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第21章~トーナメント・第四死合い~
第4話
しおりを挟む卒業式当日。
俺は学校内での特大ネタとこれからニュースになるであろうネタを湊に渡す。
結心「青い便箋は明日の朝に見て。」
俺は湊にお願いした契約を再確認するようにそう言うと、湊は静かに頷いた。
健吾「“明日の朝”って日の出の時間でいいの?」
結心「そう。待ち合わせの時間。」
健吾「わかった。明日寝坊しないように今日は早めに寝ないと。」
そう言って、湊はすぐに携帯を取り出し明日のためのアラームをセットし始めた。
俺はいつも通りの湊を見て明日の予定は必ず上手く行くことを確信し、湊と一緒に特大の爆弾を壁に手をつく度に貼り付ける。
健吾「明後日、本当に深雪が遊ぶって言ってくれたの?」
と、湊は伝書鳩になっている俺に朝から何ども同じ質問をしてくる。
結心「言ってるって言っただろ。何回言えばいいんだよ。」
俺はいつものようにしつこい湊に若干呆れていると、外に集まる卒業生の団体を階段の踊り場の窓から見つける。
結心「あれって点呼取る?」
健吾「ん?あー、取らない。ただの撮影会。」
そう教えてくれた湊は友達0人のようで興味なさそうにしてしっかりと暴露新聞を壁に貼っていく。
けれど、俺は団体から少し離れたところでピンクのウサギを抱いた在校生1人を見つけたので、手に持っていた新聞の束を窓からばら撒き、学校での最後の仕事を終えてその子に手を振ると2人して振り返してくれた。
俺のことを唯一待ってくれている2人の元へ行くために階段を駆け下り、撮影から新聞に夢中になっている生徒の波をかき分けて愛たちの元に行くと愛はとと丸と自分の間から小さな花束を取り出した。
愛「卒業おめでとうございます。」
そう言って愛は満面の笑みで俺に花束をくれた。
結心「ありがとう。お返し。」
俺は自分のネクタイを外し、愛のリボンの下にネクタイを結び直す。
愛「ありがとうございます!…でも、ネクタイの結び方分からないです。」
と、愛は自分のリボンをブレザーのポケットにしまい、俺のネクタイを手にとって口を尖らせながら見つめる。
結心「輪っかのまま外せば毎日結ばなくてもいいんだよ。」
愛「…なるほど!その手があったんですね!」
愛は初めての知識にとても感動したのか、何度もネクタイを取ったりつけたりして遊ぶ。
その無邪気な行動が明日で見れなくなると思うと勝手に涙が流れそうになり、焦った俺はとと丸を抱き上げてその腹に顔を埋めて気持ちを落ち着けさせる。
愛「昨日お風呂一緒に入ったのでいい匂いですよっ。」
結心「…うん。いい匂い。」
俺は愛の匂いが凝縮してるとと丸に顔を擦り付けていると、バチンと強めに背中を叩かれた。
健吾「おーい、ラストワークさぼるなよ。」
と、湊は周りにいる奴らがまだ撮影に夢中だと思ってるらしく、不機嫌そうな声で俺をブレザーを引っ張る。
結心「もう終わった。」
俺はとと丸の腕でバカを指し、湊に気づいてもらって余った新聞を下級生の下駄箱に挿しに行ってもらう。
そんなマイペースな湊のおかげで俺は気が紛れ、やっと愛をまっすぐ見れると愛は俺と目が合うのを楽しみにしていたかのように笑顔で待っていて胸が締め付けられる。
結心「…飯、食いに行くか。」
愛「はい!何食べます?」
結心「肉かな。」
俺は最後の食事をなんとなくの今の気持ちで決めて、近場にある店をこの時間暇してるニーナに電話でお願いして押さえてもらう。
すると、新聞を全て配り終えた湊が駆け足でこちらに戻ってきた。
結心「肉食うけど、一緒に来る?」
健吾「え?いいの?」
と、湊は愛と2人で驚いた顔をして俺の目を見てくる。
結心「ニーナの車は5人乗りだからギリ大丈夫。」
俺は最後まで一緒にいたかった人たちと最後のご飯を食べ終え、そのままニーナと2人で本家に向かう。
凛「…辞める?」
