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第二十四話 存続のギルド!
昇格チャンス!
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なんとなく察せたナガレ。レンはニカッと笑顔になった。
「ふふふ、おそらくその通りじゃろう……ナガレ・ウエスト! 君にBランク昇格への試練を課す。このクエストをクリアしてみせよ!」
「おお! ついにですか!」
右手を前に突き出し、ビシッとポーズを決めたレン。ナガレもグッと拳を握りしめた。
前回のリトルドラゴン戦は、突然変異によってボロ負けし敗戦。ようやく名誉挽回のチャンスがやってきた!
「そんで相手は……誰なんです?」
「……ナガレ君の、因縁の相手だよ。そして、全てが始まった相手でもある」
「はぁ?」
なんだか二人とも嬉しそうだ。不思議に思いつつ、そのクエスト用紙を見ると……。
「えっと、なになに……『スカルクリーチャーの討伐』で、報酬は……って、なんだとぅっ⁉︎」
思わずナガレも、言葉に熱が入る。
……スカルクリーチャー。
ナガレが初めてここバッファローへやって来た時に戦った、恐ろしい力を持ったモンスターだった。骨だけの恐竜みたいな外見だが、そのパワーは凄まじい。
当時Dランクだったナガレを完膚なきまでに叩きのめした、因縁のモンスターだ。
……もう一つ思い入れがある。アリッサとジョーに初めて出会うきっかけとなったモンスターでもあった。
愛馬のブラウンを庇って襲われていたアリッサ。彼女と共に特訓を始め、ナガレはここまで強くなった。
ナガレの窮地へ華麗に参上し、スカルクリーチャーを一撃で倒したジョー。彼と出会い、友達となり、ガラガラマムシを倒し、バッファローの町を救った。
ナガレにとって本当の始まりだったのが、このスカルクリーチャーなのだ。
「ついに、アイツと戦えるまで来たか……」
用紙を見ながら感慨に耽るナガレ。あの時は手も足も出なかった。ジョーが来なければそのまま死んでいたかもしれない。……だが、果たして今はどうだろうか?
「ナガレ君。おめーは確かに強くなった。だが相手はA級のモンスターだ。一筋縄じゃいかない相手だぜ。しかも今回だって、一人でやってもらう」
「すまんが、そこは制限させてもらうぞ。依頼内容もそこまで緊急ではない。……ナガレ君の力を、証明してもらおう。なに、そこまで急いでやらんでも良い」
そう言われて、改めて用紙を見直すナガレ。
スカルクリーチャーはスラガン地方でもかなり強豪モンスター。なぜ骨格の姿で動いているのかは不明だが、大気中のマナが恐竜の化石に命を与えたのでは……という説がある。
その骨は、つまりスカルクリーチャーの体全体は非常に硬く軽量で、並みの剣で殴っても刃が欠けてしまい、弓など軽く弾いてしまう。スカルドラゴンの炎のような弱点もない。
「ふふふ、おそらくその通りじゃろう……ナガレ・ウエスト! 君にBランク昇格への試練を課す。このクエストをクリアしてみせよ!」
「おお! ついにですか!」
右手を前に突き出し、ビシッとポーズを決めたレン。ナガレもグッと拳を握りしめた。
前回のリトルドラゴン戦は、突然変異によってボロ負けし敗戦。ようやく名誉挽回のチャンスがやってきた!
「そんで相手は……誰なんです?」
「……ナガレ君の、因縁の相手だよ。そして、全てが始まった相手でもある」
「はぁ?」
なんだか二人とも嬉しそうだ。不思議に思いつつ、そのクエスト用紙を見ると……。
「えっと、なになに……『スカルクリーチャーの討伐』で、報酬は……って、なんだとぅっ⁉︎」
思わずナガレも、言葉に熱が入る。
……スカルクリーチャー。
ナガレが初めてここバッファローへやって来た時に戦った、恐ろしい力を持ったモンスターだった。骨だけの恐竜みたいな外見だが、そのパワーは凄まじい。
当時Dランクだったナガレを完膚なきまでに叩きのめした、因縁のモンスターだ。
……もう一つ思い入れがある。アリッサとジョーに初めて出会うきっかけとなったモンスターでもあった。
愛馬のブラウンを庇って襲われていたアリッサ。彼女と共に特訓を始め、ナガレはここまで強くなった。
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ナガレにとって本当の始まりだったのが、このスカルクリーチャーなのだ。
「ついに、アイツと戦えるまで来たか……」
用紙を見ながら感慨に耽るナガレ。あの時は手も足も出なかった。ジョーが来なければそのまま死んでいたかもしれない。……だが、果たして今はどうだろうか?
「ナガレ君。おめーは確かに強くなった。だが相手はA級のモンスターだ。一筋縄じゃいかない相手だぜ。しかも今回だって、一人でやってもらう」
「すまんが、そこは制限させてもらうぞ。依頼内容もそこまで緊急ではない。……ナガレ君の力を、証明してもらおう。なに、そこまで急いでやらんでも良い」
そう言われて、改めて用紙を見直すナガレ。
スカルクリーチャーはスラガン地方でもかなり強豪モンスター。なぜ骨格の姿で動いているのかは不明だが、大気中のマナが恐竜の化石に命を与えたのでは……という説がある。
その骨は、つまりスカルクリーチャーの体全体は非常に硬く軽量で、並みの剣で殴っても刃が欠けてしまい、弓など軽く弾いてしまう。スカルドラゴンの炎のような弱点もない。
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