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第10章~日常の中で~

第43話*

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 下腹部に手を這わされ、下着の中に手を入れられて、性器を直接握られてしまう。

 そのままゆっくり扱かれて、アクセルは縋るようにフレインにしがみついた。

「んんっ……! やっ、あう……」
「ねえ、ここ触られるとすごく感じるでしょう」
「そ、な……聞き方、しないでくださ……あっ!」
「ふふ……感じやすいのに恥ずかしがり屋で、本当に可愛いよ。そんな反応されると、もっと気持ちよくしてあげたくなっちゃう」

 そう言ったかと思うと、フレインはパッと身体を起こし、アクセルの下肢に回って下着ごとズボンを引き抜いてきた。

「あ、待っ……!」

 いきなり下半身を剥き出しにされ、両脚を軽く開かされて、その間にフレインが割り入ってくる。股間が丸見えになるだけでも恥ずかしかったのに、脚を閉じられなくなったせいで顔から火が出そうになった。

 以前は何度も交わっていたというけれど、恥ずかしいものは恥ずかしい。

「あ、兄上……あまり見ないでください……!」
「なんで? お前の身体、すごくスタイルよくて綺麗だよ。腹筋も綺麗に割れてるし、脚もお尻も引き締まっててとてもいい。このスタイルが好きすぎて、以前お前に『木彫りの裸体』を頼んだこともあったな」
「なっ……!?」
「まあ結局『さすがにそれは作れない』って断られちゃったけどね。でもその分、本物をいっぱい抱けたからよかったかな」
「っ……」
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