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冬休み編

第14話*

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「あぁ……いやだ、中は……中はやめてぇ……!」
「今更何言ってんだ。これまで何回も出されてんのに」
「あっ、うっ!」
「……さあ、出すぞ」
「いやぁぁ……っ!」

 夏樹の悲鳴と同時に、腹の奥で河口の熱が弾けた。じわりと他人の熱が広がっていく感覚が気持ち悪い。これもまた中出しが嫌な理由だ。

 相手が市川だったら、何をされても幸せになるのに……。

「ん……く……」

 ずるっ、と河口のものが引き抜かれていく。

 ごぼり、と白濁が緩んだ後孔から漏れたが、入口を締める元気もなかった。

 その時、ピーンポーンと家の呼び鈴が鳴った。

 ハッとして夏樹は顔を上げた。

(もしかして……?)

 だが淡い期待を込めて上げた顔は、一瞬にして真っ青に変化した。

「おう、来たか! こっち来いよ」

 バタバタと数人の足音が近づいてくる。

 リビングに入ってきたのは、期待していた人物ではなかった。河口の友人と思しき三人の学生だった。

(う、そ……)

 河口が呼んだ友人は全部で三人。新たな三人に加え、もともとここに二人いる。

 ということは、俺はこれから五人もいっぺんに相手しなきゃいけないってこと……?

 さすがに血が凍り付き、夏樹はリビングの床を這って逃げようとした。

「おい、どこ行くんだよ」

 だが、両手を後ろで縛られていては逃げることもできず、あっさりと一人の男に髪を掴まれてしまう。

 そのまま床に引き倒され、夏樹はジタバタと脚をばたつかせる。

「いやだっ……! もうムリ……!」
「何言ってんだよ~。オレら、今来たばっかなんだぜ?」
「本番はこれからだよな~?」
「あっ……!」

 くるりとうつ伏せに押さえ込まれ、ぐいっと顔を上げさせられたかと思うと、目の前に男のシンボルを突き付けられる。
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