転生したらいろんな意味で兄に可愛がられています~ヴァルハラで死合いましょう~

夢咲まゆ

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第1章~あなたを目指して~

第23話

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「まあまあ、本人が忘れちゃってるならどーしようもないじゃん? それよか、ランク上げて認知してもらった方が手っ取り早いよ?」
「わかってる!」

 だから三ヶ月で一〇〇位以内までランクを上げたのだ。かなり無茶な修行をしたが、それくらいやらなければ兄に振り向いてもらえない。

 忘れられたままでいてたまるか! 絶対に俺を思い出させてやる!

「そんなことより、アクセル今日非番だったよね?」

 怒りに燃えていると、チェイニーが腕を引っ張ってきた。

「それならちょっと買い出し行こう! オレ、久々にイノシシのシチュー食べたいんだよねー。宴で一度だけ出たあの味が忘れられなくてさ」
「それは作れってことか?」
「そうそう! アクセル、料理美味いし。シチューくらい作れるっしょ?」
「『シチューくらい』って言うなら自分で作ったらどうだ?」
「まあ固いこと言わずにさ。レッツゴー!」
「いや、買い出しは鍛錬終わってからに……」

 半ば強引に市場に連行していくチェイニー。

 やれやれ……と思いつつ、アクセルは買い出しに付き合うことにした。今日は何の鍛錬をしようか……と、頭の隅で考えながら。
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