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3章:ノース国編
いざ、観光地へ
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ついに念願のノース国、観光スポット、温泉街に到着。
ここまでの道のりって、この1ヶ月間は濃い日々だった。
ノーミスで、スタンビード発生して6千ぐらいの魔物襲撃を討伐して、報酬横取りしようとした団体をいくつか潰した。 しかも、スタンビード自体隠蔽しようとした腐れギルドマスターも殺しておいた。
そしたら、貴族も出てきて、討伐した魔物よこせとか言ってきたからガンズに1/3卸してさくって逃げておいた。
ってことで、本当はノースサイドとか経由するつもりだったけど、人間と関わるのが嫌になって、街道沿いではない道を進んで、ノース国にきた目的の1つである観光地ノーススプリングに向かったわけだ。
しかも誕生日きたから15歳だ。 酒が飲めるー
≪それが目的で、15歳までまったんだろ≫ってサタンに突っ込まれた。
(はい、その通り。)
◇◇◇
ノース国の町はどこもかしこも塀で囲まれているらしい。 って、行ったのはノーミスとここだけだけど。
「ノーススプリングへようこそ。 身分証みせて。」って言われてギルドカード見せた。
「はい、問題ないよ。 冒険者ギルドによるなら、この道を進んだ先約500M行ったところにある右側の建物だよ。」って言われた。 面倒ごとは懲り懲りだ。
「ありがとう。 温泉の入れる宿は?」
「どの宿もはいれるんだけど、最近、湯量が減ってね。 まぁ桔梗亭、湯水亭がいいかな。 僕的には、湯水亭かな。 なんて言ったって露天風呂があるよ。 湯水亭は、離れていて、この道をずっと進んで左に山道があるからその先約1kmいったとこだ。 一応、巡回の乗合い馬車がギルド前からでてるよ。」
ほう、ちょっとした秘境か。
「ありがとう」っていって進んだ。
のんびりキセルふかしつつ観光。
ビールの飲める店どこだ。 流石にわからん。
客引きに声かけられるが、気に入らない色だ。
「なぁなぁにいちゃん、俺のとこで食事しないか?」って男の子の声。
お、まともな色だ。
「食べ物ってなにあるんだ? あと、アルコールは?」
「えーと、ソバっていうのと、温泉卵、酒、ビールだよ」
(まじ、ソバあんのかよー)
「行く」って即答した。
「本当!」って男の子に手を引かれて店に入った。 客がいない。
「オヤジ、お客さん」
「ダイト、嘘言うな。」っておっさんの声。
「嘘じゃないよ、にいちゃん、ここ座って」って席に案内された。
「本当に客だ。 あんちゃん、ここ蕎麦屋なのにいいのか?」って聞かれた。
「質問の意味がわからないが、ざるとかせいろとかの蕎麦だよな?」
「ああ、うちはその蕎麦屋だ。」って返事。
「なら、それが食いたいんだけど」
「そうか、ダイト、メニュー出してやれ!」っていって少年がメニューを持ってきた。
こまったな、見えない。
「悪いんだが、俺、視覚障害で目がみえないんだ。 なんで、せいろ以外の食い物はなにあるんだ?」って聞いた。
「あんちゃん、目が見えないわりに杖とかもってないんだな。 蕎麦以外だと、枝豆、卵焼き、温泉卵だよ」っておっさんが教えてくれた。
(まじかよー)
「じゃぁ、ビールに枝豆、卵焼き、でその後冷酒にせいろくれ」って頼んだ。
「あいよ」っていい返事するオヤジ。
少年がビールと枝豆もってきた。
(くぅー、まじ美味いね。 ビールは飲んだことなかったけど。 枝豆も塩加減と茹で加減が最高じゃねぇーかよ)
≪ノアール、興奮しすぎだぞ≫
ついつい、ビールおかわりして、次は卵焼き。 だし卵焼きだよ。 しかも箸だし。
(ありがとう、迷い人レンジって違うかもしれないが感謝してた)
「にいちゃん、目みえないのに上手にたべるな」ってダイトがいう。
「あー、目が見えない分、他の感覚がするどいんだ。 そのおかげだな」
「へー。 で、オヤジの料理うまいか?」
「まじ、美味すぎだよ。 枝豆の塩加減と茹で加減が最高だしな、卵焼きもだしきいてるし」
「そうだろ。 なのに客がこないんだよ」
