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第26章~狩りの引率~
第12話
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見た目か? 見た目が悪いのか? こんな軽装じゃなく、もっとこう……如何にも迫力がありそうな重い鎧でも着てきた方がよかったのか?
でも、そんなこと言い出したらミューなんかどこをどう見ても少年だし、自分以上に舐められそうである。
様々な思いが頭の中を渦巻いたが、結局今更どうすることもできなくて、アクセルはヤケクソ気味に言った。
「とにかく! 今日は俺が担当なんだ。これから山に移動するから、みんなついて来てくれ」
「その前に、お前ランクいくつなんだよ?」
新人の一人に聞かれたので、この前発表された最新のランクを教えてやった。
「三十一位だよ。それがどうかしたのか?」
「何だよ、一桁ですらないのか。そんなヤツがまともに引率できるなんて思えねぇな」
髭面の山賊みたいな新人が、こちらを嘲笑してくる。
――一桁ですらないって……自分のことを棚に上げて何言ってるんだ、コイツは……。
新人のランクなんて最底辺だっていうのに、よくもまあそんなことが言えたものだ。
というか、こんな無礼な口を利いたら、人によってはその場で切り捨てられていてもおかしくない。アクセルはそんなパワハラめいたことはしないけど、これが兄だったら間違いなく首のひとつやふたつ、飛んでいただろう。
腹立たしく思いつつも、アクセルは心を落ち着かせ、続けた。
「言いたいことはそれだけか? じゃあ狩り場に行くぞ」
くるりと背を向け、予定していた山に向かう。新人たちも、ぶつくさ言いながらついてきた。
でも、そんなこと言い出したらミューなんかどこをどう見ても少年だし、自分以上に舐められそうである。
様々な思いが頭の中を渦巻いたが、結局今更どうすることもできなくて、アクセルはヤケクソ気味に言った。
「とにかく! 今日は俺が担当なんだ。これから山に移動するから、みんなついて来てくれ」
「その前に、お前ランクいくつなんだよ?」
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「三十一位だよ。それがどうかしたのか?」
「何だよ、一桁ですらないのか。そんなヤツがまともに引率できるなんて思えねぇな」
髭面の山賊みたいな新人が、こちらを嘲笑してくる。
――一桁ですらないって……自分のことを棚に上げて何言ってるんだ、コイツは……。
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というか、こんな無礼な口を利いたら、人によってはその場で切り捨てられていてもおかしくない。アクセルはそんなパワハラめいたことはしないけど、これが兄だったら間違いなく首のひとつやふたつ、飛んでいただろう。
腹立たしく思いつつも、アクセルは心を落ち着かせ、続けた。
「言いたいことはそれだけか? じゃあ狩り場に行くぞ」
くるりと背を向け、予定していた山に向かう。新人たちも、ぶつくさ言いながらついてきた。
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