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第4章~更なる力を求めて~
第81話
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「……兄上のエッチ」
「おや、そういうお前もかなりのすけべだけど」
「お、俺のせいじゃない……! 兄上がそう開発したんだ……」
「そうかもね。でも私の前では、すけべなところ見せちゃだめだよ。誰かに付け込まれたら大変だもの」
「……見せるわけないだろ、そんなの……」
そうやって会話を続けているうちに、いつの間にか痛みにも慣れた。というか、だんだん元の感覚が戻ってきた。
チラリと左腕に視線を落としたら、手首の辺りまで回復が進んでいた。完全に復活するまでもう少しだ。
「ところで、この後の予定は何かあったっけ?」
と、兄が聞いてくる。
「そろそろ夕方だからな……。明日に備えて、買い物して帰るさ」
「食料なら、今朝ちょっと買い足しておいたけど」
「それもあるけど、武器屋に武器の修繕をお願いしないとな。公式の死合いじゃないから、こういうところが若干面倒だ」
公式の死合いの場合、破損した武器は勝手に回収され、一時間もすれば元の状態になって戻って来る。そういうところは大変便利だが、自分たちで鍛錬だの狩りだのを行って勝手に壊した場合は、自分で武器屋に武器を預けて修理を頼まなければならないのだ。
特に太刀や小太刀などの武器は丁寧に手入れしないとすぐに切れ味が悪くなってしまうので、ちょっとした刃こぼれでもすぐに武器屋に持って行かなければならない。自分の武器は気に入っているものの、そういったケアだけは手間がかかるなと思っている。
すると兄は笑いながら頭を撫でてきた。
「おや、そういうお前もかなりのすけべだけど」
「お、俺のせいじゃない……! 兄上がそう開発したんだ……」
「そうかもね。でも私の前では、すけべなところ見せちゃだめだよ。誰かに付け込まれたら大変だもの」
「……見せるわけないだろ、そんなの……」
そうやって会話を続けているうちに、いつの間にか痛みにも慣れた。というか、だんだん元の感覚が戻ってきた。
チラリと左腕に視線を落としたら、手首の辺りまで回復が進んでいた。完全に復活するまでもう少しだ。
「ところで、この後の予定は何かあったっけ?」
と、兄が聞いてくる。
「そろそろ夕方だからな……。明日に備えて、買い物して帰るさ」
「食料なら、今朝ちょっと買い足しておいたけど」
「それもあるけど、武器屋に武器の修繕をお願いしないとな。公式の死合いじゃないから、こういうところが若干面倒だ」
公式の死合いの場合、破損した武器は勝手に回収され、一時間もすれば元の状態になって戻って来る。そういうところは大変便利だが、自分たちで鍛錬だの狩りだのを行って勝手に壊した場合は、自分で武器屋に武器を預けて修理を頼まなければならないのだ。
特に太刀や小太刀などの武器は丁寧に手入れしないとすぐに切れ味が悪くなってしまうので、ちょっとした刃こぼれでもすぐに武器屋に持って行かなければならない。自分の武器は気に入っているものの、そういったケアだけは手間がかかるなと思っている。
すると兄は笑いながら頭を撫でてきた。
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