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3章:ノース国編
いざ、旅館へ
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蕎麦屋のおっさんおすすめの温泉宿、旅館の枯山水亭へ行く事にした俺は、配達に行くダイトに案内してもらう事になった。
ギルドの巡回馬車に乗るかと思ったら、ダイトは毎日徒歩てか走って配達してるらしい。
元気だな。 身体強化つかってるみたいだが、俺は普通に走っている。
「にいちゃん、すごいな。 俺の速度についてこれるなんて。 この町の子供で俺1番早いのに」
「一応、これでも冒険者だからな」
「へー、目みえないのに、にーちゃん凄いな。 あれか、地質調査にきたのか?」
「いや、単なる温泉観光だ。」
「なんだ、今、結構冒険者の団体がきて調査に向かってるんだ。 なんか、湯量が減ったのは、魔物のせいじゃないかってね。」
「へー、そうなんだ。 温泉好きの魔物なんだな。」
「あはは、兄ちゃん面白い事いうね。」
なんて会話しながら、枯山水亭に到着。
「おかみさーん、今日の配達きたよ。 あとお客さんも」って元気な声でダイトが入口でいう。
「あらあらダイトちゃん、今日も元気ね。 隣りの方がお客様?」って女性の声だ。
「うん、にーちゃん旅してて温泉にはいりにきたんだ。」
うん、その通り。
「部屋は空いてる?」って聞いてみた。
「ええ、ただ1室のみで、部屋に露天風呂がついた当宿でもお値段が高くて、一泊朝食と夕食付きで40,000G 金貨4枚するんです。」って申し訳なさそうに言う女将さん。
「にーちゃん、ごめんな。 どこも今、冒険者で宿がいっぱいだったんだ。」ってダイトも申し訳なさそうな声だな。 が、まったく問題ない俺。
「いや、別に構わないし、その部屋でいい。 とりあえず、7日間よろしく。」
「はい、畏まりました。 お名前は?」
「俺もにーちゃんの名前聞いてなかったぁ~」って今さら聞くのかよダイト。
「ノアール・ギブソン」
「へぇー、ノアールにーちゃんだね。 あ、僕もう行かないと。 そうだ、おかみさん、ノアールにーちゃん、目みえないけど、普通にご飯綺麗にたべるからね。 じゃぁーね。 にーちゃんまたね」ってまた走って来た道戻っていった。
「ダイトちゃん、相変わらず元気ね。 ギブソン様、当旅館へようこそ。 当旅館は、土足厳禁ですのでお履物はここで脱いでください。」
レンジ、すげー本格的だな。
って、ブーツ脱いでおいた。 スリッパまで用意されてるからはいた。
「本当に、目が見えないとは思えませんね。」って突っ込まれた。 これも全てサタン仕込みの魔法のおかげだ。
ちょっとしたラウンジに案内されて、流石に緑茶はなく紅茶かコーヒーかでコーヒー選んだ。 おしぼりまで出てきたよ。
支払いは前払いってことで、ギルドカードに入金されているお金で支払った。 イーストエンド出る時に300万以上入金されてたから余裕。 それに、ノースでも素材売った金が入ってるはず。
結局、支払いは問題なかった。
その後、女将さんに部屋に案内されたら、和室っす。
寝室と寛ぐ部屋は別々だ。 食事は部屋食だ。 しかも、部屋に露天風呂付き♪
大浴場も最上階にあって、湯布着を着る必要があると。 流石に全裸文化ではなかった。
もし、大浴場に行く場合は女中に言えば案内してくれるとのこと。 男湯と女湯違うしね。
女将さんが、浴衣着させてくれると言ったが着方知っているけど、服の上から簡単に教えてもらうようにした。 さすがに着方しってるって言ったら怪しすぎだからだ。
「お似合いですね」って言われた。
ついでに、酒を何種類か用意してもらった。
ってことで、夕食まで時間があるので念願の露天風呂だ。
もちろん、お盆に酒乗せて。
「まじ、温泉最高ー」
「ほうこれが温泉か」
「おい、サタン、何でてきてんだ? てか、酒のんだな」
「いいではないか、我も楽しみたいのだ」
「へいへい、そうですか」
まぁそのあと風呂入りながらセックスしたけどな。
酒のんで、食って、風呂はいって、酒のんで、サタンとセックスしてのだらけた日々をすごしてた。
昼は蕎麦を食いに行く日もある。
≪ノアール、だらけすぎだ。 てか、お前そんなに呑んで酔わないのか?≫
酒を追加してたら、途中から一升瓶になってたな。 キセルもふかしてる。
(ああ、酔ったことないんだなこれが。 しかも今は自動回復で結局酔わなくねぇー)
≪なるほどな。 にしても、お主、ユカタ着ると様になるな≫
(そうか? そりゃ黒髪だし、地球の前世、人斬りまくったときは着物きてたしな。 まぁあれは袴だがな。)
≪作れないのか?≫
(流石に当時、裁縫は女性の仕事だったからな、当時は嫁が作ってたな)
≪17歳で死んだのに、嫁がいたのか?≫
(いたよ。 まぁ結局、俺を敵視した奴に殺されたがな。)
≪ノアール、もしかして人を避けるのは、失うのも嫌だからか?≫
