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第14章~新しいバトル~
第120話
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「弟くんも、せっかく狂戦士モードになったのなら、もう少し頑張るべきでしたね。動き自体は悪くなかったのに、もったいないことです。まあ、今回は最後まで死ななかっただけヨシとしましょう」
「いっ……!」
わざと脇腹をつつかれ、とんでもない激痛に叫びそうになった。
声を殺して悶絶していると、兄が苦笑しつつ代わりに答えてくれた。
「まあとにかく、今日のところはお疲れ様だ。また楽しいバトルができるといいね」
「ええ、そうですね。フレインも、たまには宴に参加しませんか? みんなで愉快に踊りましょう」
「気が向いたらね。それじゃあ、私たちはこれで」
兄はさっさと足を動かし、スタジアムを出てオーディンの泉に向かった。
先程の試合に出ていた連中はほとんど棺行きだったので、こちらは比較的空いていた。
「っ……!」
兄に背負われたまま、ざぶざぶと泉の中心に入っていく。水が細かな傷に沁み込み、一瞬飛び上がるくらいに痛かった。兄にしがみついていなければ、大声で叫んでいたかもしれない。
「アクセル、大丈夫かい?」
「ま、まあ何とか……」
「そう。じゃあこのまましばらく我慢しててね。傷が治るまでの辛抱だよ」
「わかってるよ……」
仕方なくアクセルは、痛みに耐えながら泉に浸かり続けた。
しばらく無言でいると、兄が何気なく話を振ってきた。
「いっ……!」
わざと脇腹をつつかれ、とんでもない激痛に叫びそうになった。
声を殺して悶絶していると、兄が苦笑しつつ代わりに答えてくれた。
「まあとにかく、今日のところはお疲れ様だ。また楽しいバトルができるといいね」
「ええ、そうですね。フレインも、たまには宴に参加しませんか? みんなで愉快に踊りましょう」
「気が向いたらね。それじゃあ、私たちはこれで」
兄はさっさと足を動かし、スタジアムを出てオーディンの泉に向かった。
先程の試合に出ていた連中はほとんど棺行きだったので、こちらは比較的空いていた。
「っ……!」
兄に背負われたまま、ざぶざぶと泉の中心に入っていく。水が細かな傷に沁み込み、一瞬飛び上がるくらいに痛かった。兄にしがみついていなければ、大声で叫んでいたかもしれない。
「アクセル、大丈夫かい?」
「ま、まあ何とか……」
「そう。じゃあこのまましばらく我慢しててね。傷が治るまでの辛抱だよ」
「わかってるよ……」
仕方なくアクセルは、痛みに耐えながら泉に浸かり続けた。
しばらく無言でいると、兄が何気なく話を振ってきた。
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