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3章:ノース国編

旅立ち

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俺、ノアール14歳になりました。
王都から戻ったマリーとギクシャクしたのもあったし、ザックがマスターになったのもあり俺は、屋敷をでて魔境の森の小屋で生活していた。

魔鏡で出くわす悪霊も俺の奪ったものはもってないし、そろそろ限界かなってことで、俺はイーストエンドに別れを告げてってベルグとザックにはちょっくら旅に行くっていって旅立った。

向かう先はノース国だ。
≪ノアールよ、なんで魔鏡にいるんだ≫
(それは、魔鏡超えた先にある山越えてノース国にはいりたいからだ。 魔族、鬼族、吸血鬼族の生き残りがいるならそこだからだ)
≪そういうことか≫

ってことで、走りつつ魔物、悪霊を殺して移動。
魔鏡の中央に到着。 ここだけは、木々も植物も育ってない開けた土地だ。
今日は、ここで一泊だ。

≪ここが爆心地か?≫
(ああ、そうだ。)って肉焼きながらも、当時のことを思い出す。

そして翌朝、植物を5苗ほど植えた。
≪満月草か?≫
(サタンも、いろいろ覚えたな。 そう、満月草。 なんか、ここに植えてこそいいって思ってな。 希少種だし。 満月の夜のみ花がさく。 いいだろ。)
≪ああ、儚くてでも強い品種だ。 俺だってノアールが学んでいる時にまなんだ。 しかし相変わらず、植物までもっていたとはな≫
(なんか俺、収集癖があるからな。 魔石は売ってたけどな。)

そんな会話をしつつ、将来この地一面に満月草が育つ事を願って、俺はその地をあとにした。
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