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第二十六話 荒野に叫ぶロックスター
新たなワザ?
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「どわぁぁっあっあっあだだだだ~~!」
ゴロゴロゴロ……と、階段を転げ落ちていった。
~☆~☆~☆~☆~☆~
「……ようやく来たか」
「いったいよぉ……」
体のあちこちにできた擦り傷を考え、顔を顰めるナガレ。咄嗟に頭を腕で守っていなければケガじゃ済まない事態になっていた。
「……説明することは少ない。簡潔に言う」
(ちょっとは心配してくれよ……)
「……お前はイビル教団と戦うのか」
「へ?」
突然の問い。ナガレはキョトンとするが……次の瞬間、なんとバンドは剣を抜いた。
ガリガリガリ……! と剣の錆が擦れる音がする。だがナガレは、その剣が何体ものモンスターをぶっ飛ばす瞬間を見てきた。
「……十秒以内に答えろ。十、九、八、七……」
「えっちょっカウント早いって! お、おうとも! オレはイビル教団をやっつけてやるんだ!」
慌てて答えるナガレ。すると、鎧のバイザー奥で光る目が、こちらを見据えたような気がした。
「……その決意、半端な覚悟や嘘はないな」
「えっ……も、もちろん」
「……そうか」
そう言ってバンドはナガレに背を向け、広場の真ん中へ歩き出す。ナガレもおっかなびっくり後に続いた。
「そんで、話ってなんなんだ?」
ナガレの問いに、向き直るバンド。
「……お前に、技を教える。死ぬ気で覚えろ。そうでなければ……お前は何もできずに、大切なものを失うかもしれない」
「え……⁉︎」
技を覚えろとは、どう言うことか。それに意味深な発言も気になるが……。
「……断言する。お前のような甘い人間がイビル教団と戦う上で、必ず必要になる技だと」
「え、えぇ……?」
展開が急すぎて、ナガレにはピンと来ない。バンドは急に剣を構え、体の前に立てて掲げた。何が始まるのかと後ずさるナガレ。
「…………」
「いったいなにを……いっ⁉︎」
疑いの目を向けていたナガレだが……その目は驚きに大きく見開かれた。
コォォォォッ……!
「…………!」
なんとバンドの体から、美しい青空のようなブルーのオーラが出現。まるで力を溜めているかのように、バンドの頭上に集合していく。それは光の玉を形成し、少しずつ大きくなっていく……!
「…………フンッ!」
そして剣を振り下ろすと、頭上に集合していた蒼い光玉が弾けた。そしてバンドの剣に光が宿る。
「……す、すごい……!」
まるでバンドが、青い光の剣を構えているようだ。その英雄的な姿に、ナガレは言葉を失った。
「……フン」
だがバンドが剣を一振りすると、すぐに光は消えてしまう。
ゴロゴロゴロ……と、階段を転げ落ちていった。
~☆~☆~☆~☆~☆~
「……ようやく来たか」
「いったいよぉ……」
体のあちこちにできた擦り傷を考え、顔を顰めるナガレ。咄嗟に頭を腕で守っていなければケガじゃ済まない事態になっていた。
「……説明することは少ない。簡潔に言う」
(ちょっとは心配してくれよ……)
「……お前はイビル教団と戦うのか」
「へ?」
突然の問い。ナガレはキョトンとするが……次の瞬間、なんとバンドは剣を抜いた。
ガリガリガリ……! と剣の錆が擦れる音がする。だがナガレは、その剣が何体ものモンスターをぶっ飛ばす瞬間を見てきた。
「……十秒以内に答えろ。十、九、八、七……」
「えっちょっカウント早いって! お、おうとも! オレはイビル教団をやっつけてやるんだ!」
慌てて答えるナガレ。すると、鎧のバイザー奥で光る目が、こちらを見据えたような気がした。
「……その決意、半端な覚悟や嘘はないな」
「えっ……も、もちろん」
「……そうか」
そう言ってバンドはナガレに背を向け、広場の真ん中へ歩き出す。ナガレもおっかなびっくり後に続いた。
「そんで、話ってなんなんだ?」
ナガレの問いに、向き直るバンド。
「……お前に、技を教える。死ぬ気で覚えろ。そうでなければ……お前は何もできずに、大切なものを失うかもしれない」
「え……⁉︎」
技を覚えろとは、どう言うことか。それに意味深な発言も気になるが……。
「……断言する。お前のような甘い人間がイビル教団と戦う上で、必ず必要になる技だと」
「え、えぇ……?」
展開が急すぎて、ナガレにはピンと来ない。バンドは急に剣を構え、体の前に立てて掲げた。何が始まるのかと後ずさるナガレ。
「…………」
「いったいなにを……いっ⁉︎」
疑いの目を向けていたナガレだが……その目は驚きに大きく見開かれた。
コォォォォッ……!
「…………!」
なんとバンドの体から、美しい青空のようなブルーのオーラが出現。まるで力を溜めているかのように、バンドの頭上に集合していく。それは光の玉を形成し、少しずつ大きくなっていく……!
「…………フンッ!」
そして剣を振り下ろすと、頭上に集合していた蒼い光玉が弾けた。そしてバンドの剣に光が宿る。
「……す、すごい……!」
まるでバンドが、青い光の剣を構えているようだ。その英雄的な姿に、ナガレは言葉を失った。
「……フン」
だがバンドが剣を一振りすると、すぐに光は消えてしまう。
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