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春休み編
第40話*
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ちょっとムッとして「なんで笑うんですか」と言おうとしたら、たくましい腕に抱き締められた。
「バカだな。顔と身体しか好きじゃなかったら、二、三回セックスして飽きてるよ。性格が可愛いからこんなに好きになったんだ」
「……別に俺、可愛げのある性格じゃないです」
「可愛いよ。普段はツンとしてるのに、すごくピンポイントでデレてくれるところとか。隠れた努力家で、身体柔らかくしたり、ケーキ作る練習してくれたり、お茶を勉強しようとしてくれたりさ」
「…………」
「それに、俺のこと追いかけてわざわざ京都まで来てくれた。そんな可愛い事してくれるの、夏樹だけだよ。というか顔と身体にしか興味ないって、相当の節操無しじゃないか。いくらなんでも俺はそこまで変態じゃないぞ?」
「……あっ」
服の裾から手を入れられて、胸元をいやらしく撫で回された。指先で突起をピン、と弾かれ、思わず息が詰まる。
「だ、ダメですよ、こんなところで……! 翔太も戻って来ちゃうし……」
「当分戻って来ないだろ。あいつはそういう空気は読める子だ。それにこの車、外からは覗けないようになってるし」
「そういう問題じゃ……」
「そういう問題だよ。夏樹がそんな不安を抱かなくてもいいくらい、たっぷり愛してやるから。しばらく会えなくなるしな」
「で、でも……後始末はどうするんですか……!」
「それも大丈夫だ。これは俺の車だぞ? 必要な道具は全部揃ってる」
……そんないかがわしい車に乗り込んでしまったことが失敗だったかもしれない。
「バカだな。顔と身体しか好きじゃなかったら、二、三回セックスして飽きてるよ。性格が可愛いからこんなに好きになったんだ」
「……別に俺、可愛げのある性格じゃないです」
「可愛いよ。普段はツンとしてるのに、すごくピンポイントでデレてくれるところとか。隠れた努力家で、身体柔らかくしたり、ケーキ作る練習してくれたり、お茶を勉強しようとしてくれたりさ」
「…………」
「それに、俺のこと追いかけてわざわざ京都まで来てくれた。そんな可愛い事してくれるの、夏樹だけだよ。というか顔と身体にしか興味ないって、相当の節操無しじゃないか。いくらなんでも俺はそこまで変態じゃないぞ?」
「……あっ」
服の裾から手を入れられて、胸元をいやらしく撫で回された。指先で突起をピン、と弾かれ、思わず息が詰まる。
「だ、ダメですよ、こんなところで……! 翔太も戻って来ちゃうし……」
「当分戻って来ないだろ。あいつはそういう空気は読める子だ。それにこの車、外からは覗けないようになってるし」
「そういう問題じゃ……」
「そういう問題だよ。夏樹がそんな不安を抱かなくてもいいくらい、たっぷり愛してやるから。しばらく会えなくなるしな」
「で、でも……後始末はどうするんですか……!」
「それも大丈夫だ。これは俺の車だぞ? 必要な道具は全部揃ってる」
……そんないかがわしい車に乗り込んでしまったことが失敗だったかもしれない。
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