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第37話*
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(うわ……)
十夢先生の欲望は、想像していたものよりかなり大きかった。赤黒く膨れ上がった肉棒は天井に向かって雄々しくそそり立ち、官能的な熱をはちきれんばかりに溜め込んでいる。
圧倒的な存在感に、ついこくりと喉が鳴った。自分の下肢がズキンと痛み、脚の奥が熱くなってきた。
「……欲しくなってきた?」
陰茎を凝視している柚希に、十夢はからかうように笑いかけた。
「こういうのはね、挿れられる直前まで見ない方がいいんだよ。見るといろいろ想像しちゃうから」
改めて柚希をソファーに押し倒し、膝裏に腕を差し込んでのしかかってくる。
脚の付け根から身体を半分に折り畳まれ、体重をかけて押さえ込まれて、柚希はほとんど身動きできなくなった。
「せ、先生、何……?」
「何って……柚希くん、待ちきれないんでしょう? こんなに積極的に誘ってくるんだから。だったら先に挿れてあげるよ」
「えぇっ!?」
またもや穏やかな強引さを発揮されたが、今回ばかりは戸惑いの方が強かった。
まだ指をちょっと挿れられただけなのに、こんなに早く挿入してしまって大丈夫だろうか。もう少し時間をかけた方がいいのではないか。
「力抜いててね」
戸惑っているところに後孔に熱いものを当てられて、柚希はますます動揺した。そのままじりじり圧力をかけられ、ミシッ……という音と共に硬い先端が侵入してくる。
メリメリと蕾を破かれて、さすがの柚希も悲鳴を上げた。
「ひ……ぃッ! ま、待って先生、痛い……痛いぃ……ッ!」
「……ごめんね、柚希くん。でも……もう止められない……」
「っ!? や、やめ……っ、あ、ああぁあっ!」
ぐぐっ……と狭い小径を押し広げられ、引き裂かれるような痛みに襲われる。十分に解されていなかった場所は他人を受け入れるにはまだ早すぎて、太い部分が内襞に引っかかってなかなか奥に進まなかった。
十夢先生の欲望は、想像していたものよりかなり大きかった。赤黒く膨れ上がった肉棒は天井に向かって雄々しくそそり立ち、官能的な熱をはちきれんばかりに溜め込んでいる。
圧倒的な存在感に、ついこくりと喉が鳴った。自分の下肢がズキンと痛み、脚の奥が熱くなってきた。
「……欲しくなってきた?」
陰茎を凝視している柚希に、十夢はからかうように笑いかけた。
「こういうのはね、挿れられる直前まで見ない方がいいんだよ。見るといろいろ想像しちゃうから」
改めて柚希をソファーに押し倒し、膝裏に腕を差し込んでのしかかってくる。
脚の付け根から身体を半分に折り畳まれ、体重をかけて押さえ込まれて、柚希はほとんど身動きできなくなった。
「せ、先生、何……?」
「何って……柚希くん、待ちきれないんでしょう? こんなに積極的に誘ってくるんだから。だったら先に挿れてあげるよ」
「えぇっ!?」
またもや穏やかな強引さを発揮されたが、今回ばかりは戸惑いの方が強かった。
まだ指をちょっと挿れられただけなのに、こんなに早く挿入してしまって大丈夫だろうか。もう少し時間をかけた方がいいのではないか。
「力抜いててね」
戸惑っているところに後孔に熱いものを当てられて、柚希はますます動揺した。そのままじりじり圧力をかけられ、ミシッ……という音と共に硬い先端が侵入してくる。
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「ひ……ぃッ! ま、待って先生、痛い……痛いぃ……ッ!」
「……ごめんね、柚希くん。でも……もう止められない……」
「っ!? や、やめ……っ、あ、ああぁあっ!」
ぐぐっ……と狭い小径を押し広げられ、引き裂かれるような痛みに襲われる。十分に解されていなかった場所は他人を受け入れるにはまだ早すぎて、太い部分が内襞に引っかかってなかなか奥に進まなかった。
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