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第20章~トーナメント・第三死合い~
第99話(フレイン視点)
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「そうかい。ならユーベルも誘ってみるか? あいつも最近、ご自慢の武器の切れ味が鈍くなったって嘆いてたからな」
「ああ、いいね。三人で行けばさすがに浮気とは思われないし」
そう思い立ち、フレインはジークとユーベルの城を訪れた。
ユーベルはちょうど専属歌劇団の稽古をつけており、一糸乱れぬ動きを伝授しているところだった。
「ああ、そういうことですか。口実はやや気に入りませんが、鉱石を採掘するのは悪くありませんね」
結局ユーベルを含めた三人で採掘場に行くことになり、その後はお互い自由に目的のブツを発掘することになった。
どうせ来たからにはなるべく効果のある鉱石を……と思い、かなり深いところまで潜ったのだが、途中で何度もガーディアンの妨害にあい、あまり採掘が進まなかった。
――もう……明日までには帰らないといけないのに。
何体目かのガーティアンを切り捨てつつ、やれやれと溜息をつく。
世界にひとつしかないお宝を狙いに来ているわけではないのだ。お守りになりそうな鉱石なら何でもいいんだから、いちいち邪魔しないで欲しい。
まあ、これだけ邪魔が入るということは、それだけ貴重な鉱石がたくさんあるということなんだろうけど……。
――ぶっちゃけ、どれがどれだか見ただけじゃわからないんだよね……。
鉱石は、宝石みたいにキラキラした状態で壁に埋まっているわけではない。該当する部分を掘り出し、鍛冶屋に持って行って削ったり研磨したり加工してもらったりして、それでようやく宝石のような輝きを放つのだ。
「ああ、いいね。三人で行けばさすがに浮気とは思われないし」
そう思い立ち、フレインはジークとユーベルの城を訪れた。
ユーベルはちょうど専属歌劇団の稽古をつけており、一糸乱れぬ動きを伝授しているところだった。
「ああ、そういうことですか。口実はやや気に入りませんが、鉱石を採掘するのは悪くありませんね」
結局ユーベルを含めた三人で採掘場に行くことになり、その後はお互い自由に目的のブツを発掘することになった。
どうせ来たからにはなるべく効果のある鉱石を……と思い、かなり深いところまで潜ったのだが、途中で何度もガーディアンの妨害にあい、あまり採掘が進まなかった。
――もう……明日までには帰らないといけないのに。
何体目かのガーティアンを切り捨てつつ、やれやれと溜息をつく。
世界にひとつしかないお宝を狙いに来ているわけではないのだ。お守りになりそうな鉱石なら何でもいいんだから、いちいち邪魔しないで欲しい。
まあ、これだけ邪魔が入るということは、それだけ貴重な鉱石がたくさんあるということなんだろうけど……。
――ぶっちゃけ、どれがどれだか見ただけじゃわからないんだよね……。
鉱石は、宝石みたいにキラキラした状態で壁に埋まっているわけではない。該当する部分を掘り出し、鍛冶屋に持って行って削ったり研磨したり加工してもらったりして、それでようやく宝石のような輝きを放つのだ。
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