新空戦記レグルスウイング

大陸を東西に分ける二国、西のサントクレセイダと東のシヴァの戦争は、多くの属国を巻き込んで、既に数十年続いていた。

後に七十年戦争と呼ばれるこの大乱の終結期に、アーリアル・キングスという天才パイロットがサントクレセイダにいた。

十五歳で初陣を飾った彼女は、十六歳で一度軍を離れ、十七歳で復帰し、戦争を終結に導く。

彼女の乗機は、それまでの近代兵器を圧倒して一躍戦争の中心になった戦闘機体(ゾディアクス)シリーズ、その最新鋭機レグルスだった。

自分と同格の天才たる少年ザクセン、軍人でありながらアーリアルに何かと目をかけてくれるキーフォルス。

多くの仲間と共に大戦の空を駆けたアーリアル・キングスの、半生を描く。
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