と、ニーナは呼吸がだんだんと浅くなる俺を心配して窓を開けるとタバコを吸わせてくれる。
結心「辞めない。絶対にやる。」
俺は使い切ったリキッドボトルをくず箱になっているニーナのジャケットに入れ、家に着く前に全てを使い果たすようにして呼吸を整える。
凛「私はずっと結心と一緒だから。」
結心「…ありがとう。」
俺もニーナも今日を訪れさせるために神と会計士の面を被って、なんだって我慢して行動してきたけどそれも今日で終わり。
けど、ニーナが何を言ってもこれから始まる花火大会の主催者は俺。
だからニーナが捕まることはない。
凛「2104。」
と、ニーナは本家前で俺たちのことを待っていた信者に口唇術でバレないよう、家に着いたことを教える。
結心「…じゃあ、明日の生誕祭に。」
俺はニーナの車から出ていつも通り夕方から深夜まで仕事をして、明日の生誕祭に備えて眠剤を使ってしっかりと睡眠を取っているという父親の部屋の前に立つ。
結心「…父さん、入るよ。」
意味のない声かけを俺がすると、それに返事をするように何か物が擦れた音がする。
それを不審に思った俺は勢いよく襖を開けると、ニーナと寝ているはずの父さんはニーナの体を押さえるように馬乗りになり、俺の母親でもあり愛の母親でもある女が俺とお揃いのポケットナイフをニーナの首元に突き立てていた。
陽旦「俺の部屋なんかいつも来ないくせに何しにきた。」
と、父さんは俺を神とも子どもとも思っていない目で睨んでくる。
結心「御礼参り。」
俺はポケットに入れていた火打石を女に投げつけ、ニーナから気が逸れたところを蹴り飛ばす。
すると、父さんはニーナを強引に引っ張りあげて俺が手に持ったナイフで刺されないように盾を作った。
陽旦「殺れ…!」
と、焦る父さんは目で女へ指示を出したので俺は容赦なく信者の首を切る。
結心「肉親さえ愛せない奴が他人に愛を求めるな。」
俺は母親のまぶたを閉じ、ずっと思っていたことを吐き出す。
陽旦「だったら俺を殺すな。」
と、父さんはニーナの首を絞めながら自分の生にしがみつく。
結心「愛を与えてくれた奴らを殺した鬼を葬るのことは俺が産み落とされた理由であり、天に命じられた使命。」
俺は後ずさりする男を逃さないように走り出し、ニーナの首を締めている腕を切りつける。
すると、男は断末魔をあげながらニーナを畳の上に落とし、襖を突き破るように背中から倒れた。
陽旦「…待て!話し合おう!」
結心「父さんはずっと誰の話も聞いてない。だから、人にも神父にもなれない怪物だよ。」
俺は腰が抜けて片腕で這いつくばる父さんの太ももを刺し、絶対的に歩けないようにする。
結心「産みつけてくれてありがとう。さよなら。」
もがく男の背中に俺は捨てられた女の数だけナイフを刺し、生誕祭の準備を全て完了させる。
結心「…ニーナ、大丈夫?」
俺はこれから始まる生誕祭をニーナと一緒にこの家の上から見ようと呼ぶけれど、反応がない。
結心「ニーナ?」
俺は畳の上で倒れたままのニーナに駆け寄り、血に濡れた手で息を確認するが温かい呼吸を感じられない。
その瞬間、俺は頭の中が真っ白になり酸素が体から全て無くなりそうになったけれど、まだ生温かい血まみれの手と唇でニーナを生き返させるように息吹を送る。
それを時計の秒針が3回回っても続けていると、ニーナは苦しそうに咳をしながら体を飛び上がらせて息を吹き返した。
結心「…よかった。」
俺は父親にまた大切な人の命を奪われそうになったのを肩を震わせて怖がっていると、その肩にニーナが重そうな手を乗せて優しく掴んだ。
凛「時間通りに…、予定通りに…、進めて…。」
と、ニーナは自分のせいで遅れている連絡網を回すよう俺に言う。
結心「分かったよ。けど、ニーナを車に乗せてから。」
俺は首を横に振るだけのニーナを安全地帯の駐車場にある車に移動させてから、分家に生誕祭の始まりの合図を伝える。
結心「32分後の日の出の時間と共に、授けた火打石で陽を起こせ。」
