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第14章~新しいバトル~
第107話
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ちなみにランゴバルトの武器は、いつもの大戟ではなく弓と手斧である。それもただの弓ではなく、普通より二回り以上も大きくて、矢も槍のように太かった。あんなの、一発でも当たったら即死決定である。
ユーベルの回避力に期待するしかない。
「それでは、ただいまより第一回ランクマッチバトルを開始いたします……」
天からヴァルキリーの声が聞こえてきた。この辺りのアナウンスは、公式死合いと同じみたいだ。
「今回のランクマッチは、飛び道具限定のルールとなっております。違反した場合、その場ですぐに失格・退場となりますのでご注意ください」
なるほど、注意喚起もしてくれるのか。親切なことだ。
「それでは、各チーム所定の位置についてください。十……九……八……」
いきなりカウントダウンが始まり、アクセルは慌ててユーベルを見た。
――所定の位置ってなんだ!? そんなの決めてないぞ!?
他のメンバーもざわついていたが、ユーベルは至って涼しい顔をしている。
「あなた達は好きなところで戦いなさい。わたくしはランゴバルトの相手をします」
「は、はい……」
やっぱり作戦はないようだ。こうなったら、それぞれが自分の思うように戦うしかない。
――しょうがない、俺だって死ぬわけにはいかないんだ。試合が終わるまで、何とか生き延びなければ。
ユーベルの回避力に期待するしかない。
「それでは、ただいまより第一回ランクマッチバトルを開始いたします……」
天からヴァルキリーの声が聞こえてきた。この辺りのアナウンスは、公式死合いと同じみたいだ。
「今回のランクマッチは、飛び道具限定のルールとなっております。違反した場合、その場ですぐに失格・退場となりますのでご注意ください」
なるほど、注意喚起もしてくれるのか。親切なことだ。
「それでは、各チーム所定の位置についてください。十……九……八……」
いきなりカウントダウンが始まり、アクセルは慌ててユーベルを見た。
――所定の位置ってなんだ!? そんなの決めてないぞ!?
他のメンバーもざわついていたが、ユーベルは至って涼しい顔をしている。
「あなた達は好きなところで戦いなさい。わたくしはランゴバルトの相手をします」
「は、はい……」
やっぱり作戦はないようだ。こうなったら、それぞれが自分の思うように戦うしかない。
――しょうがない、俺だって死ぬわけにはいかないんだ。試合が終わるまで、何とか生き延びなければ。
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