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第13章~獣化の秘密~
第88話
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「僕がいた時はあったけど、隠し本棚ってまだあるのかなー?」
「隠し本棚? それってどこかに繋がってたりするのか?」
「いや、本棚自体は普通の本棚だよ。並んでる本が秘蔵の図書だったりするの」
「ああ、そういう意味か……」
中に誰もいないようだったので、アクセルも一緒に部屋に入った。
――そういや最近、本を読んでいる時間もなかったな……。
読書は大事な娯楽だ。教養を身につけるという意味でも、本を読んで損はないと思う。
家に帰ったらたまには図書館に行こうかな……などと考えていたら、ミューがとある本棚をズズッと横にスライドさせた。壁があるのかと思いきや、そこには別の小さな本棚が埋め込まれており、そこにも何かの本がギッシリ並んでいた。どうやらこれが隠し本棚のようだった。
「わー、あったあった! やっぱりストレス発散にこういう本は欠かせないよねー!」
「? ストレス発散? どういう意味だ?」
「んー、アクセルはどういうのが好みー? 結構エグいのもあるよ?」
「……え?」
何かと思い、ミューが差し出してきた本をパラパラとめくる。一体どういう内容なのかと思ったら、唐突に挿絵が出てきてアクセルは目を剥いてしまった。
「うわぁ!」
慌てて本を閉じ、強引に本棚にその本を押し込む。
「隠し本棚? それってどこかに繋がってたりするのか?」
「いや、本棚自体は普通の本棚だよ。並んでる本が秘蔵の図書だったりするの」
「ああ、そういう意味か……」
中に誰もいないようだったので、アクセルも一緒に部屋に入った。
――そういや最近、本を読んでいる時間もなかったな……。
読書は大事な娯楽だ。教養を身につけるという意味でも、本を読んで損はないと思う。
家に帰ったらたまには図書館に行こうかな……などと考えていたら、ミューがとある本棚をズズッと横にスライドさせた。壁があるのかと思いきや、そこには別の小さな本棚が埋め込まれており、そこにも何かの本がギッシリ並んでいた。どうやらこれが隠し本棚のようだった。
「わー、あったあった! やっぱりストレス発散にこういう本は欠かせないよねー!」
「? ストレス発散? どういう意味だ?」
「んー、アクセルはどういうのが好みー? 結構エグいのもあるよ?」
「……え?」
何かと思い、ミューが差し出してきた本をパラパラとめくる。一体どういう内容なのかと思ったら、唐突に挿絵が出てきてアクセルは目を剥いてしまった。
「うわぁ!」
慌てて本を閉じ、強引に本棚にその本を押し込む。
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