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第17章~トーナメントに向けて~
第31話
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そんな雑用をこなしていたら、すっかり陽が暮れていた。
「ふんふん~♪ 今日は特大のステーキだよ~♪ 好きな焼き加減で好きなだけ焼いてあげるから、リクエストしてね~♪」
綺麗になった服を持って帰宅したら、兄がものすごい上機嫌でキッチンに立っていた。捌きたての肉をステーキにできることが、余程嬉しいようだ。
「ええと……俺は普通サイズでいいかな。焼き加減も普通で……」
「え、普通でいいの? 別に遠慮しなくていいのに」
……遠慮ではなく、自分は兄のような肉食ではないだけなのだが。
とりあえず夕食作りは兄に任せることにして、アクセルは他の雑用を済ませることにした。洗濯物を引き出しにしまい、軽く寝室の掃除をして、食事のテーブルを整える。ストックのハチミツ入りレモン水をかなり消費してしまったので、追加で作り置きもしておいた。
「お待たせ~! ステーキ焼きたてだよ。早速食べよう」
兄が大皿にステーキを盛ってきてくれたので、冷めないうちにいただくことにした。新鮮な熊肉はそれなりに美味しくて、十分食べ応えがあった。兄などは一枚では飽き足らず、一気に三枚も食べてご満悦の様子だった。さすがはお肉大好きの兄というか……。
「それで兄上、次はいつ非番になるんだ?」
何気ない話の流れで聞いてみた。
「できれば、なるべく早くあの修行場で修行チャレンジしたいんだが」
「ふんふん~♪ 今日は特大のステーキだよ~♪ 好きな焼き加減で好きなだけ焼いてあげるから、リクエストしてね~♪」
綺麗になった服を持って帰宅したら、兄がものすごい上機嫌でキッチンに立っていた。捌きたての肉をステーキにできることが、余程嬉しいようだ。
「ええと……俺は普通サイズでいいかな。焼き加減も普通で……」
「え、普通でいいの? 別に遠慮しなくていいのに」
……遠慮ではなく、自分は兄のような肉食ではないだけなのだが。
とりあえず夕食作りは兄に任せることにして、アクセルは他の雑用を済ませることにした。洗濯物を引き出しにしまい、軽く寝室の掃除をして、食事のテーブルを整える。ストックのハチミツ入りレモン水をかなり消費してしまったので、追加で作り置きもしておいた。
「お待たせ~! ステーキ焼きたてだよ。早速食べよう」
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「それで兄上、次はいつ非番になるんだ?」
何気ない話の流れで聞いてみた。
「できれば、なるべく早くあの修行場で修行チャレンジしたいんだが」
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