俺の指示をすんなりと聞いた電話先の信者はこの言葉を他の信者にも回すだろう。
あと少し。
陽光が差すと共に花々が咲き誇る。
環流 虹向/桃色幼馴染と煙気王子様
俺は学校内での特大ネタとこれからニュースになるであろうネタを湊に渡す。
結心「青い便箋は明日の朝に見て。」
俺は湊にお願いした契約を再確認するようにそう言うと、湊は静かに頷いた。
健吾「“明日の朝”って日の出の時間でいいの?」
結心「そう。待ち合わせの時間。」
健吾「わかった。明日寝坊しないように今日は早めに寝ないと。」
そう言って、湊はすぐに携帯を取り出し明日のためのアラームをセットし始めた。
俺はいつも通りの湊を見て明日の予定は必ず上手く行くことを確信し、湊と一緒に特大の爆弾を壁に手をつく度に貼り付ける。
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結心「あれって点呼取る?」
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そう教えてくれた湊は友達0人のようで興味なさそうにしてしっかりと暴露新聞を壁に貼っていく。
けれど、俺は団体から少し離れたところでピンクのウサギを抱いた在校生1人を見つけたので、手に持っていた新聞の束を窓からばら撒き、学校での最後の仕事を終えてその子に手を振ると2人して振り返してくれた。
俺のことを唯一待ってくれている2人の元へ行くために階段を駆け下り、撮影から新聞に夢中になっている生徒の波をかき分けて愛たちの元に行くと愛はとと丸と自分の間から小さな花束を取り出した。
愛「卒業おめでとうございます。」
そう言って愛は満面の笑みで俺に花束をくれた。
結心「ありがとう。お返し。」
俺は自分のネクタイを外し、愛のリボンの下にネクタイを結び直す。
愛「ありがとうございます!…でも、ネクタイの結び方分からないです。」
と、愛は自分のリボンをブレザーのポケットにしまい、俺のネクタイを手にとって口を尖らせながら見つめる。
結心「輪っかのまま外せば毎日結ばなくてもいいんだよ。」
愛「…なるほど!その手があったんですね!」
愛は初めての知識にとても感動したのか、何度もネクタイを取ったりつけたりして遊ぶ。
その無邪気な行動が明日で見れなくなると思うと勝手に涙が流れそうになり、焦った俺はとと丸を抱き上げてその腹に顔を埋めて気持ちを落ち着けさせる。
愛「昨日お風呂一緒に入ったのでいい匂いですよっ。」
結心「…うん。いい匂い。」
俺は愛の匂いが凝縮してるとと丸に顔を擦り付けていると、バチンと強めに背中を叩かれた。
健吾「おーい、ラストワークさぼるなよ。」
と、湊は周りにいる奴らがまだ撮影に夢中だと思ってるらしく、不機嫌そうな声で俺をブレザーを引っ張る。
結心「もう終わった。」
俺はとと丸の腕でバカを指し、湊に気づいてもらって余った新聞を下級生の下駄箱に挿しに行ってもらう。
そんなマイペースな湊のおかげで俺は気が紛れ、やっと愛をまっすぐ見れると愛は俺と目が合うのを楽しみにしていたかのように笑顔で待っていて胸が締め付けられる。
結心「…飯、食いに行くか。」
愛「はい!何食べます?」
結心「肉かな。」
俺は最後の食事をなんとなくの今の気持ちで決めて、近場にある店をこの時間暇してるニーナに電話でお願いして押さえてもらう。
すると、新聞を全て配り終えた湊が駆け足でこちらに戻ってきた。
結心「肉食うけど、一緒に来る?」
健吾「え?いいの?」
と、湊は愛と2人で驚いた顔をして俺の目を見てくる。
結心「ニーナの車は5人乗りだからギリ大丈夫。」
俺は最後まで一緒にいたかった人たちと最後のご飯を食べ終え、そのままニーナと2人で本家に向かう。
凛「…辞める?」
と、ニーナは呼吸がだんだんと浅くなる俺を心配して窓を開けるとタバコを吸わせてくれる。
結心「辞めない。絶対にやる。」
