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第20章~トーナメント・第三死合い~
第77話
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アクセルは「どんな風に戦おうがその人の自由だ」と思っているタイプだが、だからと言って周りの戦士に「あいつ魔法に頼ってるぜ」などとバカにされたくはない。
次の死合いもそれなりの観戦者がいるだろうし、あからさまな魔法武器に仕上げるのはちょっと恥ずかしい気持ちもあった。
――でもチェイニーの方は、魔法っぽい武器も使ってきそうなんだよな……。
これは完全にイメージだが、彼は武器や戦い方そのものには特にこだわりがなく「目的が果たせれば何でもいい」と考えそうなタイプだ。
だとしたら武器強化に関しても抵抗はなく、使えるものは何でも使ってくるんじゃないかと思う。飛び道具、隠し武器、魔法に幻術、何でもござれだ。
「……兄上、魔法の抵抗力を上げるような武器強化ってできないかな?」
「抵抗力を? どういうこと?」
「いや、例えば……相手が武器で炎を発生させてきたとして、それを武器で打ち消せるとか。雷を武器で吸収できるとか……そういう強化だよ」
「ああ……まあ、できなくはないんじゃないかな。その分、特殊な材料が必要になりそうだけど」
「ちょっとエルフに聞いてくるか。それで『できる』って言われたら、必要な素材を集めに行けばいいよな」
そう言ったら、兄はやや怪訝な顔で尋ねてきた。
「集めに行くのはいいけど、お前の死合いって四日後とかじゃなかった? それまでに素材集め終わるの? いつもの鍛錬もしなきゃいけないでしょ? スケジュール的に大丈夫なの?」
「それは……死ぬ気で頑張れば何とかなるかなと」
次の死合いもそれなりの観戦者がいるだろうし、あからさまな魔法武器に仕上げるのはちょっと恥ずかしい気持ちもあった。
――でもチェイニーの方は、魔法っぽい武器も使ってきそうなんだよな……。
これは完全にイメージだが、彼は武器や戦い方そのものには特にこだわりがなく「目的が果たせれば何でもいい」と考えそうなタイプだ。
だとしたら武器強化に関しても抵抗はなく、使えるものは何でも使ってくるんじゃないかと思う。飛び道具、隠し武器、魔法に幻術、何でもござれだ。
「……兄上、魔法の抵抗力を上げるような武器強化ってできないかな?」
「抵抗力を? どういうこと?」
「いや、例えば……相手が武器で炎を発生させてきたとして、それを武器で打ち消せるとか。雷を武器で吸収できるとか……そういう強化だよ」
「ああ……まあ、できなくはないんじゃないかな。その分、特殊な材料が必要になりそうだけど」
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