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第十九話 禍のエースストライカー
逆襲開始!
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啖呵を切ったケンガはまたも氷の槍を投擲! 足腰を使った見事な槍投げフォームだ。
ヒューーン……カキィン!
「ゲギャギャギャーッ!」
だがマガツゴーストも、同じ攻撃は二度喰らわない。尖った爪を振り回し氷の槍を弾く。そして足元のナガレへ向けて、無属性ブレスを吐き出した!
ゴォォォォッ!
「ぐ……うりゃあーっ!」
ナガレはマルチスタッフでガードする。勢いで押し戻されつつ必死に踏ん張り食い止める!
「でぇりゃーっ!」「ハァッ!」
その一瞬の隙をついてセンチアが突撃! ジョーも瞬間移動の如きスピードで背後に回る。
「ドクラクスラッシュ!」
キンキンキンキィンッ!
「グギャッ⁉︎」
まるで独楽のように高速回転しながらマチェットで斬りつけるセンチア。マガツゴーストが怯んだのも束の間、今度は背後のジョーがダガーを振りかざす。するとその刃が赤いオーラを纏う!
「ネックスラッシュ!」
ブンッ……ザシュッッ!
「ギャギョアァーッ⁉︎」
本日四回目のネックスラッシュが頸部を直撃し切断! またもマガツゴーストの首が宙を舞い砂塵のように分解される。
(……的があまり動かないと当てやすいな)
「ここです! でぇりゃあぁーっ!」
フローレンスが頭上で鉄球をブンブン振り回し、カウボーイの投げ縄の如く投擲。鉄球はオーロラのような瑠璃色の光を宿している! それは一直線に飛んでいき、首を失ってもがいているマガツゴーストの胸部傷跡にゴリゴリめり込んだ!
「~~~~!」
頭部を再生する途中で、マガツゴーストは悲鳴も上げられない。フローレンスは体を捻り、鎖を握りしめる右手を心臓がある左胸にピッタリつけた。
「くらえっ、タマシイビートッ!」
ドクンッ! ……ドガァァァァン!
「~~~~~~!」
フローレンスの鼓動が振動となり、鎖を伝って鉄球へつながる。そして瑠璃色のオーラが弾け、魔力が大爆発!
「やった! やりましたっ!」
「でぇりゃあぁぁぁぁっ!」
ケンガはその隙に両手を前方にかざし、力を溜め始めた。彼の腕は青い光を放っている。魔力を結集させているのだ。
「ギ……ギギッ……ギャアァーッ!」
もう紫色の体は、背景がはっきり見えるほど薄くなっている。だが落書きみたいな不気味な顔で、マガツゴーストは怒りの形相で咆哮した! そして両手をパッと開き、ナガレたちを叩き潰そうとする。
「……! ヤバいよ離れなきゃ!」
「いや、オレに任せてくれ!」
地面を連続で叩く攻撃を察知し身構えるセンチア。だがナガレが先頭に進み出て、マルチスタッフを構えた。
ヒューーン……カキィン!
「ゲギャギャギャーッ!」
だがマガツゴーストも、同じ攻撃は二度喰らわない。尖った爪を振り回し氷の槍を弾く。そして足元のナガレへ向けて、無属性ブレスを吐き出した!
ゴォォォォッ!
「ぐ……うりゃあーっ!」
ナガレはマルチスタッフでガードする。勢いで押し戻されつつ必死に踏ん張り食い止める!
「でぇりゃーっ!」「ハァッ!」
その一瞬の隙をついてセンチアが突撃! ジョーも瞬間移動の如きスピードで背後に回る。
「ドクラクスラッシュ!」
キンキンキンキィンッ!
「グギャッ⁉︎」
まるで独楽のように高速回転しながらマチェットで斬りつけるセンチア。マガツゴーストが怯んだのも束の間、今度は背後のジョーがダガーを振りかざす。するとその刃が赤いオーラを纏う!
「ネックスラッシュ!」
ブンッ……ザシュッッ!
「ギャギョアァーッ⁉︎」
本日四回目のネックスラッシュが頸部を直撃し切断! またもマガツゴーストの首が宙を舞い砂塵のように分解される。
(……的があまり動かないと当てやすいな)
「ここです! でぇりゃあぁーっ!」
フローレンスが頭上で鉄球をブンブン振り回し、カウボーイの投げ縄の如く投擲。鉄球はオーロラのような瑠璃色の光を宿している! それは一直線に飛んでいき、首を失ってもがいているマガツゴーストの胸部傷跡にゴリゴリめり込んだ!
「~~~~!」
頭部を再生する途中で、マガツゴーストは悲鳴も上げられない。フローレンスは体を捻り、鎖を握りしめる右手を心臓がある左胸にピッタリつけた。
「くらえっ、タマシイビートッ!」
ドクンッ! ……ドガァァァァン!
「~~~~~~!」
フローレンスの鼓動が振動となり、鎖を伝って鉄球へつながる。そして瑠璃色のオーラが弾け、魔力が大爆発!
「やった! やりましたっ!」
「でぇりゃあぁぁぁぁっ!」
ケンガはその隙に両手を前方にかざし、力を溜め始めた。彼の腕は青い光を放っている。魔力を結集させているのだ。
「ギ……ギギッ……ギャアァーッ!」
もう紫色の体は、背景がはっきり見えるほど薄くなっている。だが落書きみたいな不気味な顔で、マガツゴーストは怒りの形相で咆哮した! そして両手をパッと開き、ナガレたちを叩き潰そうとする。
「……! ヤバいよ離れなきゃ!」
「いや、オレに任せてくれ!」
地面を連続で叩く攻撃を察知し身構えるセンチア。だがナガレが先頭に進み出て、マルチスタッフを構えた。
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