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2章:少年期(イーストエンドでの生活)
ノアールの憂鬱
しおりを挟むザックと地図作りの日。
イースト王国とサウス帝国はできた。 俺の希望で今日からノース国にはいる。
「ノアール、ノース国は魔境の北に位置してるが、魔境との間に山脈が連なっていてその先にある。 イースト国からノース国にいくにも山越えが必要だ。 同じく、ウエスト国からも山超えが必要だ。」ってザックが話す。
「もしかして、ノース国の周りは山に囲まれているってことか?」
「そうだ。 ノース国自体、イースト王国より高地に位置してる。」
「高地平原、もしくは高地盆地か?」
「その通りだ。」
「へぇー、ってことは天然の要塞なんだな。」
「ああその通りで他国からの侵略を防ぐことができるんだ。」
「でも、ノース国は極寒の地とも言われていて、年の半分は雪に覆われているためなんども食料危機に瀕したわ。 それを救ったのが、迷い人のレンジ様で、彼が保存食、また寒さを凌ぐ暖房器具や、ハウス栽培を伝授したのよ。 もうこんな事、常識よ、常識。 以上がノース国よ。 さぁ、ノアール、買い物に私を連れて行きなさい」って説明したのはベルグの娘キャサリン。 また勝手に部屋にノックも無しで来る。
毎回、室内で勉強する日は邪魔をする。
「あのな、何度もいうが何で俺がお前を買い物に連れてかなきゃいけないんだ。 それに勉強の邪魔だ。」ってイラッと言っておく。
「何をいってるの。私が教えてあげたじゃない。 そのお礼にプレゼントをするのが紳士なのよ。こんな可愛い淑女にプレゼントできるなんて光栄な事よ!」って言っている。
本当うざい。 なんでベルを鳴らす。
「キャサリン様、またノアール君の勉強の邪魔をして。 なんども、旦那様と奥様に注意されているのに。 いい加減にしてください。」ってマーカスが来る。
「邪魔してないわよ! 教えてるのよ。 その対価で買い物へ連れていけって言っただけよ!」というキャサリン。
「何が対価ですか。 もう本当、いろいろ履き違えて。 リズ」
「あなたも、キャサリン様がノアール君の部屋に入らないようにあれ程みはれといってるのになぜいつもこうなんですか?」
「お嬢様がお茶を飲みたいとおっしゃるので準備してました。」
「あなた馬鹿ですか? ノアール君の勉強中は、キャサリン様が何いおうと目をはなさないように。」
「は、はい!」ってリズはキャサリンを羽交い締めして出て行く。
「ザック殿に、ノアール君、本当に申し訳ありません。 近日中にドアの施錠が出来るようにしますのでそれまでご勘弁を」って言ってマーカスはさっていった。
「ノアールも大変だな。 面倒な奴に目をつけられて」って言われた。
「ザック、奴じゃなくて奴らだよ。 兄妹そろって俺を従者にするとか、剣術教えるから教師代はらえとかな。 まぁあからさまに俺じゃなくて、ザイとエイラの財産を搾取したいだけだ。 そんなに金が欲しいなら、ギルドの任務でもすればいいのに、この家が貧乏だと勘違いされるから出来ないとか言ってんの。」
「あはは、イーストエンドじゃマスターは有名だし、ガーネット家が貧乏だなんて誰も思ってねぇーよな。 あれじゃねぇー貴族は、平民の税金で生活するみたいな考えがあるから自分から働きたくねぇーだけだ。
夜中とか、この部屋にこないのか? あの様子じゃ、襲われたとか狂言しそうだが」
ザックも察しがいいようだ。
「ああ、来たよ。 ベル鳴らしまくった。 んで、今は夜は小屋で寝てる。 ベルグも了承ずみだしな」
「なるほどな。 お前がいないんじゃ奴ら何も出来んわけだ。 ノアールは多才だよな。 転移はできるし次元ボックス持ちだしな。」
「次元ボックスって珍しいってザイに言われてから気をつけてるけどな」
