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3章:ノース国編

魔境の森より北へ

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俺は北上方向に走りつつ魔物、悪霊たおして2週間以上かな、魔鏡の境界を超えた。
そして、そこから俺としてはゆっくり山を登りつつ、索敵して移動。
(蛇、熊、とら系の魔物がおおいな。 ノース国が魔鏡探索しないわけだ。 ってついでに悪霊もおおいな)
≪俺の食事だ≫

所々に集落跡地みたいなとこを見つけては、生命反応を確認する。
今も跡地っぽい所にいる。
(外れだな)
≪もう本当にいないのかもな≫

それからさらに北にすすみつつ索敵。 古びた建物を発見したっぽい。
(古城の跡地か?)
≪みたいだ≫

跡地に向かって歩きだすと、魔弾が飛んでくる。 
なんだっていうんだって、思いつつもギリギリのところでかわした。
(はぁー、生命反応ないぞ)
≪無機物が攻撃とはな≫
(ってことは、ゴーレムかよ!)って心で叫びながら、まじ今の俺にとってはやりずらい。 
物体検知しつつ、魔石の場所探しだ。何体いんだよって叫びながら、魔石を破壊して動きを止めた。

(ゴーレムって魔石破壊する必要あるからよ、あまり身にならないんだよなぁ。 だいたい、土、鉄がおおいし、最後はアマンダ鉱石で、出来てたからこいつだけ回収だな。)って愚痴っている俺。

やっと建物についたが、廃城だなこりゃって思って、とりあえず、1階の適当な所で、肉、木の子とか焼いて食事の時間だ。 火加減は、サタンが教えてくれる。

≪して、なぜゴーレムがこんなとこにいたんだ?≫
(製作者の命令を遂行してるだけだ。 製作者が死んでもゴーレムは魔石さえ破壊されなければ動き続けるわけだ。 何か、じゃないけど何者かがいるんだろう、この地下に。)
≪行くのか?≫
(悩み中。 行ったら行ったで面倒になりそう。)
≪ほう、なんでだ?≫
(テンプレ的にだ、いたとして魔族の娘、または吸血鬼族の真相の娘とかだ。 んで、封印されて長い眠りにはいってたとしてだ、起こして俺の利益にならないだろ。)
≪ほう、なんでだ?≫
(パターン1、その場で攻撃したきたらいくら生き残りでも殺す。 
パターン2、懐かれたら面倒だ。 世話する義理もない。 俺には、ユウトみたいなハーレム願望もないし、戦力になるかって言われたら悪霊においては邪魔だ。)
≪ははは、なるほどな。 俺は別にノアールが他の女を抱いても気にしないがな≫
(そこだ。 俺が、嫌なんだよ。 サタンの女バージョン以外の極上の女はいないし、俺自身が面倒なのに、面倒ごとを抱えたくないだけだ。 それに詮索されるのも嫌だしな。 以上。)
っていって、寝た。

◇◇◇
Side:???
私は、ユナ。 人間の魔族狩りの時、生き残った魔族、鬼族、そして吸血鬼族で力を合わせて反撃した。 魔王様がなくなり、吸血鬼の真相だった私の父の後を継いで女王となった。 それなのに、最後に生き残った魔族の家臣たちに、吸血鬼である私であれば永い年月を生き残れるって言われて、この城の永眠の眠りについた。

そして今、私が目覚めたといことは、私と共にする男性が現れたのね。 早く迎えにきて。 もう独りは嫌なの。

___え、来ない。 なんでよー。 
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