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第六章 乳兄弟、さらなる事態に頭を抱える、父子は…♡
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「あぁナシェル、余もだよ、こんなにも愛してる…そなただけを愛している。だがこんなにそばにいてもそなたの心を完全に手に入れることは叶わぬ……こんなもどかしいことがあるものか。そなたはちょっとした旅のつもりかもしれないが、余はいつも、心の準備もできぬままそなたを見失っているのだよ…」
王はナシェルへの想いのたけを懇々と説きながら再び腰を動かしはじめた。あまり説教に集中しすぎると、硬いものが少々柔らかくなりかけてしまうので仕方ない。
「あっんっはぁん……」
気持ちがよくて仕方がないナシェルはよけいな反論は避け、快楽を貪ることに集中した。のけ反り、尻を上げて王の切先を奥園へと迎え入れる。
王はナシェルの下半身を浮かせたまま抱えなおし、優しく語り掛けながらも突き上げを速めていく。
「――良いのは、ここ? それとも、ここかな、」
角度をつけて、内部の色んな方向をつつかれた。返事をしたくても息が上がってしまい、まともに声が出ない。
「ひっ、そこ、あっ……んッ!!」
「ナシェル、頼むから余だけのものでいると誓っておくれ。手を握って」
言われて、王の腕に無意識に爪を立てていたことに気づく。
優しくもぎはなされ、今度は腰を落として、寝台の上で掌を重ね合った。
ナシェルは息を落ち着けながら王の瞳を見上げる。
「いつも、誓って……おります、私は貴方だけの……。遠く離れていても……」
「本当、かな……? そなたは演技がうまくなったよ……」
……前後に揺れるたびに王の汗がぽたぽたと胸の上に落ちてくる。
快感に耐えるようなその表情に、体の奥がきゅんと疼いてしまった。
「父上、キス、して」
ねだれば、すぐに王の顔が降りてきて唇を塞がれる。
「は、ふぅ…、んっ、」
息継ぎの合間に互いを呼び合い、舌を絡めて濃厚な口づけに耽った。
唇を離した王が苦しげに呟く。
「くっ、ナシェル……あまり締めるな……持たないよ……」
「だって、わかんな……気持ち良すぎて」
「く、もう出すよ……」
「ぅん、来て……!」
王が息を止めひときわ強く奥へと突き上げた。びゅるびゅると大量の精液が中に放たれる。ナシェルはひゃ、ぁんと声を上げて一層強く王の手を握り返した。冥王の力がナシェルの全身を包み込む。――普段のナシェルはおくびにも出さないが、実はこの瞬間のために生きていると言っても過言ではない。同属性の上位神から注がれる神司は、受け取る側の心身を高めてくれる。浴びれば浴びるほど力が増す感じがするのだ。
行為の最中にさえ説教を欠かさない心配性の王には少し辟易してしまうけれど、全身が闇の司と高貴な愛に包まれて、終わってみれば幸福感でいっぱいだった。
ナシェルはふくふくとした表情で、睦言を囁き交わしながら王の腕の下に体を入れ、満ち足りた眠りに落ちていった……。
(注:朝っぱらです)
王はナシェルへの想いのたけを懇々と説きながら再び腰を動かしはじめた。あまり説教に集中しすぎると、硬いものが少々柔らかくなりかけてしまうので仕方ない。
「あっんっはぁん……」
気持ちがよくて仕方がないナシェルはよけいな反論は避け、快楽を貪ることに集中した。のけ反り、尻を上げて王の切先を奥園へと迎え入れる。
王はナシェルの下半身を浮かせたまま抱えなおし、優しく語り掛けながらも突き上げを速めていく。
「――良いのは、ここ? それとも、ここかな、」
角度をつけて、内部の色んな方向をつつかれた。返事をしたくても息が上がってしまい、まともに声が出ない。
「ひっ、そこ、あっ……んッ!!」
「ナシェル、頼むから余だけのものでいると誓っておくれ。手を握って」
言われて、王の腕に無意識に爪を立てていたことに気づく。
優しくもぎはなされ、今度は腰を落として、寝台の上で掌を重ね合った。
ナシェルは息を落ち着けながら王の瞳を見上げる。
「いつも、誓って……おります、私は貴方だけの……。遠く離れていても……」
「本当、かな……? そなたは演技がうまくなったよ……」
……前後に揺れるたびに王の汗がぽたぽたと胸の上に落ちてくる。
快感に耐えるようなその表情に、体の奥がきゅんと疼いてしまった。
「父上、キス、して」
ねだれば、すぐに王の顔が降りてきて唇を塞がれる。
「は、ふぅ…、んっ、」
息継ぎの合間に互いを呼び合い、舌を絡めて濃厚な口づけに耽った。
唇を離した王が苦しげに呟く。
「くっ、ナシェル……あまり締めるな……持たないよ……」
「だって、わかんな……気持ち良すぎて」
「く、もう出すよ……」
「ぅん、来て……!」
王が息を止めひときわ強く奥へと突き上げた。びゅるびゅると大量の精液が中に放たれる。ナシェルはひゃ、ぁんと声を上げて一層強く王の手を握り返した。冥王の力がナシェルの全身を包み込む。――普段のナシェルはおくびにも出さないが、実はこの瞬間のために生きていると言っても過言ではない。同属性の上位神から注がれる神司は、受け取る側の心身を高めてくれる。浴びれば浴びるほど力が増す感じがするのだ。
行為の最中にさえ説教を欠かさない心配性の王には少し辟易してしまうけれど、全身が闇の司と高貴な愛に包まれて、終わってみれば幸福感でいっぱいだった。
ナシェルはふくふくとした表情で、睦言を囁き交わしながら王の腕の下に体を入れ、満ち足りた眠りに落ちていった……。
(注:朝っぱらです)
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