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第18章~トーナメント初戦~
第22話
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「誰だきみは? 俺に何か用か?」
「俺、アクセルです。せっかく会えましたので、ご挨拶に伺いました。明日の死合い、よろしくお願いします」
「ああ、そういうことか……。ご丁寧にありがとう」
ショーンもようやく合点がいったのか、「ふむ」と顎に手を当ててきた。そしてこちらの全身を眺め、小さく首をかしげる。
「それにしてもきみ、初見じゃないな。どこかで見たような気がするんだが……」
「あ、それは……多分、ランゴバルト様に引率された狩りでのことだと思います。あの時はお世話になりました」
「ああ、そうだ! 余計なことをしてランゴバルト様に殺されかけていた新人がいたな! まだ生きていたとは驚きだぜ」
そう言われてしまい、アクセルは苦笑いで答えた。
確かに自分は変な罠によく引っ掛かるし、命の危機に晒されたことだって数え切れないほどある。その度に兄や周りの人に助けてもらい、何とか生き延びられたという感じだ。
赤の他人から見れば、自分はきっと真っ先に死んでしまうタイプなのだろう。ヴァルハラにいるから今もこうして生きていられるけれど、そうじゃなかったら意味のわからないところで無駄死にしていたかもしれない。
「あの、それでショーンさんは今回のトーナメントの意気込みはいかがですか?」
「意気込み? そりゃあ死合いである以上は真面目にやるつもりだが……何でそんなこと聞くんだ?」
「俺、アクセルです。せっかく会えましたので、ご挨拶に伺いました。明日の死合い、よろしくお願いします」
「ああ、そういうことか……。ご丁寧にありがとう」
ショーンもようやく合点がいったのか、「ふむ」と顎に手を当ててきた。そしてこちらの全身を眺め、小さく首をかしげる。
「それにしてもきみ、初見じゃないな。どこかで見たような気がするんだが……」
「あ、それは……多分、ランゴバルト様に引率された狩りでのことだと思います。あの時はお世話になりました」
「ああ、そうだ! 余計なことをしてランゴバルト様に殺されかけていた新人がいたな! まだ生きていたとは驚きだぜ」
そう言われてしまい、アクセルは苦笑いで答えた。
確かに自分は変な罠によく引っ掛かるし、命の危機に晒されたことだって数え切れないほどある。その度に兄や周りの人に助けてもらい、何とか生き延びられたという感じだ。
赤の他人から見れば、自分はきっと真っ先に死んでしまうタイプなのだろう。ヴァルハラにいるから今もこうして生きていられるけれど、そうじゃなかったら意味のわからないところで無駄死にしていたかもしれない。
「あの、それでショーンさんは今回のトーナメントの意気込みはいかがですか?」
「意気込み? そりゃあ死合いである以上は真面目にやるつもりだが……何でそんなこと聞くんだ?」
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感想や誤字報告なんかも気軽に送っていただけるとありがたいです。
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も良かったら読んでみてくださいませ。
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