市川先生の大人の補習授業

夢咲まゆ

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体育祭編

第52話*

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「んっ……せんせ、だめ……あっ」
「だめじゃないだろ? 気持ちいいんだよな。もうこんなに反応してるし」
「うう……ん」
「まあ、『イヤ』とか『だめ』とか言ってくれる方が、こっちとしては燃えるんだけどな」
「あぁっ!」

 カリッと突起に歯を立てられ、下半身がズキンと疼いた。それだけで軽く達しそうになり、唇を噛んで刺激に耐える。

(こんなんじゃすぐイっちゃう……)

 なんとか快感を散らしたかったが、机に縛り付けられていてはそれもできない。既に中心は熱く勃起しており、先端が嫌らしい淫液で濡れているのがわかった。

「あ、そうだ! 今日はあれ使ってみようぜ?」
「……え?」

 突然市川が顔を上げたので、夏樹は彼を目で追った。市川は「確かこの辺に……」と呟きながら、使っていない机の引き出しを手探りし始めた。

「おお、あったあった! これだ!」
「それは……」

 市川が取り出したのは書道で使われるような太めの筆だった。まだ未使用なのか、筆に透明なキャップが嵌っている。

「……って、なんで筆がそんなところにあるんですか」
「いや、俺が昔ここに隠しておいたヤツを回収しそびれたんだ。いかがわしい玩具じゃないから、今まで忘れてたよ」
「いかがわしい玩具じゃないからって……先生、学校にアダルトグッズ隠しまくってたんですか!?」
「ああ、大丈夫だよ。見つかったらヤバい道具は全部回収済みだからな。その辺は抜かりないぜ!」

 抜かりないぜ! じゃないだろうが、この変態教師!

「というわけで、今日は筆使ってみような」
「えっ? あっ、ちょ……!」

 市川が新品の筆を持って近づいてくる。何をされるのか予想がついてしまい、夏樹は逃げるように身じろぎした。
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