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第3章~新たなる試練~

第109話*(リバ注意)

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「……痛くないか?」
「全然。ほら……遠慮しないで、もっと奥に」

 誘われるまま、根本まで指を挿し込む。生温かく濡れた粘膜が指に吹いついてきて、少し前後に出し入れすれば、粘膜も一緒にまとわりついてきた。これは気持ちいい。

 ――中ってこんな感じだったのか……。

 温かくて柔らかくて、ほどよい締め付けがある。こんな感触、味わったことがない。ここに自分のものを挿れたら絶対気持ちいいだろう。

 その前にちゃんと解さなければ……と思い、二本目の指をぐいっと挿入したら、兄が小さな声を出した。

「あ……っ」
「あ、すまない……。痛かったか……?」
「そうじゃないよ……。強めの刺激が来たから感じただけ」
「感じた……? 本当か?」
「うん……とてもいい。せっかくだから、もっと指動かしてくれるかい?」
「ああ……兄上がそう望むなら……」

 二本の指をバラバラに動かし、まとわりつく内襞を入念に擦り上げる。瑞々しい柔肉を押し広げ、前立腺を指で圧迫し、弾力のある器官を解していく。

「っ……ん、ああ……お前、やっぱり上手だ……」
「それはよかった……。俺、初めてだから上手くできるかあまり自信が……」
「最初は誰でもそうだよ……。でも、これ……すごくいい……んっ」
「俺も、だんだん楽しくなってきた……」
「……おお……?」

 後ろを解しながら前に身体を倒し、胸の突起に吸い付いてみる。兄のそこは思った以上に硬く凝っていて、癖になる舌触りとほのかな甘さがたまらなかった。
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