「ダイト、せいろあがり」って呼ばれた。
まちにまった蕎麦だよ。 前前世、もう面倒だ地球にいた時と同じ風な盛り付け。 しかも、酒はコップ酒。 通だね。
酒一口のんで、お、辛口だ。 いいね。
麺つゆに蕎麦つけて、ズルズルって食べた。 まじ美味い。 8割だな。
あっというまに完食しちまった。
酒ちびちび飲んでた。
「あんちゃん、いいたべっぷりだな」っておっさんが前に座った。
「そうか。 こっちは美味くて感動したが。 で、なんで客すくないんだ?」
「あんちゃん、もしかして嗅覚もか?」
「ああ、臭いもわからないな」
「まぁ、基本、焼き鳥とかよ、あと最近じゃシチューやらカレーが人気でな。 あと、蕎麦の色が黒に近いってんで敬遠されがちだ。 うどんやパスタのほうが人気でな。」
「あー、なるほどな。 そういや町あるいて嫌悪感があったんだな、俺 黒髪だし。 すっかり、ここがノース国って忘れてたわ。」
「あんちゃん、イースト王国からきたのか。 よく蕎麦のこと知ってたな」って突っ込まれた。
「イースト王国の知り合いが、ノースに来たことあってなここの温泉のこと教えてくれて、そん時食べ物とかも教えてくれたんだよ。」
「それでか。 んじゃぁここには観光か?」
「ああ、温泉入りに。 風呂がすきでな。 酒も飲みたいから、15歳になるのを見越してここに到着した」
「あはは、そのわりにはいい飲みっぷりだな」って突っ込まれた。 コップ酒も3回おかわりしてるし。
「宿はとってあるのか?」
「まだだ。 検問の人に湯水亭がいいって言われたから、そこに行こうかと。 露天風呂あるらしいし。」
「確かにあそこは老舗だな。 だが、俺のお勧めは枯山水亭だ。 あそこは、迷い人のレンジ様が設計してな、リョカンだかとかいうらしい。 ユカタとかっていう寝巻きがあって、ベットじゃなくてフトンで寝るんだ。 折角、遠くからきたんだしな。」
(レンジ、すげー)
「場所どこにあるんだ?」
「この通りまっすぐいって、右へ進むと山道がある。 だいたい2KM先にあるよ。 ちょうど、ダイトが打ち立てのソバ配達に行くから一緒にいくといい。」
「まじか。 ありがたい。」ってお礼した。
支払いは、1500Gだった。 物価がわからないがきっと安いんだろう。
ここまでの道のりって、この1ヶ月間は濃い日々だった。
ノーミスで、スタンビード発生して6千ぐらいの魔物襲撃を討伐して、報酬横取りしようとした団体をいくつか潰した。 しかも、スタンビード自体隠蔽しようとした腐れギルドマスターも殺しておいた。
そしたら、貴族も出てきて、討伐した魔物よこせとか言ってきたからガンズに1/3卸してさくって逃げておいた。
ってことで、本当はノースサイドとか経由するつもりだったけど、人間と関わるのが嫌になって、街道沿いではない道を進んで、ノース国にきた目的の1つである観光地ノーススプリングに向かったわけだ。
しかも誕生日きたから15歳だ。 酒が飲めるー
≪それが目的で、15歳までまったんだろ≫ってサタンに突っ込まれた。
(はい、その通り。)
◇◇◇
ノース国の町はどこもかしこも塀で囲まれているらしい。 って、行ったのはノーミスとここだけだけど。
「ノーススプリングへようこそ。 身分証みせて。」って言われてギルドカード見せた。
「はい、問題ないよ。 冒険者ギルドによるなら、この道を進んだ先約500M行ったところにある右側の建物だよ。」って言われた。 面倒ごとは懲り懲りだ。
「ありがとう。 温泉の入れる宿は?」
「どの宿もはいれるんだけど、最近、湯量が減ってね。 まぁ桔梗亭、湯水亭がいいかな。 僕的には、湯水亭かな。 なんて言ったって露天風呂があるよ。 湯水亭は、離れていて、この道をずっと進んで左に山道があるからその先約1kmいったとこだ。 一応、巡回の乗合い馬車がギルド前からでてるよ。」
ほう、ちょっとした秘境か。
「ありがとう」っていって進んだ。
のんびりキセルふかしつつ観光。
ビールの飲める店どこだ。 流石にわからん。
客引きに声かけられるが、気に入らない色だ。
「なぁなぁにいちゃん、俺のとこで食事しないか?」って男の子の声。
お、まともな色だ。
