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春休み編
第41話*
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市川は後部座席のシートを倒し、夏樹を仰向けに押し倒した。素早く服を脱がして汚れない場所に放り投げ、自分もさっさと半裸になる。
「本当は昨日の夜に一緒に寝ようと思ってたのに、お前、断っちゃうんだもんなぁ。俺の部屋防音だから気にしなくてよかったのにさ」
「……一緒に寝たら、足腰潰されて帰れなくなっちゃうじゃないですか」
「いいじゃん、帰らなければ」
「そういうわけにはいかないでしょ。だったら先生が東京に戻ってきてくださいよ」
「ごめんな。でも、来年になったら一緒に暮らせるからさ。それまでの辛抱だから、な?」
「……バカ」
唇を重ねながら、お互いの身体を貪り合う。
しばらく会えなくても寂しくならないよう、夏樹もなるべく積極的に市川を誘った。市川の股間に手を伸ばし、膨らみかかっている欲望をそっと包み込んでやる。
いつも市川にされるがままだったので、こうして自分で彼のモノに触るのは初めてかもしれない。
「……夏樹、昨日に引き続き随分積極的だな。そんなに俺とヤりたかったのか?」
「そ……いうこと、言わないでくださいよ……っ!」
「嬉しいんだよ。今までみっちり大人の授業をしてきた甲斐があったな」
「またそういうこと言う……!」
でもその通りかもしれない。市川とつき合わなかったら、こんなテクニックも身につかなかった。よくも悪くも、市川から学んだことはたくさんあるということだ。
「あっ……ん!」
つぷん、と指先を後ろに挿し込まれ、反射的に背中が反り返った。
市川にされると、指一本でも感じてしまう。彼が触れたところからむず痒い感覚が沸き起こって来て、もっと強く触って欲しくてたまらなくなる。
(足りない……)
夏樹はもどかしげに腰をくねらせた。
「本当は昨日の夜に一緒に寝ようと思ってたのに、お前、断っちゃうんだもんなぁ。俺の部屋防音だから気にしなくてよかったのにさ」
「……一緒に寝たら、足腰潰されて帰れなくなっちゃうじゃないですか」
「いいじゃん、帰らなければ」
「そういうわけにはいかないでしょ。だったら先生が東京に戻ってきてくださいよ」
「ごめんな。でも、来年になったら一緒に暮らせるからさ。それまでの辛抱だから、な?」
「……バカ」
唇を重ねながら、お互いの身体を貪り合う。
しばらく会えなくても寂しくならないよう、夏樹もなるべく積極的に市川を誘った。市川の股間に手を伸ばし、膨らみかかっている欲望をそっと包み込んでやる。
いつも市川にされるがままだったので、こうして自分で彼のモノに触るのは初めてかもしれない。
「……夏樹、昨日に引き続き随分積極的だな。そんなに俺とヤりたかったのか?」
「そ……いうこと、言わないでくださいよ……っ!」
「嬉しいんだよ。今までみっちり大人の授業をしてきた甲斐があったな」
「またそういうこと言う……!」
でもその通りかもしれない。市川とつき合わなかったら、こんなテクニックも身につかなかった。よくも悪くも、市川から学んだことはたくさんあるということだ。
「あっ……ん!」
つぷん、と指先を後ろに挿し込まれ、反射的に背中が反り返った。
市川にされると、指一本でも感じてしまう。彼が触れたところからむず痒い感覚が沸き起こって来て、もっと強く触って欲しくてたまらなくなる。
(足りない……)
夏樹はもどかしげに腰をくねらせた。
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