「ああ、いろいろ狙われるな。 んで、ノース国はあの嬢ちゃんがいった通りではあるが、 実はちょっとした観光地でもある。」
「それって、まさか温泉か!!」
「よくわかったな! その通りだ。 温泉が湧いているんだ。 さっき言った迷い人が掘り出した。 地熱も利用して農作物、またホップだか栽培してビールっていうアルコールもあんだ。 ノアールはまだ未成年だが成人して行く事があるといくといい。 他にもサケっていうアルコールもあったな。 」
(まじかよ、そのレンジって迷い人すごいな。 今世でサケ飲めるんだ。 まじ味覚取り戻したい。)
≪ノアール、興奮しすぎだ。≫
「その迷い人の知識すごいな。」
「ああ、元の世界で、寒い地方での農地開拓やらを専門にしてたらしく、趣味でアルコール作りもしていたたそうだ。 ここに来た時の実年齢が65歳で、若返って15歳。 第二の人生だっていってノース国へ自分から赴いたらしい。 しかも、ここに来る時に、ちょうど苗とか種とか買い込んでた時でそれらも一緒にきたらしい。」
「凄い元気な爺さんだな」
「ははは、そうだな。説明は終わりで、山作って行こう」って俺は粘土こねこねして作りだした。
◇◇◇
そしてある日の夕方、ザックと薬草採取から屋敷に戻る。
「ノアール、俺と決闘しろ。 お前が負けたら俺の従者になれ!」とネイス。
「お前が負けたら?」
「俺が負けるわけない」って木刀で斬りかかる。
あーめんどう、って攻撃いなして腹部に軽い膝蹴り。
「くはぁ」って倒れた。
「俺が勝ったんだから、もう2度近くな!」っていっておく。
ネイスの従者が来て介抱してるもよう。
何度も決闘は無効だといいい、来るがいなしてる。
そして、ようやく俺の部屋には施錠がついた。 奴らは今はもう大人しい。 奴らについていた、従者と侍女は変更になり、学園の課題をやってないことが判明した。 ってことで、マリー、マーカス、ジョンに厳しく再教育されてそのまま学園にもどったらしい。
こうして、俺の憂鬱な2ヶ月が過ぎた。
イースト王国とサウス帝国はできた。 俺の希望で今日からノース国にはいる。
「ノアール、ノース国は魔境の北に位置してるが、魔境との間に山脈が連なっていてその先にある。 イースト国からノース国にいくにも山越えが必要だ。 同じく、ウエスト国からも山超えが必要だ。」ってザックが話す。
「もしかして、ノース国の周りは山に囲まれているってことか?」
「そうだ。 ノース国自体、イースト王国より高地に位置してる。」
「高地平原、もしくは高地盆地か?」
「その通りだ。」
「へぇー、ってことは天然の要塞なんだな。」
「ああその通りで他国からの侵略を防ぐことができるんだ。」
「でも、ノース国は極寒の地とも言われていて、年の半分は雪に覆われているためなんども食料危機に瀕したわ。 それを救ったのが、迷い人のレンジ様で、彼が保存食、また寒さを凌ぐ暖房器具や、ハウス栽培を伝授したのよ。 もうこんな事、常識よ、常識。 以上がノース国よ。 さぁ、ノアール、買い物に私を連れて行きなさい」って説明したのはベルグの娘キャサリン。 また勝手に部屋にノックも無しで来る。
毎回、室内で勉強する日は邪魔をする。
「あのな、何度もいうが何で俺がお前を買い物に連れてかなきゃいけないんだ。 それに勉強の邪魔だ。」ってイラッと言っておく。
「何をいってるの。私が教えてあげたじゃない。 そのお礼にプレゼントをするのが紳士なのよ。こんな可愛い淑女にプレゼントできるなんて光栄な事よ!」って言っている。
本当うざい。 なんでベルを鳴らす。
「キャサリン様、またノアール君の勉強の邪魔をして。 なんども、旦那様と奥様に注意されているのに。 いい加減にしてください。」ってマーカスが来る。
「邪魔してないわよ! 教えてるのよ。 その対価で買い物へ連れていけって言っただけよ!」というキャサリン。
「何が対価ですか。 もう本当、いろいろ履き違えて。 リズ」
