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第7章~ラグナロクの最中に~
第42話
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「何って、ちょっと実験。お前の危機意識はどのくらい進化したかな~って」
「そんな……あっ!」
やや強めに乳首を捻り上げられ、自然と声も大きくなった。もともと敏感な身体なのに、起き抜けにこんなことをされては抵抗もままならない。
アクセルは慌てて口に手を当てながら、兄を咎めた。
「ちょ、やめてくれ兄上……! ピピもいるのに……!」
「ああ、大丈夫。ピピちゃん、呆れてるけど何も言わないから。見て見ぬフリをしてるんじゃないかな」
「そんなわけないだろ……! とにかく、早くどいて……」
「でも私、もう反応しちゃったし」
「えっ……?」
驚いて視線を移したら、兄の股間は布を押し上げてしっかり存在を主張していた。
この状況で勃起するってどういうことだ!? と咎めたかったが、自分の膨らみも上から圧迫されて息が詰まってしまう。
「ほら、お前も硬くなってるじゃない。だからおあいこだね」
「違うだろ……! これは兄上が無理矢理……!」
「でもお前、お兄ちゃんに触られるの嫌いじゃないでしょ? 本当に嫌だったらこんなに反応しないもんね?」
「そ、それとこれとは話が……あっ!」
服の隙間から手を入れられ、今度は直接男根を握り込まれる。そのままゆるゆる扱かれて、無意識に腰が揺らめいた。ダメだと思いつつも、兄に刺激されると身体が勝手に反応してしまうようだ。
快感と困惑の狭間で葛藤しながらも、アクセルはどうにか兄の手を掴んだ。やりたい気持ちがないわけではないが、さすがにピピが隣にいる状況では心理的抵抗が大きい。
「そんな……あっ!」
やや強めに乳首を捻り上げられ、自然と声も大きくなった。もともと敏感な身体なのに、起き抜けにこんなことをされては抵抗もままならない。
アクセルは慌てて口に手を当てながら、兄を咎めた。
「ちょ、やめてくれ兄上……! ピピもいるのに……!」
「ああ、大丈夫。ピピちゃん、呆れてるけど何も言わないから。見て見ぬフリをしてるんじゃないかな」
「そんなわけないだろ……! とにかく、早くどいて……」
「でも私、もう反応しちゃったし」
「えっ……?」
驚いて視線を移したら、兄の股間は布を押し上げてしっかり存在を主張していた。
この状況で勃起するってどういうことだ!? と咎めたかったが、自分の膨らみも上から圧迫されて息が詰まってしまう。
「ほら、お前も硬くなってるじゃない。だからおあいこだね」
「違うだろ……! これは兄上が無理矢理……!」
「でもお前、お兄ちゃんに触られるの嫌いじゃないでしょ? 本当に嫌だったらこんなに反応しないもんね?」
「そ、それとこれとは話が……あっ!」
服の隙間から手を入れられ、今度は直接男根を握り込まれる。そのままゆるゆる扱かれて、無意識に腰が揺らめいた。ダメだと思いつつも、兄に刺激されると身体が勝手に反応してしまうようだ。
快感と困惑の狭間で葛藤しながらも、アクセルはどうにか兄の手を掴んだ。やりたい気持ちがないわけではないが、さすがにピピが隣にいる状況では心理的抵抗が大きい。
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