後の体力測定の時間。

寮で、運動着に着替えて、校舎に転移して指定された訓練場まできた。
なんも設備のない更地だ。　一応障害物みたいのはある。　

「みんな集合」ってマーク

「体力測定だが、身体強化使えるものは使ってよくて、ここの外周を走って障害物を超えていく。　
　障害は、まず丸太を渡る、その後、木の壁があるから登る。　ロープがあるのでロープを使って登り、下りもロープを使って降りるのもあり。　高さ15Mあるからな。　使ったロープは元に必ず戻すこと。　
もし忘れたら俺が名前をよぶ。　そこで減点だ。　
　そのあと、70度の坂を登ってくだる。　最後は、等間隔で丸太がうまっているから左右全てをステップして、最後はこの位置まで走れば1週となる。　それを10周だ。　制限時間2時間。」

「えー無理」「無理だ。」という声。

うーん、無理なのか。外周で2KMぐらい。
身体強化を軽く使って時速100KM以上だし、うーん普通軽くにはしって時速40KMじゃないのか？

「最初だ。　途中くたばったらそれでいい。　皆の体力を見るだけだ。　　リストバンドつけてくれ。　走行した周がカウントされる。　完走すると音がするからな。」

って、マークがリストバンドを渡してる。
「ギブソン、走れるか？」って聞かれた。
「ああ、大丈夫だ。　他の感覚がするどいから物体の検知は可能だ。」っていっておいた。

「兄貴、どうするんすか？」
「うーん、軽く流す。」って答えておいた。

「みんな準備はいいみたいだな、はじめ」で走り始めた。
とりあえず流して走ってる。　今の時代の人間って遅いのか？　それとも歩いてるのか？

そんな事考えながら走ってたら、30分経過する前にブザーがなった。　完走したらしい。
その10分後、ヴォルがブザーがなったみたいだ。

「兄貴、ずるいっすよ」っていうヴォル。
「軽く流すっていって、丸太から塀までジャンプしてそのまま坂の上までジャンプって、障害物の意味ないじゃないっすか」って突っ込まれた。
「ついつい効率のいいルートをだな。。　って、癖なんだから仕方ねぇーだろ。　お前もそうすりゃよかったじゃねぇか」って逆ギレしておいた。
「身体強化なしじゃ、俺、あの高さジャンプするの無理っすよ。　壁けってあがったっすけど」っていう。　ならいいじゃねーか。　って他の人間はまだ終わらないみたいだ。

「ギブソン、お前って本当に目がみえないんだよな」ってマークだ。
「マーク先生、兄貴が言ったみたいに他感覚が鋭いんで、こなしてるし、兄貴って身体能力が異常に高いんすよ。」っていうヴォルだ。
「バハムート、お前も異常だぞ。　ってか、このコースを身体強化使って20周を走る場合、速い生徒で1時間半かかる。」っていうマークだ。
「いやいやそれはないだろ。　俺、身体強化使ってないし、みんな歩いてんだろ？」
「兄貴、みんな汗だくで必死に走ってますって。」
「まじか、汗かくのか」

「なんかお前らの会話聞いてると、何もいえないな。　お前ら今日は終わりだ。　帰っていいぞ」って言われて、俺たちは寮に戻った。

◇◇◇
一方、マーク。　身体強化なしで、あの速さって化け物か！　てかいくら成績操作してもありゃ意味ないわ。　って内心呟いていた。