(何を急に? 魔神が聞く質問か? 前世までならそうかもな。 今は、色が見えちまって、長くいられるのが苦痛だな。 てか面倒だし、自分の利になる事はしたくねぇー)
≪そうか、って誰か来たな≫
誰だよ、俺のだらけ休暇を邪魔する奴。
ギルドの巡回馬車に乗るかと思ったら、ダイトは毎日徒歩てか走って配達してるらしい。
元気だな。 身体強化つかってるみたいだが、俺は普通に走っている。
「にいちゃん、すごいな。 俺の速度についてこれるなんて。 この町の子供で俺1番早いのに」
「一応、これでも冒険者だからな」
「へー、目みえないのに、にーちゃん凄いな。 あれか、地質調査にきたのか?」
「いや、単なる温泉観光だ。」
「なんだ、今、結構冒険者の団体がきて調査に向かってるんだ。 なんか、湯量が減ったのは、魔物のせいじゃないかってね。」
「へー、そうなんだ。 温泉好きの魔物なんだな。」
「あはは、兄ちゃん面白い事いうね。」
なんて会話しながら、枯山水亭に到着。
「おかみさーん、今日の配達きたよ。 あとお客さんも」って元気な声でダイトが入口でいう。
「あらあらダイトちゃん、今日も元気ね。 隣りの方がお客様?」って女性の声だ。
「うん、にーちゃん旅してて温泉にはいりにきたんだ。」
うん、その通り。
「部屋は空いてる?」って聞いてみた。
「ええ、ただ1室のみで、部屋に露天風呂がついた当宿でもお値段が高くて、一泊朝食と夕食付きで40,000G 金貨4枚するんです。」って申し訳なさそうに言う女将さん。
「にーちゃん、ごめんな。 どこも今、冒険者で宿がいっぱいだったんだ。」ってダイトも申し訳なさそうな声だな。 が、まったく問題ない俺。
「いや、別に構わないし、その部屋でいい。 とりあえず、7日間よろしく。」
「はい、畏まりました。 お名前は?」
「俺もにーちゃんの名前聞いてなかったぁ~」って今さら聞くのかよダイト。
「ノアール・ギブソン」
「へぇー、ノアールにーちゃんだね。 あ、僕もう行かないと。 そうだ、おかみさん、ノアールにーちゃん、目みえないけど、普通にご飯綺麗にたべるからね。 じゃぁーね。 にーちゃんまたね」ってまた走って来た道戻っていった。
「ダイトちゃん、相変わらず元気ね。 ギブソン様、当旅館へようこそ。 当旅館は、土足厳禁ですのでお履物はここで脱いでください。」
レンジ、すげー本格的だな。
って、ブーツ脱いでおいた。 スリッパまで用意されてるからはいた。
「本当に、目が見えないとは思えませんね。」って突っ込まれた。 これも全てサタン仕込みの魔法のおかげだ。
ちょっとしたラウンジに案内されて、流石に緑茶はなく紅茶かコーヒーかでコーヒー選んだ。 おしぼりまで出てきたよ。
支払いは前払いってことで、ギルドカードに入金されているお金で支払った。 イーストエンド出る時に300万以上入金されてたから余裕。 それに、ノースでも素材売った金が入ってるはず。
結局、支払いは問題なかった。
その後、女将さんに部屋に案内されたら、和室っす。
寝室と寛ぐ部屋は別々だ。 食事は部屋食だ。 しかも、部屋に露天風呂付き♪
大浴場も最上階にあって、湯布着を着る必要があると。 流石に全裸文化ではなかった。
もし、大浴場に行く場合は女中に言えば案内してくれるとのこと。 男湯と女湯違うしね。
女将さんが、浴衣着させてくれると言ったが着方知っているけど、服の上から簡単に教えてもらうようにした。 さすがに着方しってるって言ったら怪しすぎだからだ。
「お似合いですね」って言われた。
ついでに、酒を何種類か用意してもらった。
ってことで、夕食まで時間があるので念願の露天風呂だ。
もちろん、お盆に酒乗せて。
「まじ、温泉最高ー」
「ほうこれが温泉か」
「おい、サタン、何でてきてんだ? てか、酒のんだな」
「いいではないか、我も楽しみたいのだ」
「へいへい、そうですか」
まぁそのあと風呂入りながらセックスしたけどな。
酒のんで、食って、風呂はいって、酒のんで、サタンとセックスしてのだらけた日々をすごしてた。
昼は蕎麦を食いに行く日もある。
≪ノアール、だらけすぎだ。 てか、お前そんなに呑んで酔わないのか?≫
酒を追加してたら、途中から一升瓶になってたな。 キセルもふかしてる。
(ああ、酔ったことないんだなこれが。 しかも今は自動回復で結局酔わなくねぇー)
≪なるほどな。 にしても、お主、ユカタ着ると様になるな≫
(そうか? そりゃ黒髪だし、地球の前世、人斬りまくったときは着物きてたしな。 まぁあれは袴だがな。)
≪作れないのか?≫
(流石に当時、裁縫は女性の仕事だったからな、当時は嫁が作ってたな)
≪17歳で死んだのに、嫁がいたのか?≫
(いたよ。 まぁ結局、俺を敵視した奴に殺されたがな。)
≪ノアール、もしかして人を避けるのは、失うのも嫌だからか?≫
(何を急に? 魔神が聞く質問か? 前世までならそうかもな。 今は、色が見えちまって、長くいられるのが苦痛だな。 てか面倒だし、自分の利になる事はしたくねぇー)
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