俺は使い切ったリキッドボトルをくず箱になっているニーナのジャケットに入れ、家に着く前に全てを使い果たすようにして呼吸を整える。
凛「私はずっと結心と一緒だから。」
結心「…ありがとう。」
俺もニーナも今日を訪れさせるために神と会計士の面を被って、なんだって我慢して行動してきたけどそれも今日で終わり。
けど、ニーナが何を言ってもこれから始まる花火大会の主催者は俺。
だからニーナが捕まることはない。
凛「2104。」
と、ニーナは本家前で俺たちのことを待っていた信者に口唇術でバレないよう、家に着いたことを教える。
結心「…じゃあ、明日の生誕祭に。」
俺はニーナの車から出ていつも通り夕方から深夜まで仕事をして、明日の生誕祭に備えて眠剤を使ってしっかりと睡眠を取っているという父親の部屋の前に立つ。
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それを不審に思った俺は勢いよく襖を開けると、ニーナと寝ているはずの父さんはニーナの体を押さえるように馬乗りになり、俺の母親でもあり愛の母親でもある女が俺とお揃いのポケットナイフをニーナの首元に突き立てていた。
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と、父さんは俺を神とも子どもとも思っていない目で睨んでくる。
結心「御礼参り。」
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すると、父さんはニーナを強引に引っ張りあげて俺が手に持ったナイフで刺されないように盾を作った。
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と、父さんはニーナの首を絞めながら自分の生にしがみつく。
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俺は後ずさりする男を逃さないように走り出し、ニーナの首を締めている腕を切りつける。
すると、男は断末魔をあげながらニーナを畳の上に落とし、襖を突き破るように背中から倒れた。
陽旦「…待て!話し合おう!」
結心「父さんはずっと誰の話も聞いてない。だから、人にも神父にもなれない怪物だよ。」
俺は腰が抜けて片腕で這いつくばる父さんの太ももを刺し、絶対的に歩けないようにする。
結心「産みつけてくれてありがとう。さよなら。」
もがく男の背中に俺は捨てられた女の数だけナイフを刺し、生誕祭の準備を全て完了させる。
結心「…ニーナ、大丈夫?」
俺はこれから始まる生誕祭をニーナと一緒にこの家の上から見ようと呼ぶけれど、反応がない。
結心「ニーナ?」
俺は畳の上で倒れたままのニーナに駆け寄り、血に濡れた手で息を確認するが温かい呼吸を感じられない。
その瞬間、俺は頭の中が真っ白になり酸素が体から全て無くなりそうになったけれど、まだ生温かい血まみれの手と唇でニーナを生き返させるように息吹を送る。
それを時計の秒針が3回回っても続けていると、ニーナは苦しそうに咳をしながら体を飛び上がらせて息を吹き返した。
結心「…よかった。」
俺は父親にまた大切な人の命を奪われそうになったのを肩を震わせて怖がっていると、その肩にニーナが重そうな手を乗せて優しく掴んだ。
凛「時間通りに…、予定通りに…、進めて…。」
と、ニーナは自分のせいで遅れている連絡網を回すよう俺に言う。
結心「分かったよ。けど、ニーナを車に乗せてから。」
俺は首を横に振るだけのニーナを安全地帯の駐車場にある車に移動させてから、分家に生誕祭の始まりの合図を伝える。
結心「32分後の日の出の時間と共に、授けた火打石で陽を起こせ。」
俺の指示をすんなりと聞いた電話先の信者はこの言葉を他の信者にも回すだろう。
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