市川先生の大人の補習授業

夢咲まゆ

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番外・正月編

第3話*

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 挿れるのはいいが、少し解してからにして欲しい。いくら慣れているとはいえ、乾いたままの状態で突っ込まれたくはない。変態プレイはともかく、苦痛を味わいながらの年越しは勘弁してもらいたかった。

 市川は苦笑しながら、言った。

「冗談だって。さすがにそんなことはしないよ。乾いたまま挿れたら、俺も痛いからな」

 ……だったら最初から聞くなよ、とツッコみたい。

「ん……っ、う」

 尻の割れ目を指でなぞられ、その奥に隠されていた秘所をぐいっと暴かれる。恥ずかしい部分をつぶさに見つめられて、夏樹はかあっと頬を染めた。

 自分ですら見たことのない部分を、赤の他人に凝視される。その生理的な羞恥はもちろんだが、市川に見られることで性的な興奮も覚えてしまった。

 そんな自分も恥ずかしくてたまらなかった。

「う……ん……っ」

 硬い窄まりを軽く指で刺激される。弾力のあるそこは市川の指を跳ね返し、キュッと収縮してひくひく痙攣した。この程度で感じてしまうのも、非常に恥ずかしい。

「あ。そう言えば俺、夏樹のここ、あまり舐めたことなかったわ。あのプールの日以来じゃないか?」
「っ……!?」
「せっかくだから、念入りに舐めてやるよ。その方がローション使うよりいいもんな?」

 えっ、と目を見開いたのも束の間、肛門付近に市川の生温かい舌が這わされた。舌先で閉じている花弁を丁寧にくすぐられ、唾液をたっぷりと中に送り込まれる。反射的に腰が逃げを打つも、市川にガッチリ押さえられているため、身動きがとれなかった。

「うう……ふ、んんぅ……!」
「あー、やっぱイイわ。夏樹を舐めてるとめちゃくちゃ興奮してくる。エロい匂いがぷんぷんするんだもん」
「っ……」
「こりゃ俺も我慢できそうにないな」

 そう言って、市川は夏樹の口に詰め込んでいた下着を取ってくれた。両腕だけは背中で纏められたままだった。どうせなら一緒に外してくれればいいのに。
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