上 下
335 / 393
体育祭編

第51話*

しおりを挟む
「ていうか先生、なんで後ろにいたんですか!? 挨拶回りに行ってたんじゃないんですか!?」
「そんな、挨拶に一時間も二時間もかかるわけないじゃないか。井戸端会議してるオバチャンじゃないんだぞ? そんなのすぐに終わったよ」
「じゃあなんですぐに戻って来なかったんですか!」
「いや、夏樹のところに戻ろうと思ったら、ちょうどお前が席を立って校舎に入っていくのが見えたからさ。気になって後をつけたら、河口と言い合いしてるのを見つけたわけよ」

 なんというタイミングだ!

「まあとにかく、今度は河口に何かされる前に助けられてよかったよ。俺以外の誰かに夏樹が犯されるなんて、もう絶対許さないからな」

 珍しく独占欲を剥き出しにされ、不覚にも胸が高鳴ってしまった。我ながら単純だが、つくづく自分は市川に惚れているなと思い知らされる。

「というわけで、早速始めようか」
「あっ、ちょっ……」

 着ていた体操服を首元までめくり上げられ、薄桃色の突起が露わになる。

 胸元に手を這わせながら、市川は感嘆めいた溜息を漏らした。

「夏樹っていつ見ても綺麗な身体してるよな。白くてすべすべの肌はもちろんだけど、乳首も清楚なピンク色だ。何度も可愛がってるのに、いつでも処女気分だぜ」
「そ……そんなこと言わなくていいです!」
「でもホントだぜ? だから毎回止まらなくなっちゃうんだよな~。めっちゃソソられるからさ」
「あ……んっ」

 胸元にむしゃぶりつかれ、夏樹は顔を背けた。片方の突起を舌の上で転がされ、もう片方を指先でこねくり回される。

 快感に慣らされた身体はあっという間に火がつき、官能的な欲望が全身をめぐり始めた。薄桃色の乳首もぷっくりと赤く充血し、股間の若いシンボルもむくむくと膨らんでくる。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

小学生最後の夏休みに近所に住む2つ上のお姉さんとお風呂に入った話

矢木羽研
青春
「……もしよかったら先輩もご一緒に、どうですか?」 「あら、いいのかしら」 夕食を作りに来てくれた近所のお姉さんを冗談のつもりでお風呂に誘ったら……? 微笑ましくも甘酸っぱい、ひと夏の思い出。 ※性的なシーンはありませんが裸体描写があるのでR15にしています。 ※小説家になろうでも同内容で投稿しています。 ※2022年8月の「第5回ほっこり・じんわり大賞」にエントリーしていました。

令嬢の名門女学校で、パンツを初めて履くことになりました

フルーツパフェ
大衆娯楽
 とある事件を受けて、財閥のご令嬢が数多く通う女学校で校則が改訂された。  曰く、全校生徒はパンツを履くこと。  生徒の安全を確保するための善意で制定されたこの校則だが、学校側の意図に反して事態は思わぬ方向に?  史実上の事件を元に描かれた近代歴史小説。

「学校でトイレは1日2回まで」という校則がある女子校の話

赤髪命
大衆娯楽
とある地方の私立女子校、御清水学園には、ある変わった校則があった。 「校内のトイレを使うには、毎朝各個人に2枚ずつ配られるコインを使用しなければならない」 そんな校則の中で生活する少女たちの、おしがまと助け合いの物語

JKがいつもしていること

フルーツパフェ
大衆娯楽
平凡な女子高生達の日常を描く日常の叙事詩。 挿絵から御察しの通り、それ以外、言いようがありません。

♡蜜壺に指を滑り込ませて蜜をクチュクチュ♡

x頭金x
大衆娯楽
♡ちょっとHなショートショート♡年末まで毎日5本投稿中!!

ドSな義兄ちゃんは、ドMな僕を調教する

天災
BL
 ドSな義兄ちゃんは僕を調教する。

処理中です...