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春休み編
第15話*
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「というか、さんざん俺を口説いたくせに、『家の事情があるから別れてくれ』なんて、そんなふざけた話がありますか。俺は都合のいい遊び人じゃないんですよ? 最後まで責任持てないんだったら、最初から口説かないでくださいよ。あなたとつき合う前の俺を返してくださいよ!」
「夏樹……」
「俺……先生のせいで、どれだけ……っ!」
最後の方は、ほとんど涙声になっていた。
感情が抑えられなくなり、夏樹は市川に詰め寄った。そして噛みつくように自分からキスしてやった。
あまり長いものではなかったが、今までしてきたキスの中で一番苦かった。これは多分、抹茶の苦味だけではないような気がする。
「……先生は何もわかってないです」
涙をこらえながら、夏樹は一言一言並べるようにして言った。
「もう別れれば済む問題じゃないんですよ。俺、先生とつき合うことになって初めて男性を知りました。男性に抱かれることがどういうことか、身をもって経験しました。初めてヤられた時はしばらく後ろの違和感に悩まされましたけど、それが消えてなくなると、今度はどうしようもない疼きに苛まれる。また挿れて欲しくてたまらなくなるんです」
「……え? あ、おい!」
市川を押し倒し、その上に馬乗りになる。
もうなりふり構っていられなかった。
和服の前身頃を掻き分け、市川のモノを取り出し、手で芯を作ってやる。
「ちょ、夏樹……よせって……」
「何言ってるんですか。全部先生が教えたことでしょ」
「いや、まあそうなんだけどさ……」
「ここの敷居を跨いだ時点で、俺はとっくに覚悟を決めてるんです。だから先生も、いい加減腹括ってください」
そう言って夏樹は、下着ごと自分のズボンをずり下げ、尻だけ露出させた。
そして挑発するように市川を睨みながら、勃起した男根を掴み、ゆっくりと腰を落としていった。
「夏樹……」
「俺……先生のせいで、どれだけ……っ!」
最後の方は、ほとんど涙声になっていた。
感情が抑えられなくなり、夏樹は市川に詰め寄った。そして噛みつくように自分からキスしてやった。
あまり長いものではなかったが、今までしてきたキスの中で一番苦かった。これは多分、抹茶の苦味だけではないような気がする。
「……先生は何もわかってないです」
涙をこらえながら、夏樹は一言一言並べるようにして言った。
「もう別れれば済む問題じゃないんですよ。俺、先生とつき合うことになって初めて男性を知りました。男性に抱かれることがどういうことか、身をもって経験しました。初めてヤられた時はしばらく後ろの違和感に悩まされましたけど、それが消えてなくなると、今度はどうしようもない疼きに苛まれる。また挿れて欲しくてたまらなくなるんです」
「……え? あ、おい!」
市川を押し倒し、その上に馬乗りになる。
もうなりふり構っていられなかった。
和服の前身頃を掻き分け、市川のモノを取り出し、手で芯を作ってやる。
「ちょ、夏樹……よせって……」
「何言ってるんですか。全部先生が教えたことでしょ」
「いや、まあそうなんだけどさ……」
「ここの敷居を跨いだ時点で、俺はとっくに覚悟を決めてるんです。だから先生も、いい加減腹括ってください」
そう言って夏樹は、下着ごと自分のズボンをずり下げ、尻だけ露出させた。
そして挑発するように市川を睨みながら、勃起した男根を掴み、ゆっくりと腰を落としていった。
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