「あなたも、キャサリン様がノアール君の部屋に入らないようにあれ程みはれといってるのになぜいつもこうなんですか?」
「お嬢様がお茶を飲みたいとおっしゃるので準備してました。」
「あなた馬鹿ですか? ノアール君の勉強中は、キャサリン様が何いおうと目をはなさないように。」
「は、はい!」ってリズはキャサリンを羽交い締めして出て行く。
「ザック殿に、ノアール君、本当に申し訳ありません。 近日中にドアの施錠が出来るようにしますのでそれまでご勘弁を」って言ってマーカスはさっていった。
「ノアールも大変だな。 面倒な奴に目をつけられて」って言われた。
「ザック、奴じゃなくて奴らだよ。 兄妹そろって俺を従者にするとか、剣術教えるから教師代はらえとかな。 まぁあからさまに俺じゃなくて、ザイとエイラの財産を搾取したいだけだ。 そんなに金が欲しいなら、ギルドの任務でもすればいいのに、この家が貧乏だと勘違いされるから出来ないとか言ってんの。」
「あはは、イーストエンドじゃマスターは有名だし、ガーネット家が貧乏だなんて誰も思ってねぇーよな。 あれじゃねぇー貴族は、平民の税金で生活するみたいな考えがあるから自分から働きたくねぇーだけだ。
夜中とか、この部屋にこないのか? あの様子じゃ、襲われたとか狂言しそうだが」
ザックも察しがいいようだ。
「ああ、来たよ。 ベル鳴らしまくった。 んで、今は夜は小屋で寝てる。 ベルグも了承ずみだしな」
「なるほどな。 お前がいないんじゃ奴ら何も出来んわけだ。 ノアールは多才だよな。 転移はできるし次元ボックス持ちだしな。」
「次元ボックスって珍しいってザイに言われてから気をつけてるけどな」
「ああ、いろいろ狙われるな。 んで、ノース国はあの嬢ちゃんがいった通りではあるが、 実はちょっとした観光地でもある。」
「それって、まさか温泉か!!」
「よくわかったな! その通りだ。 温泉が湧いているんだ。 さっき言った迷い人が掘り出した。 地熱も利用して農作物、またホップだか栽培してビールっていうアルコールもあんだ。 ノアールはまだ未成年だが成人して行く事があるといくといい。 他にもサケっていうアルコールもあったな。 」
(まじかよ、そのレンジって迷い人すごいな。 今世でサケ飲めるんだ。 まじ味覚取り戻したい。)
≪ノアール、興奮しすぎだ。≫
「その迷い人の知識すごいな。」
「ああ、元の世界で、寒い地方での農地開拓やらを専門にしてたらしく、趣味でアルコール作りもしていたたそうだ。 ここに来た時の実年齢が65歳で、若返って15歳。 第二の人生だっていってノース国へ自分から赴いたらしい。 しかも、ここに来る時に、ちょうど苗とか種とか買い込んでた時でそれらも一緒にきたらしい。」
「凄い元気な爺さんだな」
「ははは、そうだな。説明は終わりで、山作って行こう」って俺は粘土こねこねして作りだした。
◇◇◇
そしてある日の夕方、ザックと薬草採取から屋敷に戻る。
「ノアール、俺と決闘しろ。 お前が負けたら俺の従者になれ!」とネイス。
「お前が負けたら?」
「俺が負けるわけない」って木刀で斬りかかる。
あーめんどう、って攻撃いなして腹部に軽い膝蹴り。
「くはぁ」って倒れた。
「俺が勝ったんだから、もう2度近くな!」っていっておく。
ネイスの従者が来て介抱してるもよう。
何度も決闘は無効だといいい、来るがいなしてる。
そして、ようやく俺の部屋には施錠がついた。 奴らは今はもう大人しい。 奴らについていた、従者と侍女は変更になり、学園の課題をやってないことが判明した。 ってことで、マリー、マーカス、ジョンに厳しく再教育されてそのまま学園にもどったらしい。
こうして、俺の憂鬱な2ヶ月が過ぎた。
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