「食べ物ってなにあるんだ? あと、アルコールは?」
「えーと、ソバっていうのと、温泉卵、酒、ビールだよ」
(まじ、ソバあんのかよー)
「行く」って即答した。
「本当!」って男の子に手を引かれて店に入った。 客がいない。
「オヤジ、お客さん」
「ダイト、嘘言うな。」っておっさんの声。
「嘘じゃないよ、にいちゃん、ここ座って」って席に案内された。
「本当に客だ。 あんちゃん、ここ蕎麦屋なのにいいのか?」って聞かれた。
「質問の意味がわからないが、ざるとかせいろとかの蕎麦だよな?」
「ああ、うちはその蕎麦屋だ。」って返事。
「なら、それが食いたいんだけど」
「そうか、ダイト、メニュー出してやれ!」っていって少年がメニューを持ってきた。
こまったな、見えない。
「悪いんだが、俺、視覚障害で目がみえないんだ。 なんで、せいろ以外の食い物はなにあるんだ?」って聞いた。
「あんちゃん、目が見えないわりに杖とかもってないんだな。 蕎麦以外だと、枝豆、卵焼き、温泉卵だよ」っておっさんが教えてくれた。
(まじかよー)
「じゃぁ、ビールに枝豆、卵焼き、でその後冷酒にせいろくれ」って頼んだ。
「あいよ」っていい返事するオヤジ。
少年がビールと枝豆もってきた。
(くぅー、まじ美味いね。 ビールは飲んだことなかったけど。 枝豆も塩加減と茹で加減が最高じゃねぇーかよ)
≪ノアール、興奮しすぎだぞ≫
ついつい、ビールおかわりして、次は卵焼き。 だし卵焼きだよ。 しかも箸だし。
(ありがとう、迷い人レンジって違うかもしれないが感謝してた)
「にいちゃん、目みえないのに上手にたべるな」ってダイトがいう。
「あー、目が見えない分、他の感覚がするどいんだ。 そのおかげだな」
「へー。 で、オヤジの料理うまいか?」
「まじ、美味すぎだよ。 枝豆の塩加減と茹で加減が最高だしな、卵焼きもだしきいてるし」
「そうだろ。 なのに客がこないんだよ」
「ダイト、せいろあがり」って呼ばれた。
まちにまった蕎麦だよ。 前前世、もう面倒だ地球にいた時と同じ風な盛り付け。 しかも、酒はコップ酒。 通だね。
酒一口のんで、お、辛口だ。 いいね。
麺つゆに蕎麦つけて、ズルズルって食べた。 まじ美味い。 8割だな。
あっというまに完食しちまった。
酒ちびちび飲んでた。
「あんちゃん、いいたべっぷりだな」っておっさんが前に座った。
「そうか。 こっちは美味くて感動したが。 で、なんで客すくないんだ?」
「あんちゃん、もしかして嗅覚もか?」
「ああ、臭いもわからないな」
「まぁ、基本、焼き鳥とかよ、あと最近じゃシチューやらカレーが人気でな。 あと、蕎麦の色が黒に近いってんで敬遠されがちだ。 うどんやパスタのほうが人気でな。」
「あー、なるほどな。 そういや町あるいて嫌悪感があったんだな、俺 黒髪だし。 すっかり、ここがノース国って忘れてたわ。」
「あんちゃん、イースト王国からきたのか。 よく蕎麦のこと知ってたな」って突っ込まれた。
「イースト王国の知り合いが、ノースに来たことあってなここの温泉のこと教えてくれて、そん時食べ物とかも教えてくれたんだよ。」
「それでか。 んじゃぁここには観光か?」
「ああ、温泉入りに。 風呂がすきでな。 酒も飲みたいから、15歳になるのを見越してここに到着した」
「あはは、そのわりにはいい飲みっぷりだな」って突っ込まれた。 コップ酒も3回おかわりしてるし。
「宿はとってあるのか?」
「まだだ。 検問の人に湯水亭がいいって言われたから、そこに行こうかと。 露天風呂あるらしいし。」
「確かにあそこは老舗だな。 だが、俺のお勧めは枯山水亭だ。 あそこは、迷い人のレンジ様が設計してな、リョカンだかとかいうらしい。 ユカタとかっていう寝巻きがあって、ベットじゃなくてフトンで寝るんだ。 折角、遠くからきたんだしな。」
(レンジ、すげー)
「場所どこにあるんだ?」
「この通りまっすぐいって、右へ進むと山道がある。 だいたい2KM先にあるよ。 ちょうど、ダイトが打ち立てのソバ配達に行くから一緒にいくといい。」
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