転生したらいろんな意味で兄に可愛がられています～ヴァルハラで死合いましょう～

第１２章～不穏な空気～

第１７話*

　メスイキの恐ろしさを知っているからこそ、このタイミングで挿れられるのが怖くてたまらなかった。

　アクセルはぶんぶんと首を振り、泣きそうな目で訴えた。

「ちょっと待ってくれ……！　せめてもう少し落ち着いてからにしてくれ……！」
「何言ってるの。お前だって待ちきれないでしょ。可愛い蕾がひくひくいってるよ」
「ち、違……！　それは……！」
「口で否定してもだめ。身体は素直だもん。まあ、ちょっと嫌がってみせるところも可愛いけど」

　ぐぐっ……と秘蕾に圧がかかってきて、「ひッ！？」と引き攣った悲鳴が漏れる。

「ま、待ってくれ、本当に今は……！」
「じゃ、いくよ」
「だ、だめだ兄上、待ってお願……ああぁぁっ！」

　一気に最奥まで楔を突っ込まれ、びくんと全身が大きく痙攣した。はずみでガタンとテーブルが揺れ、強すぎる衝撃に一瞬気が遠くなる。絶頂感が途切れず、焦点のボヤけた目でがくがく身体を震わせた。

「あ……あ……あぁ……あっ」
「……ふふ、挿れただけでイっちゃった。一回目なのに、ちゃんと出さずにイけたね。いい子いい子」
「んっ……ふ、は……あ」
「でも縛ったからには、今度はちゃんと耐えなきゃだめだよ？　お前ばかりイってしまったら一人遊びみたいで面白くないからね」
「え……？　あ……っ、あぅン！」

　ずるりと欲望を引き抜かれ、次の瞬間にはまたズン、と奥まで挿入される。