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第20章~トーナメント・第三死合い~
第5話
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慌てて平謝りし、アクセルはごまかすように言った。
「ええと、じゃあちょっとシャワーでもしてこようかな……。ついでに衣装も洗濯してくるよ」
逃げるように脱衣所に駆け込み、服を洗濯カゴに放り込んで浴室に入る。
シャワーコックを捻り、頭から熱いお湯を浴びて気分をさっぱりさせた。
――兄上、ちょっとイラッとしてた……よな?
何もしていないのに疑ってしまったのは、申し訳なく思う。
とはいえ前科持ちである以上、浮気を疑われるのは仕方ないんじゃないか。
何度も同じようなシチュエーションで浮気されてきたのだから、またやらかしたのかと考えてしまうのは自然なことだ。俺は悪くないよな……うん。
そう思って開き直っていると、急に浴室のドアが開いて兄が入ってきた。
当たり前のように全裸になっていて、タオルの他に怪しい道具も複数所持している。
「あ、兄上!? 何で入ってくるんだ!? というか、その道具はなんだ!?」
「ああ、なんか今日はこういう気分で。ちょっとイラッとしたから、お仕置きしちゃおうかなと」
「ええ!? そんなこと言われても……、兄上だって浮気したことあるんだから、疑われるのは仕方ないん……うっ!」
そう言いかけたら、兄に手で口を塞がれて風呂の壁に押さえ込まれた。
思った以上に目が据わっていて、今更ながら「地雷を踏んでしまった」ことに気付く。
「ええと、じゃあちょっとシャワーでもしてこようかな……。ついでに衣装も洗濯してくるよ」
逃げるように脱衣所に駆け込み、服を洗濯カゴに放り込んで浴室に入る。
シャワーコックを捻り、頭から熱いお湯を浴びて気分をさっぱりさせた。
――兄上、ちょっとイラッとしてた……よな?
何もしていないのに疑ってしまったのは、申し訳なく思う。
とはいえ前科持ちである以上、浮気を疑われるのは仕方ないんじゃないか。
何度も同じようなシチュエーションで浮気されてきたのだから、またやらかしたのかと考えてしまうのは自然なことだ。俺は悪くないよな……うん。
そう思って開き直っていると、急に浴室のドアが開いて兄が入ってきた。
当たり前のように全裸になっていて、タオルの他に怪しい道具も複数所持している。
「あ、兄上!? 何で入ってくるんだ!? というか、その道具はなんだ!?」
「ああ、なんか今日はこういう気分で。ちょっとイラッとしたから、お仕置きしちゃおうかなと」
「ええ!? そんなこと言われても……、兄上だって浮気したことあるんだから、疑われるのは仕方ないん……うっ!」
そう言いかけたら、兄に手で口を塞がれて風呂の壁に押さえ込まれた。
思った以上に目が据わっていて、今更ながら「地雷を踏んでしまった」ことに気付く。
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