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第20章~トーナメント・第三死合い~

第117話*

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 肩で大きく息をしていると、真上から顔を覗き込まれてこんなことを聞かれる。

「それともお前、私に抱かれるのは嫌なの? たまには逆でやってみる?」
「は……? 逆って……」
「お前が抱く側になるかってこと。いつも下ばかりで飽きちゃったかなと思ってね。ちなみに、私はどっちでもいいよ」
「っ!?」

 何故そういう発想になるのだろうか。申し訳ないが、こういう時の兄の思考回路はアクセルには理解できない。

「け、結構です……! 兄上が下だなんて、俺どうしていいかわからないし……」
「あ、そう? ならこのままでいいよね? どうせ明日は非番だし、腰が砕けるまでたっぷり可愛がってあげる」
「腰が砕けるのは困る……あっ! あっ!」

 ピン、と小さな乳首を弾かれ、びくんと身体が跳ねた。

 軽く胸元を刺激されただけなのにあっという間に官能が高まり、すぐに股間に熱が溜まって前がキツくなってしまう。

「ふふ、何だかんだ言ってお前もやる気満々だね。身体は素直だな」
「こ、これは……兄上が変な風に触るから……」
「おや、私のせいにするの? まあ半分当たってるけど。じゃあもっと変な風に触っちゃおうかな」
「だ、だめ……あっ!」

 ばたついている足から器用にズボンを抜き取られ、一緒に下着も脱がされてしまう。

 剥き出しになった股間をむんずと掴まれ、強弱をつけて扱かれた。

「んっ……んっ、ああだめ、兄上ぇ……」
「何でだめなの? 私に触られてこんなに興奮してるのに」
「そ、ん……っ! そ、いうこと……言わな、でぇ……!」
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