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第二十四話 存続のギルド!
ドクロの怪物
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だがもし討伐できれば、頑丈で軽量な骨はさまざまな用途に使える。骨を使った装飾品のみならず、建物のパーツなどにも代用できる便利な代物だ。
『ポーツ地方の森林観測所が壊れてしまい、建設会社が頑丈な小屋を作るのに、スカルクリーチャーの骨を必要としている』との依頼だった。緑豊かな大森林広がるポーツ地方では、山火事や凶悪なモンスターの出現にいち早く対応すべくたくさんの観測所がある。それらは壊れたりしないように頑丈な素材で作らなければならない。その分スカルクリーチャーの骨はうってつけだろう。
「よぉし! やってやるぞ! オレの強さを思い知らせてやる!」
「とは言っても、当然ながらスカルクリーチャーは別個体だからな。そこ勘違いすんなよ」
「分かってるって。そんなことはどーでもいいから! オレはスカルクリーチャーを倒す! ただそれだけだ」
「その意気じゃ。とは言え相手は強敵。しっかり準備をして、強さに自信ができるまでは無理をするなよ。せっかく後輩が出来て、ギルドもちょっとだけリフォームするっていうのに、ナガレ君が大ケガを負って引退……なんてことになるのは嫌じゃからのう」
「分かってますよ。オレだって前回のリトルドラゴンで懲りましたから。確かにあれは事故かもですけど」
そう言って、ナガレはふと考え込む。
「……リトルドラゴンが突然変身したのも、イビル教団が原因だったのかな」
イビル教団……つい最近明らかになった、最近の異変の黒幕である。黒魔術でモンスターを強化し、同時に凶暴化させる恐ろしい集団だ。
今思えば、あの恐ろしい変身もイビル教団の仕業だったのかもしれない。
「ううむ……そうだと考えるのが妥当じゃな。じゃが明後日にもバッファローへ騎士隊がやって来る。なんでも数は少ないが、生粋のエリート軍団らしいぞ」
「へぇ~。オレにも戦いのコツとか教えてくれるかなぁ」
ナガレもいっぱしの男の子。王国を守る、カッコいい銀色の鎧を来た騎士の素晴らしさはよく分かっている。そのエリート部隊とは、会うのがとても楽しみだ。
「一応言っておくが、騎士様たちは町の防衛に来ているんだ。邪魔をするんじゃないぜ」
「分かってるよガキじゃあるまいし……でも、昇格クエストかぁ……!」
希望と試練を前に、やる気も元気もみなぎってきた。「よぉぉぉーーっし!」と元気いっぱいに立ち上がり、出口へ向かう。
「早速特訓だ! みんなまだ、高台広場にいるかな……そいじゃアルクル! またね!」
『ポーツ地方の森林観測所が壊れてしまい、建設会社が頑丈な小屋を作るのに、スカルクリーチャーの骨を必要としている』との依頼だった。緑豊かな大森林広がるポーツ地方では、山火事や凶悪なモンスターの出現にいち早く対応すべくたくさんの観測所がある。それらは壊れたりしないように頑丈な素材で作らなければならない。その分スカルクリーチャーの骨はうってつけだろう。
「よぉし! やってやるぞ! オレの強さを思い知らせてやる!」
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今思えば、あの恐ろしい変身もイビル教団の仕業だったのかもしれない。
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「へぇ~。オレにも戦いのコツとか教えてくれるかなぁ」
ナガレもいっぱしの男の子。王国を守る、カッコいい銀色の鎧を来た騎士の素晴らしさはよく分かっている。そのエリート部隊とは、会うのがとても楽しみだ。
「一応言っておくが、騎士様たちは町の防衛に来ているんだ。邪魔をするんじゃないぜ」
「分かってるよガキじゃあるまいし……でも、昇格クエストかぁ……!」
希望と試練を前に、やる気も元気もみなぎってきた。「よぉぉぉーーっし!」と元気いっぱいに立ち上がり、出口へ向かう。
「早速特訓だ! みんなまだ、高台広場にいるかな……そいじゃアルクル! またね!」
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