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第14章~新しいバトル~
第125話
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しれっとそんなことを言う兄。まったく……この兄はスレンダーなくせに大食いすぎて、時々呆れてしまう。この点は自分と全然似ていない。
泉から出て、歩いて家に帰ったら、ピピが「おかえり」と言わんばかりにすっ飛んできた。嬉しそうにこちらに纏わりつき、長い耳をパタパタ上下させている。ちゃんと生き残って帰ってきてくれたことが嬉しかったみたいだ。
「さ、お前はピピちゃんとお風呂にでも入っておいで。ご飯なら私が作っておくからさ」
「ああ、わかった」
言われた通り、アクセルは露天風呂に浅くお湯を張り、ピピと一緒に湯を浴びた。
自分の身体と一緒にピピの身体も丁寧に洗ったら、張っていたお湯がいつの間にか薄く汚れていた。
――そういや、鍛錬にかまけてまたピピを風呂にいれそびれていたな……。
せっかく露天風呂を作ったのに、これでは意味がない。餌やりと同様、これも習慣づけないとダメだ。
そこそこの時間をかけてピピを綺麗にし、ついでに自分の汗も流して、最後にお湯を捨てて露天風呂を洗った。
そんなことをしていたら、とうとう兄が痺れを切らしたらしく、
「アクセル、いつまでお風呂入ってるの? もうご飯できてるよ」
「……あ、すまない。今行く。……ところで、何を作ったんだ?」
「お肉たっぷりのサンドイッチとシチューだよ。身体を動かした後はタンパク質が欠かせないからね♪」
「そ、そうか……」
泉から出て、歩いて家に帰ったら、ピピが「おかえり」と言わんばかりにすっ飛んできた。嬉しそうにこちらに纏わりつき、長い耳をパタパタ上下させている。ちゃんと生き残って帰ってきてくれたことが嬉しかったみたいだ。
「さ、お前はピピちゃんとお風呂にでも入っておいで。ご飯なら私が作っておくからさ」
「ああ、わかった」
言われた通り、アクセルは露天風呂に浅くお湯を張り、ピピと一緒に湯を浴びた。
自分の身体と一緒にピピの身体も丁寧に洗ったら、張っていたお湯がいつの間にか薄く汚れていた。
――そういや、鍛錬にかまけてまたピピを風呂にいれそびれていたな……。
せっかく露天風呂を作ったのに、これでは意味がない。餌やりと同様、これも習慣づけないとダメだ。
そこそこの時間をかけてピピを綺麗にし、ついでに自分の汗も流して、最後にお湯を捨てて露天風呂を洗った。
そんなことをしていたら、とうとう兄が痺れを切らしたらしく、
「アクセル、いつまでお風呂入ってるの? もうご飯できてるよ」
「……あ、すまない。今行く。……ところで、何を作ったんだ?」
「お肉たっぷりのサンドイッチとシチューだよ。身体を動かした後はタンパク質が欠かせないからね♪」
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