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第12章~不穏な空気~
第91話*
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いやらしい身体に開発したくせに、と言いたくなったが、さすがに口にするのは憚られた。これでは自分で自分を「いやらしい」と認めているようなものだ。
一方の兄は弟の葛藤など歯牙にもかけない様子で、腰に手を当ててきた。
「うん、だからお兄ちゃんが責任持って全部面倒見てあげようかと。触るなっていうなら触らないから、自分で発散する方法教えてあげるよ」
「……はっ? どういう意味だそれは」
「そのままの意味だよ。お前には今まで正しい発散方法教えてこなかったし。溜まった時に私が側にいないこともあるだろうから、一人で処理する方法も身につけないとね」
「っ……!?」
「とりあえず、汚れてもいいようにお風呂場に行こうか。大丈夫、私は触らないからさ。そこは約束するよ」
「えっ、ちょ……そんな、俺は……!」
反論も虚しく、あれよあれよと風呂場に連れ込まれてしまう。
短いスカートを穿いた自分が鏡に写り込み、アクセルはかあっと頬を赤くした。すぐに目を反らしたが、一瞬股間が視界に入ってしまった。スカートを僅かに押し上げて存在を主張している。もう恥ずかしすぎて顔から火が出そうだ。
「好きなところに座っていいよ」
そう言って、兄がバスタブの縁に腰掛ける。
「私はここで見ててあげる。お前は好きなように弄ってみなさい」
「弄る!? 何を……」
「そりゃあ、前と後ろに決まってるじゃないか。座りながらこう、脚を開いて自分で前と後ろを弄るんだよ」
一方の兄は弟の葛藤など歯牙にもかけない様子で、腰に手を当ててきた。
「うん、だからお兄ちゃんが責任持って全部面倒見てあげようかと。触るなっていうなら触らないから、自分で発散する方法教えてあげるよ」
「……はっ? どういう意味だそれは」
「そのままの意味だよ。お前には今まで正しい発散方法教えてこなかったし。溜まった時に私が側にいないこともあるだろうから、一人で処理する方法も身につけないとね」
「っ……!?」
「とりあえず、汚れてもいいようにお風呂場に行こうか。大丈夫、私は触らないからさ。そこは約束するよ」
「えっ、ちょ……そんな、俺は……!」
反論も虚しく、あれよあれよと風呂場に連れ込まれてしまう。
短いスカートを穿いた自分が鏡に写り込み、アクセルはかあっと頬を赤くした。すぐに目を反らしたが、一瞬股間が視界に入ってしまった。スカートを僅かに押し上げて存在を主張している。もう恥ずかしすぎて顔から火が出そうだ。
「好きなところに座っていいよ」
そう言って、兄がバスタブの縁に腰掛ける。
「私はここで見ててあげる。お前は好きなように弄ってみなさい」
「弄る!? 何を……」
「そりゃあ、前と後ろに決まってるじゃないか。座りながらこう、脚を開いて自分で前と後ろを弄るんだよ」
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