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第3章~新たなる試練~
第211話*
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ゆっくり腰を進められ、狭い小径を押し広げられながら、奥に楔を突き入れられた。
「んんッ……!」
根本まで穿たれ、アクセルはびくんと身体を震わせた。腹の底に先端が当たり、兄が体内で脈打っているのを感じる。それと同時に兄とひとつになっている実感もこみ上げてきて、全身の細胞が歓喜に湧いた。
「っ……あ……兄上……」
「ああ……本当にお前の中はいいね……。温かくて柔らかくて、すごくいい気持ち……」
「お、れも……気持ちい……」
「ふふ、じゃあ同じだね。お前と一緒に気持ちよくなれるなんて、幸せだな」
「あ……っ」
兄が小刻みに腰を動かし、最奥を突いてくる。湿った水音が接合部から漏れ始め、柔らかな肉襞がより熱く溶け始める。
「うっ、んっ……あぁ、あ……」
「ああ、すごい……どこもかしこもしっくり馴染む……。私の形を覚えてるみたい」
「それは……前に、あなたが言ってた……」
「あれ、そうだっけ? なんて?」
「何度も同じ人を受け入れてると、後ろが形を覚えるって……抵抗も少なくなって、快感も増すって……だから……あっ!」
一際強くグリッと奥を抉られ、アクセルは鋭い嬌声を漏らした。
涙に濡れた目で兄を見上げたら、兄はさも嬉しそうに微笑んでくれた。
「ああ、そうだったね。だからこんなに動きやすいんだ……」
「っ、あん! あ、や……っ、んん……っ!」
「私と違って、さすがにお前はいろんなことをよく覚えてるよ。私の言葉も、私の形も、何もかも」
「はっ、あ……! あぁ、兄上ぇ……」
「んんッ……!」
根本まで穿たれ、アクセルはびくんと身体を震わせた。腹の底に先端が当たり、兄が体内で脈打っているのを感じる。それと同時に兄とひとつになっている実感もこみ上げてきて、全身の細胞が歓喜に湧いた。
「っ……あ……兄上……」
「ああ……本当にお前の中はいいね……。温かくて柔らかくて、すごくいい気持ち……」
「お、れも……気持ちい……」
「ふふ、じゃあ同じだね。お前と一緒に気持ちよくなれるなんて、幸せだな」
「あ……っ」
兄が小刻みに腰を動かし、最奥を突いてくる。湿った水音が接合部から漏れ始め、柔らかな肉襞がより熱く溶け始める。
「うっ、んっ……あぁ、あ……」
「ああ、すごい……どこもかしこもしっくり馴染む……。私の形を覚えてるみたい」
「それは……前に、あなたが言ってた……」
「あれ、そうだっけ? なんて?」
「何度も同じ人を受け入れてると、後ろが形を覚えるって……抵抗も少なくなって、快感も増すって……だから……あっ!」
一際強くグリッと奥を抉られ、アクセルは鋭い嬌声を漏らした。
涙に濡れた目で兄を見上げたら、兄はさも嬉しそうに微笑んでくれた。
「ああ、そうだったね。だからこんなに動きやすいんだ……」
「っ、あん! あ、や……っ、んん……っ!」
「私と違って、さすがにお前はいろんなことをよく覚えてるよ。私の言葉も、私の形も、何もかも」
「はっ、あ……! あぁ、兄上ぇ……」
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